過干渉が子どもに与える影響 ‐今日からできる「待つ」子育て‐

過干渉が子どもに与える影響 ‐今日からできる「待つ」子育て‐
「子どものため」と思って、手出し口出しが止まらないママはいませんか?もしかすると、それは「過干渉」になっているかもしれません。この記事では、私が息子にしていた過干渉による影響と、過干渉をやめたことによる息子の成長をお伝えします。
 
 

1.「過干渉かも…」と感じているママへ

 
 
子どもが困らないように、先回りして助けてしまっているママはいませんか?
 
 
「子どもが外の世界で、困ったり傷ついてしまったらかわいそう」
 
 
親だったらそう思ってしまうこともあるかもしれません。
 
 
けれど、少しだけ立ち止まって考えてみてください。
 
 
子どもが行動する前に、親があれこれ手出しや口出しをしてしまうことは、本当に子どもの力を育てていることになるのでしょうか?
 
 
もしかすると、その関わりは「子どもが自分で考え、挑戦する」という大切な機会を奪ってしまう「過干渉」になっているかもしれません。
 
 
この記事では、過干渉が子どもに与える影響と、ママが今日から実践できる「待つ」子育てについてお伝えします。
 
 
両手を腰にあてる女性
 
 

2.「超過干渉」な私の過去

 
 
実をいうと、私は「超過干渉」な母親でした。
 
 
子どもが困らないように、傷つかないように、他人に迷惑をかけないように、お友達に嫌われないように…。
 
 
そんなことを考えているうちに、気づけば手出しと口出しが止まらなくなっていました
 
 
例えば、
 
・服は脱ぎ着しやすいもの、道具は使いやすいものを選ぶ
・難しそうな作業はすぐに手伝う
・学校の準備を全部してあげる
・自転車に乗っているとき「前から人が来てるよ!」と教える
・お友達との関わりに対して「こうした方がいい」「嫌われちゃうよ」などとアドバイスをする
 
このように、本来は子どもが自分で経験し、失敗しながら学んでいくことまで先回りして「失敗しないように」「困らないように」と手出し口出しをしてしまう…。
 
 
そんな「超過干渉」な関わりを、私は続けていました。
 
 
私はいつの間にか息子から考える時間と行動する機会を奪っているような状態でした。
 
 
そうすると、息子も段々と「ママ、教えて」「ママ、やって」と言うようになり、本当は自分でできることもしようとしなくなっていきました
 
 
私は「年齢が上がれば、自分でできることは自然と増えていくだろう」と思っていました。
 
 
しかし、小学4年生になっても「できることが自然と増える」ということはありませんでした。
 
 
それもそのはず、やったことがないことを自然とできるわけがないのです。
 
 
「試行錯誤する時間そのものが子どもにとって大切だ」ということを、この時の私は気づいていませんでした。
 
 
子どもに指示を出す親
 
 

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3.過干渉は、子どもの成長の機会を奪っていた

 
 
そんな中、Nicotto講座の学びの中で、「子どもは、子ども自ら考え、行動することで成長していく」ということを知りました。
 
 
・子どもが考えている途中で「早く!」「次は〇〇しなさい!」などと思考を遮る
・子どもがやろうとしている行動を代わりにやってしまう
 
このような関わりは、子どもが考え行動する機会を奪ってしまいます。
 
 
息子は、手先の不器用さもあり、私が思っているよりも一つの行動にどうしても時間がかかることがあります。
 
 
そんな息子を、私は待つことができずに口出しをしたり、代わりにやってしまうことがとても多かったのです。
 
 
その結果、息子は自分で考えて行動するのではなく「ただ言われた通りにやる」だけの状態になっていました。
 
 
息子は「自分でできた!」という経験をほとんどしないまま大きくなってしまいました。
 
 
「外で困らないように」
 
そう思ってしていた私の関わりが、気づけば「自分で何もできない子」にしてしまっていたのです。
 
 
他の誰でもない私が、息子の成長する機会を奪っていた。
 
 
そう気づかされた瞬間でした。
 
 
バツの札を持った女性
 
 

4.過干渉を手放し「待つ」子育てへ

 
 
そこで私は「息子が考えて行動する機会を奪わない」ことを徹底することにしました。
 
 
やったことは、たった1つです。
 
 
それは「待つ」ということ。
 
 
・息子が何か考えているとき
・息子が何かしようとしてうまくいかないとき
 
 
これまでの私なら「何考えてるの?」「やってあげようか?」と声をかけていたところをぐっと我慢してひたすら待ちました。
 
 
そして、息子が考えたことを話してくれたり行動したときに、反応するようにしたのです。
 
 
もちろん、どうしても自分ではできないことがあり助けを求めてきた時は、手を貸してあげることもあります。
 
 
しかし基本的には、「息子に任せる」「自分でやってごらん」という姿勢に変えていきました
 
 
うまくできなくて癇癪を起こしそうな時でも、私は気づかないふりをして待ちました。
 
 
最初は「どうしてやってくれないの?」と言っていた息子も、
 
「一人でできたね!」
「一人でやってくれて助かったよ」
 
このような肯定的な声かけをしていくと、少しずつ自分でやる達成感を感じるようになっていきました。
 
 
ポイント
 
 

5.自分のことだけでなく、家族のためにも動ける息子に成長

 
 
「待つ」ことを大切に過ごしていると、少しずつ息子は自分のことを自分でやるようになっていきました。
 
 
・自分で身支度する
・自分の使ったお皿は自分でキッチンに下げる
・靴を揃える
・出かける準備を自分でする
 
当たり前のことができるようになりました。
 
 
それだけでなく、最近では、家族の靴を揃えたり、お皿を下げたりしてくれることも増えてきました。
 
 
息子は、私が過干渉をやめられなかった時には見られなかった大きな成長をしています。
 
 
みなさんの中に、もし「私も過干渉かも…」と感じることがあったら、今日からでも遅くありません。
 
 
お子さんを「待つ」ことから始めてみてくださいね。
 
 
ママがお子さんを信じて待つことが、お子さんにとって何よりの成長のきっかけとなるはずです。
 
 
お出かけ前の親子
 
 

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執筆者:三谷 のぞみ
発達科学コミュニケーション アンバサダー
 
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