「ママ遊ぼう!」がしんどい…子どもの要求に振り回されなくなった私の工夫

「ママ遊ぼう!」がしんどい…子どもの要求に振り回されなくなった私の工夫
子どもの「遊ぼう」攻撃がしんどいママへ。自閉スペクトラム症(ASD)も特性を理解し、子どもの気持ちを拒否せず見通しを伝えることで、不安や癇癪を減らし親子のストレスを軽減した関わり方を紹介します。
 
 

1.子どもの「遊ぼう」攻撃に悩むママへ

 
 
「ママあそぼ!」「見て!」が一日中続き、少し休みたいだけなのに呼ばれ続けて息苦しくなったり、断ると癇癪になってしまう
 
 
そんな、子どもの『終わらない遊ぼう攻撃』にどう向き合えばいいのか分からず悩んでいるママも多いのではないでしょうか。
 
 
私も同じように困っていましたが、試して効果があった方法があります。
 
 
今日はその体験をお伝えします。
 
 
折り紙で遊ぶ親子
 
 

2.息子の「遊ぼう」に疲れていた日々

 
 
不登校の息子は家で遊ぶのが大好き。
 
 
ゲームやレゴ、歌を作って歌うことに夢中になります。
 
 
そして、その世界を私と共有したい気持ちが強くて、いつも
 
「ママ、一緒に遊ぼう!」
「見てみてー!」
「一緒に歌おう!」
「ゲームのここがわからないから調べて!」
 
と声をかけてきます。
 
 
でも、私にもひと息つく時間が必要です。
 
 
誘いを断ると「なんで?」「ママは僕のこと嫌いなんだー」と癇癪
 
 
遊びに応じても、「もう終わりね」と伝えただけで「まだ一緒に遊ぶ!」と泣きながらパンチをしてくるなんてことも。
 
 
特に学校に行かなくなってから、こんな毎日が続き、正直モヤモヤして息苦しく感じていました
 
 
頭を抱える女性
 
 

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3.ASDの特性から考える“終わらない遊ぼう攻撃”の理由

 
 
息子には自閉スペクトラム症(ASD)の特性があります。
 
 
変化が苦手で、急な予定変更や予期しない出来事に不安を感じやすい
・見通しがないと心が落ち着かず、癇癪やパニックが起こりやすい
自分の興味や行動に強く集中しがちで、遊びの世界を共有したい気持ちが強い
 
 
こうした特性から、「いつ何をするか」「次に何が起こるか」という見通しがないと不安でたまらなくなり、安心できるまで繰り返し「ママ遊ぼう!」と求めてしまうのです。
 
 
また、子どもにとってママは一番安心できる存在です。
 
 
特にASDの子どもは変化や不安を感じやすいため、いつもそばにいるママに強く依存しやすい傾向があります。
 
 
さらに不登校などで家の中で過ごす時間が増えると、外部の刺激が減り、ママへの期待や要求が強まることもあります。
 
 
だからこそ「ママ遊ぼう!」という要求が繰り返されやすいのです。
 
 
この特性を知って「わがままだから止まらない」のではなく、不安を埋めようとしていたんだと気づきました。
 
 
私は、今まで息子の誘いに対して「あとでね」「今は無理」「1人で遊んでて」と断っていましたが、それでは息子の気持ちが満たされず、誘いは止まりませんでした。
 
 
その結果、
 
断る→癇癪→遊んでも遊んでも終わらない
 
という悪循環が続いていたのです。
 
 
不安の文字と不安そうな人形
 
 

4.気持ちを否定せず、見通しを伝える関わり方

 
 
そこで、「気持ちを受け止めた上で、遊ぶ時間を区切る」という方法を取り入れました。
 
 
まずは、息子の「ママと遊びたい」という気持ちを一度しっかりと受け止めることから始めます。
 
 
「分かった。」
「遊びたい気持ちをちゃんと聞いたよ。」
 
 
その上で
 
「じゃあ、今から30分遊ぼうね。その後、ママは1時間お仕事するね」
「あと10分でご飯作り終わるから、その後30分遊ぼうね」
 
など、息子の気持ちを否定せず受け入れた上で、具体的な時間を決めて伝えるようにしました。
 
 
ASDの子どもにとって、「今何をするか」「次に何が起こるか」という見通しがあることは安心の土台です。
 
 
見通しがあることで、脳が「この先も大丈夫」と判断しやすくなり、不安やイライラが減り、心が安定します
 
 
また、一度気持ちを受け止めてもらうことで「否定された」と感じることが少なくなり、癇癪や不安の悪化も抑えられます
 
 
息子も「今は遊ぶ時間」「次はママが違うことをする時間」と理解できるようになりました。
 
 
時計と砂時計
 
 

5.時間の区切りがもたらす心の余裕

 
 
遊びたい気持ちを受け止めた上で時間を区切ることで、息子も私もストレスが減り、遊びの時間がより楽しくなりました。
 
 
息子は「いつ遊べるか」「どれくらい遊べるか」が分かることで気持ちが落ち着き、自分の思いを言葉で伝えやすくなりました
 
 
私自身も「ずっと遊びに付き合わなきゃいけない」というプレッシャーから解放され、 遊ぶ時間はしっかり向き合い、休む時間は安心して休むというメリハリができ、心にゆとりが生まれました。
 
 
そして少しずつ、一方的に求められる関係から、“お互いのペースを大切にしながら一緒に過ごせる関係” へ変わってきたのを感じています。
 
 
すべての「遊ぼう」に応えなくても大丈夫。
 
 
大切なのは、子どもの気持ちを受け止めながら、ママ自身のペースも守ることです。
 
 
タブレットを一緒に見ている親子
 
 

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執筆者: おちあい ひろ
発達科学コミュニケーション トレーナー
 
 
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