こんな経験はありませんか?
本を読んで、
「なるほど!!
うちの子の行動には理由があったんだ」
と思った。
SNSの投稿を見て、
「そうそう、まさにうちの子!」
と思った。
スクールカウンセラーに相談して、
「まずは共感してあげてくださいね」
と言われて、
「やっぱり寄り添うことが大事なんだ」
と頭ではわかった。
だけど、次の日の朝。
なかなか起きてこない。
玄関で子どもが動かない。
「行きたくない」と泣き出す。
学校についてもママから離れない。
そんな時、
昨日読んだ本の内容も、
保存した投稿も、
カウンセラーさんの言葉も、
頭の中から
すーっと消えてしまって、
結局、
「何て声をかけたらいいの?」
と止まってしまう。
そんなことはありませんか?
私は、
本やSNSが悪いと言いたいわけでは
ありません。
もちろん本を読んで、
発達のことを知る
きっかけになったり、
「私だけじゃなかった」と
救われることもある。
SNSの投稿を見て、
「これ、うちの子のことだ」
と涙が出ることもある。
誰かの言葉で、
少しだけ心が軽くなることもある。
それは、
とても大切な一歩です。
だけど・・・
本やSNSだけで、
すべての困りごとが
解決するわけではありません。
なぜなら、
そこに書いてある情報は、
%LAST_NAME%さんの
お子さん専用の情報ではないからです。
だから私はママたちに、
わが子の専門家になるくらい
発達を学んでほしい!
と思っています。

なぜならば、
発達グレーゾーンと言っても、
登校しぶりと言っても、
繊細な子と言っても、
子どもたちは
みんな違います。
朝に不安が強く出る子。
学校では頑張れるのに、
家に帰ると爆発する子。
友達関係で疲れやすい子。
はじめての場所や、
はじめてのことが苦手な子。
こだわりが強くて、
切り替えに時間がかかる子。
「行きたくない」と言いながら、
本当は行きたい気持ちもある子。
「ママ来て」と言いながら、
本当は自分でできるようになりたい子。
困りごとの出方も、
得意なことも、
苦手なことも、
伸びるタイミングも、
子どもによって、
ひとりひとり違います。
だからママたちにとって
本当に必要なことは、
情報を、
たくさん集めることでも
ネットで検索魔になることでも
ありません。
本やネット、SNSで知ったことを、
「うちの子の場合は、
どこで止まっているのか」
「うちの子には、
どんな声かけが合うのか」
「明日の朝、
私は何をすればいいのか」
“自分に置き換える力”
ここが、
とても大事なんです。
たとえば、
「共感しましょう」
と聞いたとしても、
泣き叫んでいる子に、
どのタイミングで言えばいいのか。
「行きたくない」と言われたとき、
どこまで受け止めて、
どこから行動につなげたらいいのか。
ただ、
「そうだね、行きたくないんだね」
と言い続ければいいのか。
それとも、
安心させたあとに、
小さな一歩を見せた方がいいのか。
ここがわからないと、
結局、明日の朝また迷ってしまいます。
そして、
ひとつの困りごとが落ち着いても、
成長とともに、
また別の困りごとが
出てくることもあります。
登校しぶりが、
少し落ち着いたと思ったら、
今度は友達関係でつまずく。
癇癪が減ったと思ったら、
今度は勉強で止まる。
低学年の頃は
なんとかやれていたのに、
高学年になって、
急に不安やこだわりが強くなる。
そのたびに、
「今度はどうしたらいいんだろう」
「また相談しなきゃ」
「また調べなきゃ」
と、ひとりで答えを探し続けるのは、
ママも苦しくなってしまいます。
特に、
年齢が上がるにつれて、
相談先は少なくなる。
「もう大きいんだから」
「本人の気持ちの問題ですね」
「家庭で様子を見てください」
そんなふうに言われて、
結局またママが、
ひとりで抱えるしかない・・・
そんな現実に、
何度もぶつかってきたママを
私はたくさんみてきました。
だからこそ私は、
ママがわが子の発達を学ぶこと
には大きな意味があると思っています。
ママが発達を学ぶというのは、
難しい資格を取るという
意味ではありません。
大学で勉強し直すという意味でも
ありません。
わが子の発達を理解して、
困りごとが起きたときに、
「今、この子は
どこで止まっているのかな?」
「どんな声かけなら
少し安心できるかな?」
「今日は何をひとつ
変えてみようかな?」
と、自分で考えられるように
なることです。
声かけの言葉を知っていても、
わが子に合う形で使えなければ、
また迷ってしまいます。
対応法を知っていても、
目の前の子どもの状態を見て
使い分けられなければ、
「結局うちの子には効かなかった」
で終わってしまうこともあります。
だけど本当は、
効かなかったのではなく、
その子に合う形に
置き換えられていなかった
だけかもしれません。
だから、
ママに必要なのは、
完璧な正解を探し続けることではなく、
わが子を見て、
考えて、
小さく試して、
変化を見つける力です。
朝、靴下だけ履けた。
玄関まで行けた。
泣いたあと、
いつもより5分早く落ち着けた。
「ママ、来て」と言いながらも、
今日は一歩だけ自分で進めた。
そんな小さな変化を
見つけられるようになると、
ママの中に、
「うちの子は、
変われるかもしれない」
という希望が戻ってきます。
そして、
ママ自身も、
「私は何もできない」ではなく、
「私にもできる関わりがある」
と思えるようになっていきます。
だから私は、
ひとりで調べて、
ひとりで悩んで、
ひとりで正解を探し続けてきたママに、
もうこれ以上、
孤独な子育てを続けて
ほしくありません。
わが子の発達をゼロから学び、
うちの子に合う関わり方に
置き換えられるようになる。
そんな学び方を、
ママたちに届けたいと思っています。

