発達障害グレーゾーンの幼児をお持ちの方で、周りの子と比べて「うちの子は言葉が遅いから心配」というお母さん必見です。焦って教え込もうとしても、そう上手くはいきません。お母さんと一緒に遊びながら楽しく言葉の発達を伸ばす方法をお伝えします。 |
【目次】
1.発達障害グレーゾーンの幼児に指摘や指示ばかりの会話では脳が発達しない
2.言葉が遅くて説明が苦手だった息子に間違った対応をしていた私
3.発達障害クレーゾーンの子どもたちがお母さんと一緒に遊びながら言葉を伸ばす方法
1.発達障害グレーゾーンの幼児に指摘や指示ばかりの会話では脳が発達しない
発達障害グレーゾーンの幼児をお持ちのお母さんの中には、お子さんの言葉が遅いことを心配に思っている方も多いのではないでしょうか?
・3歳児検診で、「周りの同じ歳の子どもはペラペラ喋っているのに、うちの子は会話のキャッチボールができず、とても幼く見える」と感じた。
・3語文は3歳代が言葉の発達のおおまかな目安と言われているが、2語文でさえもまだあまり話さない。
・ママ友に相談してみたけど、「男の子ってそんなもんだよ、入園したらきっと突然話し出すよ」と言われた。
・言葉の発達を伸ばすのに読み聞かせが効果的だと聞いたので絵本を沢山読もうとしたけど、全く興味を持ってくれない。
こうった経験をされたお母さんたち!焦って指示や指摘ばかりの会話になっていませんか?
心配ですよね。心配だから焦ってしまう気持ち、よく分かります。
ですが、指示や指摘中心の会話では、そこで脳がストップしてしまい、言葉を伸ばすことは難しくなります。
脳がストップした状態では、私達の言葉がきちんと子どもに伝わらないからです。
2.言葉が遅くて説明が苦手だった息子に間違った対応をしていた私
私も息子の言葉が遅いことに悩んでいたひとりです。
ちょうど3歳を過ぎ入園を間近に控えた頃、周りの子ども達と比べることで不安になってきました。
何かを質問しても、分かるように説明ができなかったり、全く見当違いの返事をしたりすることが多く、このまま入園して先生の話を聞けるのだろうか、お友達とのやり取りが成立するのか、心配が増してきました。
教え込まないといけない!
焦った私がした行動は、
・質問攻め
・言い間違いを指摘して正しく話させる
こういった行動でした。
それではコミュニケーションの楽しさを伝えることは不可能ですよね。
3.発達障害クレーゾーンの子ども達がお母さんと一緒に遊びながら言葉を伸ばす方法
ある日、一緒にお気に入りのDVDを観ていた時です。
息子が突然音を消してミュートで観はじめました。
最初は「聞こえないよ〜」「音大きくして〜」と言っていた私ですが、息子がそのまま観続けるので、流れている映像の実況中継をしてみたのです。
「おさるさん、転んじゃったね、痛いって泣いてるね、かわいそうだね、大丈夫かな?」
「みんなが集まってきたね、これから何が始まるんだろうね、ドキドキするね」
DVDからの音がない分、私の声が息子に届きます。
息子も私の何気ない質問に答えたり、たどたどしくても実況中継を真似してみたりと、一緒に遊びながら言葉の発達を伸ばせる!と思った瞬間でした。
・登場人物は何をしている?
・どんな表情?
・どんな気持ちなのかな?
こういったことを中心に話すことで、人の気持ちを考えながらコミュニケーションのとり方を身につけることができます。
子どもが必死に伝えようとしていることに対して、お母さんが共感してあげることが子どもを話し上手にする大切なポイントです。
闇雲に教え込もうと焦っても、上手くはいきません。
会話のキャッチボールをもっと上手にさせてあげたい、人の気持ちを理解し、語彙力を増やしてあげたいなど、お子さんの言葉の遅れで不安や心配を感じているのであれば、ぜひ一度お試しください!
お母さんのお膝にお子さんをのせて、一緒に遊びながら無音のDVD実況中継をするだけです。
お子さんも喜び、言葉・会話力も伸ばせて一石二鳥間違いなしです!
親子の時間がもっと楽しくなる方法はこちらから!
執筆者:渡辺咲
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)