お友達と会ったとき、近所の方に会ったときなど、ママと一緒に挨拶ができるといいですね。分離不安で人との関わりが苦手な子どもには、まずは身近な家族との挨拶からスタート! 小さなステップを積み重ねるお家レッスンがおすすめです。
1.挨拶は生きていく上で大切なスキルです
「おはようございます」
「こんにちは」
「ありがとうございます」など
日常の中で挨拶は多くの場面で登場します。
対人関係を築く土台となるものですから、身に付けておきたいスキルです。
最初から上手な子どもはいません。
小さい頃からの繰り返しが大切です。
2.分離不安の強い子どもは、とっても慎重です
挨拶ができない子どもに
「挨拶くらいしなさい!」
「おはようは?」など
子どもについ言ってしまいますね。
周りからちゃんとしつけされてない。と思われるのではないか、
と不安になるママも多いと 思います。
大人にとっては、何気ない挨拶ですが、 子どもの立場からすると、
挨拶のタイミングは難しいのかもしれません。
特に、分離不安の子どもは慎重派です。
何ていったらいいのかな。あー言えなかったらどうしよう。
と考えている間に言うタイミングを 逃しているのかもしれません。
3.我が家の息子は私の後ろに隠れてしまいます
我が家の分離不安の息子は、
私の知り合いの方に会った時に、後ろに隠れてしまう時がありました。
こんな時は、相手の方に申し訳ない気持ちになります。
ニコニコで挨拶してくれたのに返事もできない。
顔すら見せてくれず、帰りたい。と私のことをひっぱることもしばしば。
出かけるのが億劫になる時期がありました。
4.お家の中でのレッスンがおすすめ!
外での挨拶が苦手な子どもには、ぜひお家の中で家族と挨拶のレッスンをしましょう。
「おはよう」
「いただきます」
「ごちそうさま」
「行ってきます」
「行ってらっしゃい」
「ただいま」
「おかえり」
「おやすみなさい」
「ありがとう」
「ごめんなさい」
1日の日常の中でもたくさんの練習ができます。
・まずはママがお手本を見せる
・家族間での練習時は、行ってらっしゃいの時に手を振る仕草を見せる。
声が出ない時はジェスチャーだけでもオッケーだよ。と伝えておくのもいいでしょう。
・最初は、自分に聞こえるくらいの声で言ってみようか!と伝える
できたときには、
「自分から言えたね」
「ママに聞こえる声で言えたね」
「パパに手が振れたね」
「パパから返事がきたね」
「いい感じだよ」
とできていることをしっかりと伝えましょう。
毎日のお家でのレッスンで小さなできた!を積み重ねると、
声をかけられた時はもちろん、 自分から挨拶ができるようになります。
最初は小さな声でもオッケー!
小さなステップで、できているところをしっかりと褒めましょう!
執筆者:堀 このみ
(発達科学コミュニケーション)
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