外では「良い子」の反動?家でだけ暴言を繰り返す子に「すぐ効く」親の接し方のポイント

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外では「良い子」なのに家でだけ暴言が出るお子さんはいませんか?それは外での頑張りの反動かもしれません。この記事ではそんな子どものギャップに悩むママの困りごとを解決するために、すぐ効く親の接し方のポイントをご紹介しています。
 
 

1.「外では良い子」だから誰にも分かってもらえない

 
 
子どもがお家の中でだけ違う姿を見せることってありませんか?
 
 
外では「良い子だね!」「育てやすそう!」だなんて言われるのに、家に帰った途端に負の感情が溢れ出し、まるで別人のようになってしまう
 
 
我が子ながらそんな姿を見て怖くなることありますよね。
 
 
外では良い子だから誰にも分かってもらえずに、ママは一人で悩みを抱えたまま、どうしていいかわからない
 
 
困りごとは一向に解決しないのに子育ては待ったなしだから、ストレスが溜まりに溜まり、いつしか限界がきてしまいます。
 
 
そんな辛い子育てからは、1日でも早く解放されましょう。
 
 
うんざり
 
 
外ではいい子、家では大暴れ…。
そのギャップの裏にある“脳のサイン”とは?
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2.子どものギャップに悩んだ苦しい日々

 
 
私もそんな苦しい日々を送っていました。
 
 
小学2年生の息子は穏やかで弟思いの優しい性格の持ち主です。
 
 
それなのに学校から帰ると、別人のように目つきが悪くなり、弟が何かしようとすれば暴言を吐いたり、時には手が出ることもありました。
 
 
一度、イライラのスイッチが入ると手のつけようがありません。
 
 
親としてなんとか止めなければと「自分より小さい子には優しくしなさい」といつも怒っていました
 
 
こんな殺伐とした家庭環境が良いわけはありません。
 
 
兄の姿を見ている弟たちにも悪い影響を与えているのではといつも心配は尽きません。
 
 
また幼い弟に手を挙げたらどうしよう。
 
どこに地雷があったの?
 
自分の子どもなのに息子の考えていることが分からない。
 
 
子どもと接するのが辛いと感じる時間が長く続きました。
 
 
怒る子ども
 
 

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3.良い子の反動?脳のストレスが原因だった

 
 
そんな時、発達科学コミュニケーションで「脳のストレスが行動に影響する」ということを学びました。
 
 
思い返せば、息子の暴言が出る時はいつも決まって学校からの帰宅後でした。
 
 
休日はいつも穏やかに過ごせるのに、平日にはまた鬼のような顔をした息子が出てくるのです。
 
 
学校は、息子にとって安心できる場所ではなかったのかもしれない
そう気づいた瞬間、これまでの疑問が腑に落ちました。
 
 
息子は、いつも「マスクが自分の心のガードなんだ」と話すほどに不安が強く繊細なタイプ。
 
 
息子にとって学校は決して楽な場所ではありません。
 
 
教室には「周りの目」「騒音」「予測できないこと」などたくさんの刺激があります。
 
 
それらに敏感な子どもにとって、学校は大きなストレスの場。
 
 
外で我慢を重ねた分、その反動で帰宅後は子どもの心が限界となり、暴言や暴力となって現れたのでしょう。
 
 
繊細なタイプの子どもは、脳内に高感度の危険センサーを持っていると言われています。
 
 
息子は自分のキャパ以上のストレスを感じてしまっていたのです。
 
 
家での暴言は「悪い子」ではなく「がんばりすぎて心が疲れていた子」だったのです。
 
 
ヒント ポイント
 
 

4.暴言が出ている時の親の接し方のポイント

 
 
暴言を吐いている時は、脳の感情を司るエリアが暴れている状態で、普段のような思考は働いていません。
 
 
つまり、その瞬間の子どもに「言葉で分からせよう」としても届かないのです。
 
 
この仕組みを知ってから、私は対応を少しずつ変えてみました。
 
 
子どもの感情に反応せず、そっとしておくこと。
 
②落ち着いてきたら、スキンシップで安心を伝えること。(皮膚と脳はつながっているので効果絶大です)
 
③完全に落ち着いてから、「できていること」をどんどん褒めること。
 
 
また、下記の点にも意識を向けるとより効果が高まります。
 
余計な口出しは封印すること。
子どもの感情に振り回されずにママは穏やかな顔で対応すること。
 
 
以上の対応を続けていくと、やがて息子は少しずつ自分で落ち着けるようになり、暴言の時間が短くなっていきました。
 
 
焦らずにこうした対応を積み重ねていくことで、子どもは「言葉で気持ちを伝えられる力」を少しずつ育てていくことができます。
 
 
暴言は、わざとではなく脳の特性から『うまく働かない状態』で起こることも多いもの。
 
 
だからこそ、叱るよりも「どうすれば落ち着けるか」を一緒に見つけていくことが大切です。
 
 
親の関わり方次第で、子どもの脳も少しずつ『ストレスに負けない脳』に育っていきます。
 
 
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5.暴言ゼロへ 穏やかな日常を取り戻す

 
 
刺激がいっぱいの学校生活でクタクタになった子どもが帰宅したら、家ではゆっくりと羽を伸ばして休めるような環境を整えてあげたいし、ママの存在は絶対的な安全地帯でありたいですよね。
 
 
暴言が出てきたら、こちらはグッと堪えて、徹底的に注意や否定はゼロにするくらいの気持ちを持ちましょう。
 
 
これが難しければ、ママはいつもよりも口数を減らしてニコニコとしておくことを心がけま しょう。
 
 
これを少なくとも10日以上続けると次第に暴言が減り、ついには暴言ゼロの実現へと効果が現れてきます。
 
 
ママから認められ、ママの笑顔を見て、家庭の温かさを実感することで、子どもは学校という荒波に揉まれても乗り越えられる強い心を手に入れることができます。
 
 
ママの対応で子どもの不安を安心に変えて暴言ゼロを目指し、穏やかで楽しい日常を取り戻しましょう。
 
 
笑顔の親子
 
 
 
 
 
執筆者:小川 よしこ
発達科学コミュニケーション トレーナー
 
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