切り替えが苦手なASDグレーゾーンの子どもが動き出す!効果的な指示の出し方3つのコツ

切り替えが苦手 ASDグレーゾーン
「何度言っても動かない…」切り替えが苦手なASDグレーゾーンのお子さんにイライラしているママはいませんか?行動の切り替えがスムーズで毎日がラクになる具体的な方法をご紹介します!
 
 

1.ASDグレーゾーンの子どもにありがちな悩み

 
 
「お風呂入りなさい!」
 
 
「ゲームやめなさい!」
 
 
「早く片付けなさい!」
 
 
何度言っても動かない子どもに、毎日イライラしていませんか?
 
 
自閉スペクトラム症(ASD)グレーゾーンのお子さんは、次のような特性を持つことが多く、指示に従うのが難しいことがあります
 
 
・行動の切り替えが苦手
・ルールを守るのが苦手
・気持ちの切り替えが苦手
・見通しを立てるのが苦手
 
 
これらの特性により、指示をスムーズに受け入れられないことが多いのです。
 
 
やる気がでない
 
 
 うちの子、どうして家ではこんなに荒れるの?
\ママの正しい対応で子どもがグッと素直になる!/

家でははげしい癇癪 記事中バナー

 
 

2.叱るのはNG!切り替えが苦手なASDグレーゾーンの特性に配慮を!

 
 
切り替えが苦手なASDグレーゾーンの子どもは、普段から叱られることが多く、自信を失いやすい傾向があります。
 
 
特に注意したいのは、ネガティブな記憶を残しやすい特性です。
 
 
叱ることで
 
 
苦手意識が強まる
 
 
劣等感を抱きやすくなる
 
 
その結果、指示や命令口調では動けるどころか、さらに動かなくなってしまう場合があります。
 
 
これでは親子ともにストレスが溜まる一方です。
 
 
怒る親子
 
 

\入学・進級前の今こそ身につけたい/
 不安が強い子の自信のつけ方とは⁈
▼▼

記事中下用バナー

 
 

3.効果的な指示の出し方は「近づいて・笑顔で・ゆっくりと」

 
 
ASDグレーゾーンの子どもがスムーズに動けるようにするには、次の3つのコツがポイントです。
 
 
1.近づいて
 
2.笑顔で
 
3.ゆっくりと
 
 
例えば「お風呂に誘う」場合は
 
 
・近づく:子どもの目線に合わせて、優しく「〇〇くん」と名前を呼ぶ。
 
・笑顔で伝える:「お風呂の時間だよ」と安心感を与えるように話す。
 
・ゆっくりとしたトーンで:急かす口調ではなく、落ち着いたペースで話す。
 
 
このシンプルな工夫だけで、驚くほど子どもの反応が変わります
 
 
 
 

4.なぜこの方法がASDグレーゾーンの子どもに効果的なのか?

 
 
ASDグレーゾーンの子どもは、急な指示や大きな声に敏感です。
 
 
そのため、
 
 
・近づいて話すことで安心感を与えて、声だけで伝えるより、近くで話すことで指示がしっかり伝わります
 
 
笑顔で指示を出されると「怒られていない」という安心感を与え、子どもが動きやすくなります
 
 
・ゆっくりとした話すことで、理解を助けます
 
 
焦って早口になると、子どもが指示を理解できず混乱してしまうことがあるので、なるべくゆっくりと間をとりながら会話して、子どもの理解を助けましょう
 
 
 
 

5.指示の出し方を変えるだけで得られる効果

 
 
「近づいて・笑顔で・ゆっくりと」を実践するだけで
 
 
・「お風呂に入りたくない!」と叫んでいた子が、自分から動き出すようになる!
 
 
・片付けが嫌いだった子が、スムーズに行動を始める
 
 
親の指示の出し方を少し変えるだけで、子どもの行動がポジティブに変化します。
 
 
ぜひ切り替えが苦手なASDグレーゾーンの子どもへは、いつもの指示の出し方を少し変えてみましょう!
 
 
切り替えが苦手なASDグレーゾーンのお子さんへの指示出しでは、「叱る」ではなく、何よりも「安心感を与える」 ことが大切です!
 
 
1.近づいて
 
2.笑顔で
 
3.ゆっくりと
 
 
ぜひこの3つを忘れないでくださいね!
 
 
この3つを意識するだけで、親子の毎日がぐっとラクになります。
 
 
今日から試してみて、子どもの変化を感じてみてください!
 
 
ハグする親子
 
 
 
 
 
執筆者: いたがき ひまり
発達科学コミュニケーション マスタートレーナー
 
 
タイトルとURLをコピーしました