2学期はお子さんの「乗り越える力」を育てましょう!

皆さんのお子さんは、夏休みにお母さんが願った姿に近づきましたか?近づけた人も近づけなかった人も、2学期は目標を持って過ごしてみませんか?子どもの「乗り越える力」を育てることで、長くて行事の多い2学期をスムーズに過ごしましょう!
 

【目次】

 

1.夏休み、お子さんは願っていた姿に近づきましたか?

 
 
私たちの子どもはおうちが大好きだったりしますよね。ですから、夏休みって子どもを成長させるチャンス!だったとも言えるんです。
 
 
いかがですか?皆さんのお子さんは、この夏休みに願っていたような姿に近づきましたか?
 
 
私は「終わりよければすべて良し!」という言葉がありますが、「はじめよければすべて良し。終わりよければなおも良し。」 とも感じています。
 
 
だとしたら、夏休みの始め方どうだったかな?
 
 
我が子は待望の寝台特急カシオペアに乗ったことがとっても楽しい思い出のようです。その話をず〜っとしてます笑
 
 
この状況こそが私が夏休み前から想い描いていたモノです!(宿題を終わらせることよりも…)
 
 
 
 
どんなことで感情が動くのか?それがどんな感情なのか? で、これからどうする?
 
 
こんな感情の動き、それも楽しいことへ動いた感情があると、わたしががんばって前向きにしなきゃ!ポジティブな声かけをしなきゃ!とならずにラクになっちゃうんです。
 
 
このように夏休みなら夏休みの「始め方」「何をどうしたいか?」という母親としての想い・子どもの感情の描き方で毎日が変わってくると思います。 人生はなかなか思い通りにはいかないものだけど。 想ったとおりにしかならないから!
 
 
だとしたら、2学期が始まった今、どのような目標を立てますか?
 
 

2.2学期の目標は「乗り越える力」をつけること!

 
 
夏休み明け9月1日が一番苦しいとも言われている時期ですね。この時期は、感情がとにかく乱れやすい
 
 
そして新型コロナウイルスがまた猛威を振るっており、引き続き、園生活・学校生活に影響を与えていくでしょう。かつ、2学期は1年で一番長い学期!一番行事も多いのです!
 
 
自信がない子どもが自信のなさを加速させてしまう因子が、周りにたくさん転がっているのです。
 
 
そんな時、感情が乱れて荒れたり落ち込んだり… 「どうせ、僕なんて…」 と発言が続き、気持ちは沈み動けなくなってしまいます。そして、行動力が落ちていく…
 
 
これは、SOSのサインなのです! だとしたら、今から対応してあげることが大切です。
 
 
 
 
では、どうすればいいのか? それは…「乗り越える力」をつけていく!に尽きます!
 
 
学校や園での生活をどうにかしよう!とするのは難しい。だから、子ども自身のチカラを高めていきたいのです!
 
 
それも根性とか気合いとかではなく脳を育てた上での 乗り越えるチカラです!
 
 

3.どうやったら「乗り越える力」をつけられる?

 
 
では、どうやったら「乗り越える力」をつけられるのでしょうか?それは、子どもに合わせた脳に伝わるストレスフリーな声かけをして成長させていくことです。
 
 
例えば同じ行動、着替えをする場合でも、3分でささっとできる子どもと、10分かかる子どもがいますよね。お⺟さんからみたら、⾏動が早い子どもの⽅が⽴派・うらやましいと思うかもしれません。
 
 
しかし、⾏動の早さは結果に過ぎません脳を成⻑させるには、⾏動すること・⾏動させ続けることが⼤事なのです!
 
 
とは言え、10分間脳を⼀⽣懸命動かし続けるのは、子どもにとっては実は⼤変なんです。だから、子どもは行動を途中でやめたくなったり、余計にのんびりになったりしているのです。 
 
 
子どもが脳を一生懸命動かしていること、大変だから行動がのんびりになってしまうことはわかりましたね!だけれども、お⺟さんの本⾳は『もっと早くしてほしい!』ですよね。 
 
 
ならば、子どもが⾏動を続けられる声かけをしたり、⾏動が早くなるための⾃信をつけてあげてほしいのです!
 
 
つい、発達凸凹の子どもに⾔ってしまっている⾔葉『早くして!』、『まだできてないの!?』『何回⾔ったら、分かるの!?』。私たちが⼦どもにかける⾔葉は、そのまま⼦どもの脳に記憶されます。
 
 
この⾔葉を⾔い続けられると脳の中でネガティブな情報として記憶され、ずっと引きずってしまいます。脳を育てたいのに、ネガティブな⾔葉は脳の成⻑をストップさせてしまうのです。 
 
 
そして、子どもは自分に⾃信がなくなり、⾃⼰肯定感が下がり、⾃分で動こうとはしない指⽰待ち⼈間になってしまいます。もちろん「乗り越える力」なんて育つはずがありません。
 
 
行動がゆっくりでも行動している⼦どもは、頑張って脳も使っている、脳を成⻑させているのです。ですので、⼦どもがその⾏動が続けられるような⾔葉を使っていきましょう!
 
 
⾔われて傷つく⾔葉より、うれしい⾔葉 ・やる気になる⾔葉を多く使いましょう! 
 
 
 
 
脳には育つ順番があります。脳を育てる言葉があるのです!お母さんしかできないことがあります!愛情ゆえの心配・不安になってしまうお母さんだからこそ知ってほしいのです。
 
 
2学期は、行事が多く、発達凸凹の子どもは自信を失いやすい時期です。 この時期に、お母さんが、お子さんの行動をストップさせない言葉をかけて、お子さんの脳を育てて、「乗り越える力」をつけてあげましょう!
 
 
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執筆者:今村裕香
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 
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