発達障害の子どもの言い訳に困っていませんか?口を開けば「でも…」「だって…」と言うのは自己肯定感が低いのが原因です。大丈夫!お母さんの言葉の選択で、お子さんの気持ちが変わり、言い訳もなくなりますよ♪ |
【目次】
1.発達障害の子どもの言い訳に要注意!自己肯定感が低いことが原因です
「あー言えば、こー言う」言い訳ばかりで困ること、ありませんか?
・こっちは教えてあげたのに、「知ってるから!」「やろうと思ってた!」と言い訳
・何かを指摘すると「僕じゃないもん!」「そんなの聞いてない!」と言い訳
・毎日毎日、「でも…」「だって…」の繰り返し
このような子はズバリ!自己肯定感が低いと思われます。
そして、その自己肯定感の低さが、言い訳の原因ですよ!
どういうことかというと、自分が間違えたこと、できなかったことで
「お母さんに怒られたくない!」
「お母さんに嫌われたくない!」
「自分の評価を下げたくない!」
という自己防衛心が働き言い訳をしているのです。
簡単に言うと、自信がないから言い訳をして、自分を守ろうとしているのです!
発達障害・グレーゾーンの子どもは、特性による行動を「わがまま」と勘違いされ、怒られる機会が多いです。
そのため、自己肯定感が低くなったり、自信を失ったりしやすいので、注意が必要です。
それでは、言い訳をなくすには、どうしたら良いのでしょうか?
2.大人も子どもも気持ちは一緒。よい言葉を選べば子どもの言い訳をなくせる!
言い訳ばかりだと、ついイライラしてしまい、「言い訳ばかり言わないの!」「なんでちゃんとやらないの!」「さっきも言ったでしょ!」と言っていませんか?
ここで考えて欲しいのです。
「お母さんに怒られたくない!」
「お母さんに嫌われたくない!」
「自分の評価を下げたくない!」
と言う感情は、私たちの対応・言葉かけが作り出しているものではないですか?
大人でも、間違えたこと、できなかったことを言い続けられると、責められていると感じて言い訳を言うこと、ありますよね?
例えば、仕事で失敗をしたときに上司から、
「なんでちゃんとできないんだ!」
「いつも言っているだろう!」
「君は〇〇だからいけないんだ!」
などと、叱られたり、問い詰められたりすることが続いたら、みなさんはどんな気持ちになりますか?
少しでも怒られないように、自分の責任を減らすように、「実は、〇〇なんです」と言い訳を言いたくなりませんか?
子どもも一緒です。自分が間違えたこと、できなかったことを叱られたり、責められたりすると、言い訳を言いたくなります。
また、「なんで○○なの?」と親に聞かれたときに、せっかく素直な気持ちを話したのに怒られた、という経験をしても、自分を守るために言い訳を言うようになります。
そして、叱られることが続くと、言い訳がどんどん上手になったり、嘘をつくようになったりするのです。
特に、発達障害の子どもは、嫌な記憶を忘れにくい特性があるので、注意が必要です。
子どもの言い訳を上手にさせたいですか?嘘をついて欲しいですか?
違いますよね。言い訳や嘘をつくのではなく、素直でいて欲しいと思いますよね。
だとしたら、私たちの言葉を変えていきましょう!
私たちの今までかけてきた言葉が、いつの間にか子どもの自己肯定感を下げ、言い訳を作っていたのです。
逆に考えると、私たちの言葉を変えれば、子どもの自己肯定感を上げて、言い訳をなくすことだってできるのです!
3.言い訳をなくすためにできる最良の選択を!
言い訳をなくすためには、子どもを受け止め、肯定することが大事です。言い訳が続くときは、言い訳をする子の姿も、そのまま受け止めてあげましょう!
まずは、「そっか〜〜〜」と聞き流す勢いで、対応してあげてくださいね。
そして、言い訳しているときも、大事なのは肯定の言葉!
・「トイレに行けたね」「お着替えしてるね」「顔を洗えたね」など、⼦どもがしていること、できていることを、そのまま⾔葉にしてあげる実況中継
・「~してくれてありがとう」という感謝の言葉
・「なにを書いたの?」「これはなんて言うの?」「へぇ~知らなかった!」など、興味や関心を示す言葉
・「そうだよね~」「お母さんもそう思う!」という同意の言葉
など、脳に届く言葉を使って、褒めたり、認めてあげたりすることで、自己肯定感が上がり、いつの間にか言い訳がなくなって、素直さが伸びていきますよ!
発達障害の有無に関わらず、子どもが素直になっていくので、ぜひ、お家でやってみてくださいね♪
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執筆者:今村裕香
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)