「早くしなさい!」は危険!子どもを怒らず行動させる魅力的な2つの方法

「早くしなさい!」は危険!子どもを怒らず行動させる魅力的な2つの方法
朝、子どもを送り出すまで「早くしなさい!」という言葉を多用しているご家庭は多いと思います。この記事ではその言葉の危険性を解説し、「早くしなさい!」と言わなくても子どもをスムーズに行動させることができる魅力的な2つの方法をご紹介しています。
 
 

1.早くしなさい!を多用していませんか?

 
 
子どもが自分で何かをやろうとしている時、それはとても微笑ましい時間です。
 
 
でも大人にとっては忍耐強く待つ時間でもあります。
 
 
こちらに余裕があれば、じっくり待ってあげることもできるでしょう。
 
 
それでも大人はいつも忙しく、頭では子どもが頑張っていることは分かっていても もう〜早くして‼︎!という言葉が口をついて出てしまいます。
 
 
この記事では「早くして!」の声掛けが子どもの発達にどのような影響を及ぼしているかについて、脳科学の観点から解説しています。
 
 
応援している女性
 
 

2.幼稚園に送り出す前のイライラ

 
 
我が家には幼稚園児が二人います。
二人を幼稚園バスに乗せるまで、一刻を争うまさに秒単位の戦い
 
 
やっとの思いで朝食を済ませ、着替えをさせて、たどり着いた玄関。
 
 
「さぁ靴を履いてバス停へ向かおう。」という時に限って「自分で靴履くね〜」と満面の笑みで子どもの靴を履く挑戦がスタート。
 
 
しかし、靴が履けることを待っていたら到底バスには間に合いません!
 
 
少しは待つものの、すぐに私はしびれを切らして「早く、早く、早く〜‼︎」と、だんだん口調も荒くなり顔の表情も強張ります
 
 
笑顔で送り出してあげたいといつも思っているのに今日もできなかったと自己嫌悪の日々
 
 
朝から子どもを怒らずに子どもをスムーズに送り出す方法はないだろうかといつも探していました。
 
 
悩む女性
 
 

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3.実はこのとき脳が動いている

 
 
最近の研究では、動き始める「前」にこそ、脳が活性化することが分かっています。
 
 
つまり、子どもが何かをし始めようとしている時こそ、脳はめちゃめちゃ動いているのです。
 
 
だから、子どもを成長させる為にはゆっくりであっても大人のペースではなく、子どものペースで待ってあげることが実は大切なのです。
 
 
大人から発せられる「早くしなさい!」という言葉を繰り返し聞くと、子どもの脳は緊張状態になり、考えたり行動を整理したりする力が働きにくくなってしまいます。
 
これでは実にもったいないとは思いませんか。
 
 
とは言っても、朝の忙しい時間にはタイムリミットがあることも現実。
 
 
それでは、どのようにすれば「早くしなさい!」という言葉を使わずに子どもをスムーズに行動させることができるのでしょうか。
 
次の章で解説していきます。
 
 
Howの文字
 
 

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4.「3S」と「予告をする」という方法

 
 
ここではお互いにネガティブな感情を引き起こさないで、子どもをスムーズに行動させることを叶える2つの魅力的な方法をご紹介します。
 
 
まず一つ目は3Sという方法です。
 
子供に声をかけるときには下記の3点を意識します。
 
Smile 笑顔で
Slow ゆっくりと間をとって
Sweet 優しい声で 
 
この3つを守って声を掛けることによって、子どもにすっと指示が通り、すっと行動に移してくれるように変化していきます。
 
 
2つ目は「予告をする」という方法です。
 
すぐに行動を切り替えるということが苦手なお子さんに特に有効なテクニックです。
 
まだ時計が読めないお子さんや、時間の感覚が掴みにくいお子さんにも伝わりやすくなります。
 
 
具体的には下記のような方法があります。
 
・視覚的に示す方法  
「砂時計が全部落ちたら出発するよ〜」  
 
置き時計に付箋やシールを付けておいて、長い針が「このマークのところまで来たら出発するよ〜」という方法もあります。
 
 
・タイマーを使う方法
 「タイマーがなったら、お家出ようね〜」
 
 
・カウントダウンをする方法
「ママが10数えたら、お家出よう〜」
 
カウントダウンをすることで不安を感じてしまうお子さんの場合にはウントアップ(10 から減らすのではなく、1、2、3と数を増やしていく方法)もオススメです。
 
 
・回数で予告する方法
「あと3回挑戦して難しかったら、終わりにしてまた明日やってみようか〜  (待ちます)あと2回だね、あと1回だよ。(待ちます)3回だね、では出発しよう!」
 
 
以上が予告をするという方法です。
 
 
予告をする時にもイライラせずに必ず3Sを守りながら声をかけていくということを意識してくださいね。
 
 
砂時計と置き時計
 
 

5.ママの声掛けは全て脳を刺激している

 
 
ママの声掛けは全て子どもの脳を刺激しています。
 
 
子どもに接する時、「早くしなさい!」を多用していたなと気が付いたら、今がチャンスです。
 
 
ご紹介した2つの方法を使って「早くしなさい!」という言葉は使わずに子どもをスムーズに行動させるように導いていきましょう。
 
 
ママとの会話が子どもの脳に伝わり、行動をするきっかけを作り出すことで子どもの脳はどんどん発達していきます
 
 
忙しい時にはどうしてもイライラしてしまい「早くしなさい!」と言いがちですが、
こちらが感情的になればなるほど受け取る側の子どももネガティブな感情になり、子どもの脳にも届かずに、スムーズな行動には繋がりません。
 
 
3Sをマスターし、予告のテクニックを使って朝のストレスから解放されましょう
 
 
「早くしなさい!」を卒業して、笑顔で一日をスタートできる朝に変えていけますよ。
 
 
手を繋いで笑っている親子
 
 
 
 
 
執筆者: 小川 よしこ
発達科学コミュニケーション トレーナー
 
 
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