「ママママうるさい!」なんで毎回ママを呼ぶの?子どもが自分で動き出すママの対応

「ママママうるさい!」なんで毎回ママを呼ぶの?子どもが自分で動き出すママの対応
「ママ見て!」「ママ来て!」「ママやって!」と一日中呼ばれてもう限界…。ママべったりな子どもにイライラしてしまうママへ。何度もママを求める背景と、少しずつ自分で動けるようになるために、わが家で実践した関わり方をご紹介します。
 
 

1.「ママママうるさい!」何度も呼ばれる毎日に疲れていませんか?

 
 
「ママ!ママ!ねぇ、ママー!」
 
 
朝から何度もママを呼ぶ子どもに、
「ちょっとくらい自分でやってよ」
「もう、ママママうるさい!」
とイライラしてしまうことはありませんか?
 
 
  • ママが少し見えなくなるだけで大きな声で呼ぶ。
  • 何かするたびに「ママ、これでいい?」と確認する。
  • 「ママ見て!」「ママ来て!」「ママやって!」と何度も話しかけてくる。
  • いつでも、何をするにも「ママと!」。
 
 
小さい子なら仕方ないと思っていたのに、4歳、5歳、さらには小学生になっても「ママママ」が続くと、「いつまでこんなにママべったりなの?」と心配になることもありますよね。
 
 
もちろん、頼られるのが嫌なわけではありません。
 
 
それでも、一日中何度も呼ばれ、自分のことをする時間もない毎日が続けば、ママだって疲れてしまいます。
 
 
実は、子どもが何度も「ママ」と呼ぶのは、ただ甘えたいからとは限りません。
 
 
「ママがいることを確認すると安心する」
「自分だけで決めたり動いたりするのが不安」
 
 
そんな気持ちが、「ママ!ママ!」という行動になって表れていることもあります。
 
 
だからこそ、ただ「自分でやって!」と突き放すのではなく、子どもが安心しながら「自分でできた」を増やしていく関わり方が大切です。
 
 
この記事では、わが家の経験をもとに、何度もママを呼ぶ子どもの背景と、ママへのべったりを少しずつ減らしていくために家庭でできる対応をご紹介します。
 
 
頭を抱えて悩んでいる女性
 
 

2.子どもが何度も「ママ」と呼ぶのはなぜ?

 
 
子どもが何度も「ママ!」と呼ぶのは、ママのことが大好きだから、ずっと一緒にいたいから、というだけではありません。
 
 
その背景には、「一人ではちょっと不安」「ママがいると安心できる」という気持ちが隠れていることがあります。
 
 
自分で決めたり行動したりすることに不安がある子にとって、ママは安心して次の行動に進むための『安全基地』のような存在になっていることもあるのです。
 
 
特に、ママが少し離れただけでも強く不安がったり、これまで一人でできていたことにも「ママと一緒じゃないとできない」と言うようになったりする場合は、母子分離不安が関係していることもあります。
 
 
母子分離不安とは、子どもが愛着をもっている人から離れるときに、強く不安を感じる状態です。
 
 
発達の過程で見られることもありますが、不安が強くなると、
 
  • ママが見えないと何度も探す
  •  一人で学校や園に行くことを嫌がる
  • これまでできていたことができなくなる
  • 「怖い」「心配」と不安を口にすることが増える
 
など、日常生活のさまざまな場面に表れることがあります。
 
 
わが家の息子も、登校しぶりが始まった頃からママと離れることへの不安が強くなっていきました。
 
 
このような何度も「ママ!」と呼ぶ子どもに対しては、「もう大きいんだから一人でやって」「ママがいなくても大丈夫でしょ」と自立を急がせるだけでは、うまくいかないことがあります。
 
 
まずは「どうしてこんなにママを求めるんだろう?」と、子どもの行動の背景を見ることが大切です。
 
 
母子分離不安の特徴や年齢ごとのサインについて詳しく知りたい方は、こちらの記事にまとめています。
 
 
WHYの積み木と?の人形
 
 
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3.「いつか離れる」を待つだけでは変わらなかったわが家

 
 
わが家の息子は、小学1年生の夏休み明けから登校しぶりが始まり、ママと離れることへの不安も強くなっていきました
 
 
「学校に行きたくない」と泣き叫ぶ息子に、何と声をかけたらいいのか、どう対応したらいいのか…。
 
 
私にはわからず、息子を連れていろいろな機関へ相談に行きました。
 
 
相談して状況を聞いてもらうと、そのときはいったん安心するのですが、
 
「とりあえず様子を見ましょう」
「いつかは離れるときがきますよ」
 
という言葉を聞いても、私の中には 「じゃあ、家ではどうしたらいいの?」という迷いが残っていました。
 
 
そのまま手探りで過ごしているうちに、息子は自分から動けるようになるどころか、「ママやって」「ママも来て」と、私を頼る場面は増えていきました。
 
 
そこで私が気づいたのは、ただ一緒にいながら「いつか離れられるようになる」と待つだけではなく、安心して自分から動けるようになるための関わりが必要だということでした。
 
 
そんな中で出会ったのが、発達科学コミュニケーション(発コミュ)です。
 
 
そこで私がまず始めたのは、息子を無理に自立させることではありませんでした。
 
 
息子がすでにできていることを見つけて、肯定すること
 
 
次では、「ママ!」と頼ることが多かった息子に、私がどのように肯定の声をかけていったのかをご紹介します。
 
 
ヒント ポイント
 
 

4.何度も「ママ!」と呼ぶ子に試したい、肯定の関わり方

 
 
発コミュでは、子どもの「行動」に注目をして関わります。
 
 
私がまず意識したのは、息子のできていないことではなく、すでにできていることを見つけて肯定することでした。
 
 
肯定と言っても、ことさら大げさに「すごいね!」「えらいね!」と褒めることではありません。
 
 
自信をつけてほしいと思うほど、つい大きく褒めたくなるかもしれません。
 
 
けれど、大切なのは、「自分はすごいんだ」と思わせることではなく、「ママはちゃんと自分のことを見てくれている」と子どもが感じられることです。
 
 
だから、特別なことができたときだけ褒めるのではなく、
 
  • できていることをそのまま言葉にする
  • 「やっているね」と認める
  • 笑顔を見せる
  • うなずく
 
そんな日常の小さな反応も、子どもにとっては肯定的な注目になります。
 
 
ママと一緒にいる時間が長くなるほど、「またママって呼んでる」「これも一人でできない」と、できていないことに目が向きやすくなります。
 
 
私も、「いちいち呼ばないで!それくらい自分でやってよ」といつも思っていましたし、息子の出来ないところばかり気になっていました。
 
 
だからこそ、「ママを呼んだかどうか」「特別なことができたかどうか」ではなく、その中でも子どもが自分でしていることを探すようにしました。
 
 
たとえば、朝の時間だけでも、
 
「おはようって言ってくれて、ママ嬉しいな」
「ご飯、食べてるね」
「歯みがきするんだね」
「今日の靴下は、それに決めたんだね」
 
と、肯定できる場面はたくさんあります。
 
 
何か特別なことができなくても、「ママはちゃんと見てくれている」と感じられる言葉を日常の中で増やしていくことがポイントです。
 
 
100%一人でできるまで待つ必要もありません。
 
 
着替えなら、服を出した。 パジャマを脱いだ。片方の靴下を履いた。
 
 
そんな途中の小さな行動も「できている」と見つけて、言葉にして伝えていきます
 
 
こうして、自分がしていることにママが気づき、肯定してくれる経験が増えると、子どもは少しずつ、「これなら自分でできそう」「ママに聞かなくてもやってみよう」と、自分から動きやすくなっていきます。
 
 
「ママママ」を無理にやめさせようとするのではなく、ママに頼らなくてもできた経験を少しずつ増やしていく。
 
 
それが、ママべったりだった子どもが自分で動ける場面を増やしていくために、わが家で始めた関わり方でした。
 
 
ポイントと合図を送る女性
 
 

5.「ママママ」に疲れた日は、笑顔を返すことから始めよう

 
 
「ママ!ママ!」と何度も呼ばれる毎日が続くと、「いつまでこんなにママべったりなんだろう」と心配になることもあると思います。
 
 
だからといって、「ママ!」をすぐに減らそうとしなくても大丈夫です。
 
 
まずは、日常の中でできる小さな肯定から始めてみましょう。
 
 
言葉をかける余裕がない日は、子どもと目が合ったときに、ニコッと笑顔を返すだけでもOK。
 
 
そんな小さな肯定を重ねて、「ママはちゃんと見てくれている」と感じられる安心が増えていけば、少しずつ自分から動ける場面も増えていきます。
 
 
「ママママ」に疲れたときこそ、まずは目が合ったときに笑顔を返すところから始めてみてくださいね。
 
 
男の子
 
 
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執筆者:堀 このみ
発達科学コミュニケーション アンバサダー
 
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