子育てが苦痛・子どもと一緒に過ごす休日はつい叱りすぎてしまう…というママはいませんか?そんな時こそチャンスです!せっかくの休みを子どもとおだやかに過ごすせるイライラしない子育て方法をお伝えします。 |
【目次】
1.子育てが苦痛になる原因はママだった!
2.娘と過ごす休日が苦痛だったかつての私
3.叱りすぎてしまう理由
◆発達障害の様々な特徴が叱られる原因に
◆休日は子どもの行動が目につく回数が増える
4.叱られすぎた子どもはどうなる?
5.イライラしない子育ての秘策は「距離感」
1.子育てが苦痛になる原因はママだった!
間もなく冬休みですね。
クリスマスやお正月とイベントが続く楽しいお休みですが、ママによってはお休みは子どもといる時間が長くて子育てが苦痛…と感じる方もいるのではないでしょうか。
帰省や外出で気が紛れる日もあるかと思いますが、
・小さい子どもをつれての人込みは避けたい
・子どもが人混みが苦手で家にいるのがラク
・お正月もワンオペ
など、ご家庭によっては子どもと家で過ごす時間が長くなることもありますよね。
「せっかくの休みなのに何をして過ごそうか…どうしよう…」と頭を悩ませるのはママ。
子どもが言うことを聞かなくてイライラ。兄弟喧嘩が怒ってイライラ。怒ることも増えてしまい、疲れと自己嫌悪を感じるのもママ。
だから、子育てが苦痛でイライラするママが増えているのかもしれません。しかし、その原因はママにもあるのです!
何が原因かというと…ママが子どもに小言が多くなったり、叱りすぎてしまうことなのです。
・子育てが苦痛と感じる
・イライラしない子育てをしたい
・イライラママを卒業したい
そんな風に思っているのなら、今がチャンスです!イライラしない子育てを手に入れて、子どもとおだやかな休日を過ごせるようになる対応をお伝えしていきます。
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2.娘と過ごす休日が苦痛だったかつての私
家で子どもと一緒に過ごす時間が増えると、普段よりも、ついつい小言が増えて叱りすぎてしまいますよね。
そして、叱ったからといって子どもが言うことを聞くということはあまりないですよね。そこで、イライラしたり、子育てに苦痛を感じてしまうお母さんは多いと思います。
特に、発達障害・グレーゾーンの子どもと過ごす休みは朝から寝るまで叱って過ごし、疲れてしまうということも珍しくありません。
実際、私もそうでした。
娘が幼稚園の年中のときのことです。 正直、土日の休みでさえ一緒にいるのが限界!と思っていたので、娘と過ごす長期の休みは数週間も前から苦痛でした。
そのせいか、休日はあげればキリがないほど娘の行動が気になり、起きてから寝るまでずっと指摘して疲れ果てる日々を送っていました。
娘は自閉症スペクトラム(ASD)と注意欠陥・多動性障害(ADHD)の傾向があり不安と緊張が高く、なおかつ不注意傾向があります。
・歯磨きしているのに、目の前にあるおもちゃで遊び始める
・急に不安が高まり、外出を拒む
・ずっとゴロゴロしていて身支度をしない
などといった様子に毎日イライラして、叱っていました。
親の務めとして娘が困らないように、自分から動いてくれるように促してあげなくてはと強く思っていたのです。
普段からこのような過ごし方をしていたので、娘が休みの日は娘の行動に口を出す回数が多くなり、更にイライラしてしました。
3.叱りすぎてしまう理由
◆発達障害の様々な特徴が叱られる原因に
・何度言っても行動してくれない
・何が気に入らなかったのかわからないけど突然怒り出す
・気持ちの切り替えができずサクサクと次の行動に移せない
などの発達障害・グレーゾーンの子どもが叱られる行動をするのには、理由があります。
それは、脳の発達の特性があるからです!その子自身が怠けているわけでも、お母さんの育て方が悪いわけでもないのです。
◆休日は子どもの行動が目につく回数が増える
幼稚園や学校に行ってくれていれば、離れている時間が確保できるため、お母さんが叱りすぎることもなく子どもとの関係を見直せる時間もでき、心に余裕が生まれます。
しかし、ただでさえ一筋縄ではいかないのが発達障害・グレーゾーンの子育て。
長期の休みとなれば、休み中でも活リズムはちゃんとしなくては…と必死になり子育てに疲れて次第に苦痛を感じてしまいますよね。
さらに、休日は一緒に過ごす時間が長いので子どもの行動が目につく回数も増えてお母さんの文句や小言が多くなってしまいます。その結果、叱りすぎになってしまうのです。
自然に口をついて出る言葉もネガティブなものが多くなり、せっかくの休みを台無しにしてしまいます。
4.叱られすぎると子どもはどうなる?
叱られすぎると子どもはどうなってしまうと思いますか?
それは…どんどん自分でやる気を失ってしまうのです。
やる気を失うと…
↓
行動しなくなる
↓
さらに叱られる
↓
ますますやる気を失くす
といった負のループにおちいります。
さらに、叱られすぎた子どもは何が大切なのかを自分で考える機会を奪われてしまいます。そうすると、考えて行動することが減り、脳の発達も促されません。
やる気を失くした子どもと行動を促そうと叱りすぎる母親…このような関係ではうまくいくはずはありませんよね。
しかし、子どものやる気の減退も、娘子ど子どもと過ごす時間が苦痛で仕方がないと思うことも、あることを意識することでお互いが心地よい時間に変えることができるのです。
次にお伝えしますね。
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5.イライラしない子育ての秘策は「距離感」
子育てに疲れて苦痛を感じ、イライラママだった私が、子どもと過ごす休日を心地よい時間に変えることができた、たった1つのこと。
それは、子どもとの距離感を意識すること!
「子どもとの距離感」と聞いて、ピンとこない人が多いかもしれません。私もその一人でした。
「子どもとの距離感」を意識するということは、子どもの領域に入り込まないということです。
以前の私は子どものために良かれと思ってしていたことが叱りすぎる原因に繋がっていました。つまり、距離感でいうと近すぎて子どもの領域にも入り込んでいたのです。
これではお互い苦痛を感じても仕方がないですよね。
お母さんの気持に余裕がないと…お子さんの気持も落ち着かず、どちらもイライラしてしまいます。
そんな悪循環を起さないためにも
・完璧を求めない
・子どもが自分でしっかり考える時間を持てるようにする
・お母さんが本当に伝えたいことだけに絞り、それに触れたときだけ諭す
というよう距離感を意識してみてください。
日々のストレスから子育てが苦痛に感じ、自分の子どもなのに一緒に居たくない…と感じてしまうこともあると思います。
そう感じてしまうことを恥ずかしいことや自分はひどい親だと思い責めないでください。子育てが苦痛と感じた時こそ自分の子どもへの関わり方を見直しすチャンスです!
イライラしない子育てにシフトチェンジしていきましょう。辛いと思うことが乗り越えられたとき、子どもと笑えるようになります。
お母さんが笑顔になると、お子さんも自然と笑顔になりますよ。
そして、 子どもと一緒に過ごす時間に心地よい距離をお互いが感じられることで、おだやかに過ごすことができるようになります。
なによりも可愛い我が子との時間は取り戻すことはできません。ですから今を大事に過ごしてほしいと思います。
ぜひ、お子さんとの距離感を意識してみてください。休みが終わる頃には、子どもが学校に行くことに寂しさを感じるようになっているかもしれませんよ。
我が子に行った対応があなたの困りごとの解決のヒントになれば幸いです。
子どもの感情に巻き込まれない対応をしたママにはこちらの記事がお勧めです。
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執筆者:みずおち梨絵
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)