今回のテーマは『特性がある子への自己肯定感を高める声かけ』ですが、そもそも特性がある子の自己肯定感について、いろんな親子と接してこられてきて、感じていることはありますか?
AERA with Kids 編集部
小林さん
押しなべて自己肯定感が低いのが特徴です。
子どもも自己肯定感が低いし、やっぱりお母さんも疲れて自己肯定感が低くなってしまっていること多いんです。
子どもの自己肯定感の低さは大きく分けて3パターンあると思っています。
➀子どもの特性によってそもそも不安が強いことから、もともと己肯定感が低くなりやすいタイプ
➁だんだん子どもの年齢が大きくなってきて、自分が周りと違うかもしれないということを本人が気づいてきて、だんだん自己肯定感が下がっていくタイプ
➂怒られ続けて自己肯定感が低くなっていくタイプ(ママたちの悩みの多いところ)
経験的には自己肯定感が高い子のほうが脳の発達が進みやすいです。良く行動するし、良く会話をするし、良く動くので、脳を使う子は自己肯定感が高いです。自己肯定感は低いよりは高いほうが良いですね。
発達科学コミュニケーショントレーナー
学術博士、臨床発達心理士
吉野加容子