子どもがごはんを食べない!偏食を改善するためにするべき対応とは

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子どもが同じものしか食べない、工夫をしても食べてくれない、とお悩みではありませんか?栄養面を心配する気持ちから「毎日子どもを叱ってしまっている・・・」というママに届けたい!子どもと一緒に食事を楽しめるようになる対応を2つ紹介します!
 
 

1.子どもがごはんを食べてくれない!悩んでいるママ必見!偏食への対応とは

 
 
栄養バランスを考えて一生懸命作ったごはんを子どもが食べてくれないと、すごく悲しいですよね。
 
 
また、毎日同じものしか食べなかったり、お菓子ばかり食べたがるようだと、「栄養は足りているのかな」と心配になります。
 
 
「ごはんを食べるだけなのに、時間と労力がこんなにかかるなんてやってられない!」
 
 
ママがそう思うのも無理ありません。
 
 
だって、食事の時間は1日に3回もあるんです!
 
 
その度にママも子どももストレスを溜めていては、他にも悪影響が出てきてしまうので、早く手を打って状況を変えていきましょう!
 
 
好き嫌いで泣く子供
 
 

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2.食わず嫌い?!それともわがまま?!自分の育て方が悪かったのかもと悩む日々

 
 
わたしには発達障害グレーゾーンの息子がいます。
 
 
離乳食は問題なく完了できたのに、年齢を重ねるにつれて食べられるものが減っていき、3歳になる頃には、「チャーハンかカレーしか食べない」と言うようになってしまいました。
 
 
さらに、いつもと違う具材が入っていたり、焦げてしまった部分があったりすると、一度口に入れても吐き出してしまったり、「これじゃない!」と怒って食べてくれなかったり…
 
 
メニューがいつも同じなので、少しでも栄養の偏りをなくしたいと思い、色々な具材を細かく刻んで入れてみたり、
 
 
デザートに旬のフルーツをつけてみたりと、できる限りの工夫をしていましたが、息子に受け入れてもらえたことはほとんどありませんでした
 
 
体が弱い子だったので、「これも食事に偏りがあるせいかもしれない」との焦りから、「ちゃんと食べないとお熱出ちゃうよ!」と脅してしまうこともよくありました。
 
 
いつまで経っても大人のメニューの取り分けを食べてくれないので、いつでも息子用と大人用とを準備しなければいけないし、
 
 
外食も一切食べてくれないので、買ってくるということも出来ませんでした。
 
 
そんなストレスがどんどん溜まり、楽しかったはずの毎日の食事が憂鬱なものになっていきました。
 
 
怒られ続けていた息子も、ツラかったと思います。
 
 
私は、なぜ息子が同じものしか食べたがらないのか理由がわからなかったので、「食わず嫌いなのではないか」とイライラしていたのです。
 
 
イライラする女性
 
 

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3.子どもがごはんを食べたがらない理由とは

 
 
発達障害の子どもが「極端に同じものしか食べたがらない」のは「食わず嫌い」という言葉で片づけられません。
 
 
実は、脳の特性に原因があるのです。
 
 

・感覚過敏を持っている

 
 
発達障害の子どもは、あらゆる感覚が過敏である可能性が高いと言われています。
 
 
食事の面で考えると、
 
・見た目が受け付けない
・舌触りが気持ち悪い
・熱すぎる/冷たすぎる と感じてしまう
・匂いがキツいと感じてしまう
・口を大きく開けると痛いような気がする
 
などが当てはまります。
 
 
感覚過敏を抱えている子どもの脳は、未熟がゆえに私たちが感じている何倍も強く刺激を受け取ってしまうので、「食べない」のではなく、「食べられない」のです。
 
 

・食事に興味がない、良い印象がない

 
 
そもそも、発達障害の子どもは自分の興味のないことに取り組むのが苦手です。
 
 
一定の時間座ってごはんを食べなければいけないという状況自体がストレスだと感じている可能性があります。
 
 
また、周りの大人が理解を示さず、食事のたびに「きちんと食べなさい!」と怒ったり、無理に食べさせようとしたりすることで、
 
 
「食事=嫌なこと」という印象を持ってしまっている可能性もあるでしょう。
 
 
理由
 
 
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4.子どもとの食事を憂鬱な時間から楽しい時間へ!好循環を作る対応2選

 
 
では、どのような対応をすれば、子どもがごはんを食べてくれるようになるのでしょうか。
 
 
効果的な2つの対応をご紹介します!
 
 

①子どものこだわりを否定せず、とことん付き合う

 
 
まずは、子どもがどのようなところに嫌悪感を感じているのかを知る必要があるので、食事中の子どもの様子をよく観察しましょう。
 
 
その時、「良いことか悪いことか」のジャッジをせず、ありのままの姿を受け止めてあげるということが大切です。
 
 
「ちょっと熱かったよね」 「この食感が嫌なんだね」 などと共感しながら、子どもの感覚過敏に寄り添ってあげましょう。
 
 
また、出来ることであれば、その場で子どもが嫌だと感じているものを取り除いてあげてください。
 
 
具体的には
 
・温度を子どもにとっての適温にする
・切るなどして大きさを変える
・苦手な部分(皮や種など)を取り除く
 
このような対応です。
 
 
メニューにこだわりがある場合は、最初は子どもが望むものを作ってあげるとよいでしょう。
 
 
大変に感じるかもしれませんが、そうすることで子どもの情緒が安定し、「食事を摂る」という態勢が整っていくので、結果的にはママもラクになりますよ!
 
 

②無理に食べさせようとしない

 
 
「なんでも食べられるようになってほしい」
 
「まんべんなく栄養を摂ってほしい」
 
という気持ちから、「これ美味しいから食べてみて!」と声をかけるというママが多いのですが、
 
 
実は発達障害の子どもにとっては、こういった声掛けが負担になってしまっていることが少なくありません。
 
 
まずは、食べられるものを美味しく楽しく食べられるようになるということが目標なので、新しいものを食べさせようとすることは控えましょう
 
 
しばらく同じメニューしか食べられなかったとしても、明るく肯定的な声掛けをするように心がけてくださいね。
 
 
 
 

5.食べることに興味を持てるようになった息子の成長

 
 
思い切って対応を変えてみたところ、息子はどんどん食べられる量が増えていき、毎食出された分は完食できるようになりました。
 
 
また、食べるスピードもすごくはやくなったのです!
 
 
さらに、誰かが何かを食べているのを見て、「僕も食べてみたい!」と自ら言うようになりました。
 
 
最近は食に対してより興味が湧いてきたようで、台所に立ち、よくお手伝いをしてくれます。
 
 
自分が食べることだけではなく、作ったものを家族が食べてくれることに喜びを感じているなんて、悩んでいる頃には想像もできませんでした。
 
 
今、ママと子どもがお互いにストレスを感じているからこそ、そこから解き放たれるとグンとラクになり、成長します!
 
 
ぜひ、試してみてくださいね。
 
 
 
 
 
 
 
執筆者: 中谷 そら
発達科学コミュニケーション トレーナー
 
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