「私が悪いの…?」と悩むHSPママへ。カサンドラ症候群と向き合うために知っておきたいこと

カサンドラ,HSP
夫と子どもとの関係がうまくいかないのは、あなたのせいではありません。本記事では、HSPママが陥りやすい「カサンドラ症候群」について、わかりやすく解説します。
 
 

1.「私が悪いのかな…」と毎日責めていませんか?

 
 
✔️夫や子どもと話していても、何だかかみ合わない
 
✔️夫や子どもからの言葉はいつも淡々としていて、まるで自分の気持ちが届いていないような感覚になる
 
✔️夫や子どもにも発達の特性があり、こだわりが強くてうまく対応できない自分に落ち込んでしまう
 
 
家族との関係がうまくいかず「私の努力が足りないのかも」毎日自分を責めているママはいませんか?
 
 
特に、HSP(Highly Sensitive Person)=ひといちばい敏感な気質を持つママは、家族のちょっとした反応にも傷つきやすく、「わかってもらえない」という思いを抱え込んでしまいがちです。
 
 
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2.もしかしてそれ、「カサンドラ症候群」かもしれません!

 
 
家族に自閉スペクトラム症、特にアスペルガー傾向がある場合、日常会話や感情の共有が難しいと感じることは珍しくありません。
 
 
「わかり合えない」「共感されない」といった関係の中で、情緒的な孤立を深め、心がすり減ってしまう…。
 
 
そんな状態を表す言葉が、カサンドラ症候群です。
 
 
〜カサンドラ症候群とは?〜
カサンドラ症候群とは、発達特性(主にアスペルガー傾向)のあるパートナーや家族との関係によって、慢性的な孤独やストレス、不調に陥る状態を指します。
 
 
〜主な症状〜
・会話のかみ合わなさにより、心が通わないと感じる
・自分の感情や思いが否定されているように感じる
・疲労感、うつ、無力感、自己否定
・「私さえ我慢すれば…」という思い込みからくる過剰な自己犠牲
 
 
カサンドラ症候群は医学的な診断名ではないものの、心のSOSとして深刻な状態であり、支援が必要なケースが少なくありません。
 
 
つらい
 
 

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3.HSPママがカサンドラ状態になりやすい理由

 
 
HSP(ひといちばい敏感な人)は、人の感情に敏感に反応し、空気を読みすぎてしまう傾向があります。
 
 
その一方、アスペルガー傾向のある人は、感情表現が控えめで、相手の気持ちを読み取ることが苦手です。
 
 
この2つの特性が組み合わさると、以下のようなすれ違いが起こりやすくなります。
 
 
・相手の反応が「冷たい」と感じ、深く傷つく
 
・自分の気持ちを伝えてもスルーされ、否定されたように思う
 
・「自分ばかりががんばっている」と感じやすい
 
 
そしてHSPママは、関係性を良くするために努力しすぎる傾向があります。
 
 
でも、どれだけ頑張っても報われないとき、心はじわじわと傷ついていってしまうのです。
 
 
割れたハート
 
 

4.今日からできる!HSPママの心が楽になるセルフケア

 
 
ここからは、HSPママが少しでも心を楽にするためにできる、セルフケアの具体策を4つご紹介します。
 
 

①カサンドラ症候群という名前を知る

 
「通じ合えないのは、私の努力が足りないから」
「もっと理解してあげないと、私はダメな妻・母親だ」
 
 
そんなふうに、ずっと自分を責めてきたママは、「カサンドラ症候群」という名前を知ることから始めてみましょう。
 
 
名前を知ることで、「このような状況で苦しんでいるのは自分だけじゃない」と気づくことができるはずです。
 
 
そして、「これは私の性格や努力の問題ではなく、関係性に原因があるかもしれない」と視点を変えることができるのです。
 
 

② 自分の感情を否定しない

 
悲しい・つらい・苦しい。
そう感じる自分を「弱い」と決めつけないでください。
 
 
まずは、「私はそう感じているんだ」自分の気持ちをそのまま受け止めることから始めましょう。
 
 

③一人で抱え込まない

 

話が通じない人に、何度も説明しようとすると疲れてしまいます。
 
 
それよりも、あなたのつらさに共感してくれる人を見つけて話してみましょう
 
 
HSPや自閉スペクトラム症、アスペルガーに理解のある専門家やコミュニティなどが心の支えになります。
 
 
あなたが無理をし続けて壊れてしまっては、家族全体のバランスも崩れてしまいます
 
 
自分の心を守ることは、家族を守ることにもつながるのです。
 
 

④ 特性について知る

 
どうしてうまくいかないのか、発達の特性について知ることは大きな安心になります。
 
 
「カサンドラ症候群」「HSP」「アスペルガーの特性」について、正しい知識を持つことで、相手に振り回されるのではなく、対処の選択肢を持つことができるようになります。
 
 
How
 
 

5.がんばりすぎのHSPママに伝えたい「もうひとりで頑張らなくていい!」

 
 
共感してほしかった。優しくしてほしかった。
ただ、「わかってるよ」と言ってほしかった。
 
でもそれが伝わらず、空回りし続けて、苦しくて、涙が止まらなくなった。
 
 
それでもなお「自分が悪いのかもしれない」と思っていたあなたへ。
 
 
あなたが感じているその辛さには、ちゃんと理由があります。
 
 
HSPという繊細で優しい感受性を持ったあなたは、きっと家族のためにずっとがんばってきたはずです。
 
 
でも、そのがんばりが報われない関係の中で、自分を見失ってしまっていたのかもしれません。
 
 
「カサンドラ症候群」という名前を知った今、どうか自分を責めるのではなく、自分をいたわってください
 
 
そして、「私はもうひとりで頑張らなくていい」と、少しずつ心をゆるめていきましょう
 
 
あなたの繊細な心は、決して間違っていないのです。
 
 
あなたにはあなたの、まっすぐであたたかな愛し方があります。
 
 
どうかその心を、まずはあなた自身が大切にしてあげてくださいね。
 
 
 
 
 
 
 
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