きょうだい喧嘩での暴力が止まる!発達障害アスペルガータイプの子どもへの対応とは

きょうだい喧嘩での子どもの暴力に困っていませんか?暴力はすぐにでも止めたいですよね。でも、発達障害アスペルガータイプの子の暴力は、子どものSOSかもしれません。子どもをよく観察し親が対応を変えることで、暴力が止まった実例をご紹介しますね。
 

【目次】

 

1.きょうだい喧嘩での兄から妹への暴力

 
 
現在中学1年生の息子が小学5年生の時、私は、きょうだい喧嘩での息子から妹への暴力に悩んでいました。
 
 
息子は、妹と仲よく遊んだり、自分が友達と遊ぶ時に一緒に連れて行ってくれたりと、やさしい面もありました。
 
 
でも、妹が癇癪を起こしたり、自分の気に入らないことをすると、妹を追いかけ捕まえて、叩いたりをふるうことありました。
 
 
私が止めようとした時、私に向けて怒りを向けることもありました。
 
 
 
 
妹が自分の部屋へ逃げて、ドアをしめて閉じこもると、ドアを叩いたり蹴ったりということが、30分くらい続いたこともありました。
 
 
そのため、妹にも、夜泣きをしたり、癇癪がひどくなったり、私への態度が反抗的になったり、という影響がありました。
 
 
それに加えて、私の方も、子のできていないことばかりが目につき、毎日のように、
 
「いつまでテレビを見てるの!」
「なんで先に宿題をやらないの?」
 
とイライラしながら言っていました。
 
 
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2.暴力の理由は発達障害アスペルガータイプの特性にあった!

 
 
息子はなぜ妹に暴力をふるうようになったのでしょうか?
 
 
私が思い当たったのは、転校した学校でのストレスが大きかったことでした。背が小さい息子は、学校でからかわれたり、いじられたりするのが嫌だ。授業はいいけど、休み時間が嫌いだと言っていました。
 
 
また、息子をよく観察していると、妹の大きすぎる声や癇癪に反応することが多く、大きな音にもストレスを感じているようでした。
 
 
息子はアスペルガーの診断を受けていたので、発達障害アスペルガータイプについて調べてみると、息子が暴力をふるう原因となったストレスは、次のような特性からきていることが分かりました。
 
 

◆コミュニケーションが苦手

 
 
アスペルガータイプの子どもは、表情や声のトーンから、相手の気持ちや感情を読み取ることが苦手です。
 
 
また、言葉をそのままの意味でうのみにしてしまう傾向があるため、人の発言を勘違いしやすく傷つきやすい面を持っています。
 
 
息子も、友達からのからかいやイジリを深刻に受け止めてしまったため、ストレスがたまったようでした。
 
 
 
 

◆感覚過敏

 
 
アスペルガータイプに限らず、発達障害の子どもは、視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚という五感がとても敏感な場合があります
 
 
例えば、服のタグをいやがったり、ザワザワした教室で過ごすことに苦痛を感じたりする場合があります。
 
 
息子の場合も聴覚過敏があり、娘の大きすぎる声や癇癪に耐えかねて、暴力をふるっていたようでした。
 
 
つまり、息子の暴力は、日ごろのストレスに耐えかねたSOSの表れだったのです。発達障害の特性がある子どもには、お母さんもその特性を理解した上で、対応してあげる必要があります。
 
 
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3.お母さんの対応を変えよう!きょうだい喧嘩での暴力を止める方法とは?

 
 
では、私はどうやって息子の暴力を止めることができたのでしょうか?
 
 
1年以上も悩んでいた私が、発達科学コミュニケーションを学んでやったことは、肯定を増やすことです。
 
 
私は、息子のストレスを理解した上で、当たり前だと思うことでも、息子ができていることに目を向けるようにしました。
 
 
宿題を、学校から帰ってきてすぐやらなくても、やり始めたら、「宿題やり始めたね。」
 
 
起こされて起きてきたとしても、「起きてきたね。」
 
 
このように、息子がやったことをそのまま伝えるようにしました。
 
 
私が対応を変えたことで、息子のストレスが減り、妹への暴力がおさまってきました
 
 
 
 
イラっとしても、軽く叩いたり、文句を言ったりする程度になりました。
 
 
この間は、自分の悪口を言われた息子が、妹を追いかけ始めたのですが、途中から「運動してるんだ。20分走ったらやめるね。」と言い、妹と一緒に走った後に、妹をくすぐりながら、二人で笑い合っていました。
 
 
私は、怒りを自分で止めることできた息子を見て、うれしくなりました。
 
 
妹の方も、夜泣きはすっかりなくなり、癇癪や反抗的な態度もずいぶん減りました。
 
 
発達障害があってもなくても、暴力をふるう子どもには、理由があるはずです。
 
 
たとえどんな理由だとしても、お母さんが肯定的に見てあげることで、子どもは変わります
 
 
お子さんの対応に困ったら、ぜひ試してみてくださいね。
 
 
 
 
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執筆者:佐藤とも子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
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