年末年始は、義実家に帰省する方も多いのではないでしょうか?ずっとコロナ過だったので、久しぶりの帰省と言う方も多いでしょう。母子分離不安っ子の帰省。子どもの発達や困り事について義父母との話し合いは済んでいますか?家族みんなで楽しい帰省となるように、事前にママがチェックしておいてほしいことをまとめてみました。
1.憂鬱な母子分離不安っ子の帰省問題
久々の帰省。憂鬱に感じている方も多いのではないでしょうか。
帰省に対して億劫な気持ちになる理由…。
やはり、親戚にお子さんの発達について理解してもらえないことが大きいと思います。夫の理解が無い場合は、そのつらさも倍増しますよね。
特に帰省先が義実家の場合・・・
母子分離不安っ子は、繊細な子が多いので、ママの不安が子どもに影響することがよくありますよね。ママの緊張が伝わって、余計にべったり離れないってこともあるかもしれません。
また、場面緘黙や発達障害などの特性を併せもつお子さんだったら
「この子は全くしゃべらないね!」
「この子は落ち着きがないね!」
「この子はしつけがなってないね!」
などと心ない言葉を言われることもあるかもしれません。
残念ながら、私たちの親の世代は子どもの発達に関する理解はほぼ皆無だと思っていいと思います。
ですので、お子さんの発達の特性を理解してもらうことは難しいと感じています。
ですので、お子さんの発達の特性を理解してもらうことは難しいと感じています。
しかし、これから一生関わっていく家族であると考えるのであれば、ある程度、理解を求めることは必要なことかもしれません。
2.母子分離不安っ子の帰省 〜我が家の場合〜
我が子は母子分離不安っ子です。とにかく不安が強い子です。
それに加えて、嗅覚や味覚、触覚に過敏もあります。
帰省時に心配だったのは・・・
・ママから離れられない。
・見通しが利かない親戚の集まりに行きたがらない。
・おじさんたちのお酒の匂いとたばこの匂いが苦手。
・いつもとは違う味に戸惑う。
この4点。
一生避けては通れない帰省ですし、何より子どもが苦しむ姿を見たくない気持ちが強かったので、子どもの特性について義父母に話すことを決意しました。
夫に話してもらうことも考えましたが、ちゃんと伝わらないことが予想できたので・・・。
私が義母に話すことにしました。
特性だけを伝えても理解を得ることは難しいと感じましたので、いいことをたくさん伝え、その上で困っていることや特性を話すようにしました。
普段から親身になって子育てを応援してくれる義母は話を理解してくれ、今はママから離れられない我が子をそっと見守ってくれています。
帰省を間近に控え、母子共に不安に感じている今だからこそ、今一度、ママに事前チェックしてもらいたいことをまとめてみました。
家族みんなで楽しい帰省となりますように‼︎
3.母子分離不安っ子・帰省前の確認事項
◆①パパの理解が前提です。
パパが理解してくれていなかったら、子どももママも苦しむのは目に見えています。
帰省先で「パパ、協力して!」なんて言えませんから・・・。
あらかじめパパにも子どもが困りそうなことや、守ってあげる場面など夫婦間で共通理解しておきましょう。
◆②帰省前に義実家に子どもの状況を説明。
義父母に今の子どもの状況について説明しておきましょう。
話にくいのであれば、義母や義姉など・・・誰か一人、話が通じそうな人に話しておくことをおすすめします。
発達のことはなかなか理解してもらえないかもしれませんが、困っていることやどんなことでうまくいくのかを伝えると、相手もわかりやすいと思います。
◆③帰省しない。
パパの理解がない。
義実家の理解がない。
子どもが過度に負担になるようであれば…
そして、ママが過度に負担になるようであれば、無理に帰省をしなくてもいいと思います。
何か理由をつけて、帰省は遠慮しましょう。
4.義父母へのアプローチは焦らず、長い目でみて
義父母の関わりがこれからも頻繁にあるのであれば、いずれかは義父母にも子どもの発達について知ってほしいと思います。
ママと義父母がギクシャクするのは子どもにとって良くないことでしょうし、何より子どもが苦しむ様子を見たくないからです。
話すことは勇気がいることですし、初めはこちらがどれだけ懸命に話しても、全く理解してもらえないかもしれません。
あまりいい反応を示してくれない場合だってあるでしょう。
でも、よく考えてみてください!自分でさえ、子どもの発達について理解し、受け止めるまでに時間がかかったのです。
たまにしか合わない義父母の立場であれば、時間がかかるのは当然です。
決して焦らず
長い目でみて、理解してもらえるように時間をかけてゆっくり根気強くいきましょうね!