反応しすぎない練習!親と話さない子どもが話したくなるカウンセリングモードの会話術

お子さんと毎日どれくらい会話をしていますか?素っ気ない返事しかしない子ども…。何を考えているか分からない…。という親御さんもいるかと思います。お子さんとの会話について考えていただけるきっかけとなるような内容になっています。春先の不安が強い今こそ、親子の会話を大事に過ごしてみてくださいね。
 
 

1.親と話さなくなっていく子どもの心境

 
 
皆さんは、お子さんとの会話時間はどれくらいありますか?
 
 
毎日時間をとって話をしていますか?
 
 
よく話をしていると言い切れるお母さんはどれくらいいるのでしょう…。
 
 
子どもの年齢があがるにつれて、親とあまり話さなくなるという話を聞いたことがあると思います。
 
 
・思春期だからあまり話したがらないのか?
 
 
・年頃なのでそういうものだと割り切って話さないことを良しとするのか?
 
 
意外にも子ども側は親とは話をしているという意識があるようです。
 
 
その点、親はあまり話をしないと思っているのですがその差は一体なんでしょう?
 
 
子どもは親から尋ねられたことについては、
 
 
「うん」
「別に」
 
 
などの言葉を介して返事をしているという意識があり、それはつまり会話をしているということになるようです。
 
 
しかし、親としてはそれは会話ではなくただの受け答え。
 
 
学校のことや部活のこと、友達のことや悩みがあれば話して欲しいと思っているのが親であり、そのような話をすることが「会話をする」だと思っています。
 
 
お母さん達はそのような話を聞きたくて、子どもに次から次へと質問攻めにしてはいないでしょうか?
 
 
そもそも質問の仕方に問題があり、子どもとしては積極的に話したいと思わないのかもしれません。
 
 
 
 
「誰と仲良くしているの?」
 
 
「いじわるな子はいない?」
 
 
「テストだったの!そんなこと言ってなかったじゃない?!」
 
 
「勉強したの?」
 
 
「今までなにしてたの!?」
 
 
次から次へと質問されダメ出しともとれるような質問が混ざっていると、子どもは話したいとはあまり思わないかもしれませんね。
 
 
では、どのようなタイミングで子どもは話したい気持ちが沸いてくるのでしょうか?
 
 

2.子どもが話をしたくなるタイミングとは?

 
 
私たち、大人はどのような時に愚痴りたくなりますか?
 
 
恐らく、自分にとって
 
 
・扱いきれないとき
 
 
・未知のもののとき
 
 
こんな時に愚痴りたくなったり、人に聞いて欲しくなったりしますよね。
 
 
「あの人、〇〇のときに、△△したんだよ~!!信じられな~い!!」
 
 
とか、
 
 
「〇〇ってさぁ~、△△なんだよ~!!知ってた~??」
 
 
というように、自分が扱いきれない情報や自分にとって未知の情報の場合、人に話すことで脳で処理をしようとしています。
 
 
自分一人で扱えない情報などは、人に話すことで、自分一人で考えたり理解したりしようとするよりも、脳を広くつかって思考が進むので人に話したくなるのです。
 
 
 
 
つまり…
 
 
・お子さんが困ったとき
 
 
・新しいものに触れて違和感を感じたとき
 
 
・1人で処理しきれないとき
 
 
・モヤモヤがあるとき
 
 
・緊張やストレスが高いとき
 
 
など、子どもが1人で抱えきれないような状況のとき子どもはお母さんに話したい、気持ちを聞いて欲しいと思うはずです。
 
 
そのタイミングを見逃すことなく話を聞けるように準備しておきましょう。
 
 
しかし、この時に矢継ぎ早に質問攻めにしてしまうと、子どもは話をする気が消えてしまうので、大事なのは、カウンセリングモードで話を聞くということです。
 
 
カウンセリングと聞くと「なんだか難しそう…」と思う人もいるかもしれませんが、そんなに難しいことはありません。
 
 
カウンセリングモードで話を聞く時にはポイントがありますので、それについては次で説明していきますね。
 
 

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3.解決は二の次!先ずは心を癒せるような会話を

 
 
カウンセリングモードで話を聞く時に一番大切なのは、いったん親の態度を保留する!ということです。
 
 
実はカウンセリングは一人ではできません。カウンセリングとは、言い換えると会話をするということです。
 
 
お母さんの考え、お母さんの想いがにじみ出ていると子どもとの会話が上手く続きません。
 
 
お母さんの態度を保留にして、先ずは子どもの話を聴くことに徹する!ことが大切です。
 
 
つい大人は
 
 
「こうすればいいのに」
 
 
「こうして欲しい」
 
 
「どうして〇〇しないの?」
 
 
などと解決策を求めたくなりますが、解決しなくていいんです!
 
 
 
 
先ずはお子さんの話を聴くことに重点を置いて
 
 
「そっか〜」
 
 
「そうなんだ〜」
 
 
「なるほどね~」
 
 
「そう思うんだね」
 
 
と、子どもの話に耳を傾けるだけで十分なんです。
 
 
カウンセリングは心のモヤモヤをスッキリさせるのが目的であり問題解決に行うものではありませんので、決して子どもの話す内容に反応しすぎたり、解決策を告げたりしないでくださいね。
 
 
話はじめの段階では、お子さんは100%の気持ちをお母さんに告げているとも限りません。
 
 
お母さんに自分の話を聴いてもらっているという安心感が沸いてくると、その先の話までしたくなります。
 
 
少しでも話してみようと思ったその気持ちを大事に、先ずはお子さんの話を聴くことに徹しましょう!
 
 
春先はたくさんの不安を抱えている時期です。
 
 
お子さんが話そうとしたその瞬間を見逃すことなく話を聴いてあげてくださいね。
 
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