学校を休んだ日は好きなことに没頭する親子時間にあてよう!

子どもが学校に行きたくないと言って学校を休んだ時、家での過ごし方に悩んでしまうママはいないでしょうか?ゲームや動画ばかりに夢中になる子どもを見るとイライラしがちですが、子どもが好きなことに没頭する時間の大切さに目を向けてみませんか?
 
 

1.別世界に身を置くことで自分を保つ子どもたち

 
 
子どもが「学校いきたくない」と言って休ませたのはいいけれど、家でどうやって過ごしたらいいんだろう?と不安になるママはいませんか?
 
 
「学校には行かなくていいよ」と言いながらも心のどこかでは「学校には行って欲しい」という本音を抱えていますよね。
 
 
お母さんは、
 
 
時間割り通りに家でも過ごさないと!
 
 
学校を休んで家でゲームなんてあり得ない!!
 
 
このままじゃもっとワガママになってしまう!
 
 
と思っていませんか?家で元気に過ごしている子どもを見ると、サボっているのでは?と思ってしまいますよね。だけど本当はそうではありません!
 
 
 
 
これまで頑張ってきた気持ちや傷ついてしまった心、モヤモヤとした気持ちから逃避するための行動なのです。
 
 
よくありがちなのが、ゲームやYouTubeに没頭している姿ですよね。これは別の世界に身を置くことで、子どもはなんとかその日を乗り切ろうとしています。
 
 
学校に行きたくても、行けない子どもたちの心の中は、外から見ただけでは分かりません。
 
 
傷ついていたり、本当は罪悪感でいっぱいだったり、自己否定をして自信をなくしていたり、いろんなマイナスの感情で心の中をいっぱいにしているケースが多いのです。
 
 
そして子ども自身「学校に行っていない自分はいけないことをしている」と思っている場合がほとんどです。
 
 
こんな複雑な気持ちを心に抱えている子どもたちは「別世界」に自分の身を置いて何とかやり過ごしているのです。
 
 
だから「ゲーム」「YouTube」といった、一見「非生産的」と見えるような子どもの行動でも絶対に否定しないで欲しいのです。
 
 
では、好きなことをして過ごすとどのようなメリットがあるのでしょうか?
 
 

2.休んだ日は好きなことに没頭してOKにしよう!

 
 
これは子どもに限らず大人も一緒ですが、好きなことに没頭することでたくさんのメリットがあります。今回はその一部について説明します。
 
 

①ポジティブになれる

 
 
学校に行けず休んでしまったお子さんは、必ずと言っていいほど罪悪感を抱いています。学校を休んだ自分はいけないんだ…」と悲観的に捉えてしまうのでどんどんネガティブ思考が加速していきます。
 
 
しかし、好きなことに没頭する時間が多いと「こんなに好きなことができて幸せだな~」と心から思えるようになるのです。
 
 
そうすると自分のことを責めるようなことはなくなり、生きる力が沸いてきます!
 
 
ネガティブな気持ちが強いお子さんこそ休んだ時は、好きなことに没頭させる時間を惜しみなく取ってあげて欲しいと思います。
 
 

②ストレス発散になる

 
 
好きなことに没頭する時間はとても楽しい時間になります。よって好きなことに没頭するとストレス解消となり没頭した後はスッキリとした気持ちになります。
 
 
残念ながら人は生きている限り必ずストレスが溜まってしまいます。そのストレスから助けてくれるのは好きなことです。
 
 
学校に行けないということは何らかのストレスがかかっている状態なので、休んだ時には思う存分好きなことに没頭してストレス発散に繋げていきましょう。
 
 
お母さんは「学校へ行け!」とプレッシャーをかけずに、まずは好きなことに没頭させることが子どもの心の充電となり、次への活力へと繋げていきたいですね。
 
 

3.ゲームや動画は悪い影響ばかりではない

 
 
好きなことをさせると子どものメンタルにとっていいことがあるのは分かったけど、勉強しないでゲームや動画にばかりに時間を使うと悪い影響があるのでは?と心配になりますよね。
 
 
しかしゲームや動画って案外悪い影響ばかりではないんです。実は子どもはゲームをしたり動画を観ることで心の安定を保つことができます。
 
 
それは、ゲームや動画は繰り返し同じような場面があったり、同じような映像を見ることがあるので安定した情報を得ることが出来、子どもには心地よい気持ちを与えてくれます。
 
 
つまり安心するんです。なので何回もやりたがるし、観たがるのです。
 
 
特に不登校などで心が落ち着かない状況にあったり、学校が苦手でも一生懸命に行っているような子どもならそのような傾向にあるかもしれません。
 
 
ゲームや動画などで心の安定を保つよう自然と子どもはしているんですね。
 
 
 
 
また、ゲームや動画などは日々目まぐるしく進化していますす。そのため、新しい情報を提供してくれるというメリットもあります。
 
 
実はテレビやゲームなどの情報を遮断した人の脳は発達していないという研究結果があるんです!
 
 
テレビや動画ばかり見ていると脳を使っていないのでは?と思うかもしれませんが、それは違うんですね。
 
 
お母さんがテレビや動画などに負けないくらいの情報を子どもに与えることが出来るのであれば、これらを遮断し触れさせないというのも有りかもしれませんが、あまり現実的ではないですよね。
 
 
そのような利点をお母さんがちょっと理解し頭に入れておくと、全て悪!という考え方にならないと思います。
 
 
うまく動画など活用しながら脳を育てていく方向にシフトチェンジしていくのが良いのではないでしょうか?
 
 
しかし、このゲームや動画ですが時間を守れずに困っているというお母さんも多いと思います。
 
 
やっても良いけど、約束の時間は守って欲しい…。
 
 
では時間にメリハリをつけるにはどうしたらいいのでしょうか?
 
 

4.問題行動ばかりに目を向けない

 
 
ゲームや動画などの時間を守って生活にメリハリを持たせて欲しい!
 
 
ダラダラとずっとやるのは止めて欲しい!
 
 
とお母さんは思ってしまいますが、そういう時は「問題行動ばかりに目を向けない」というのが逆に大事です。
 
 
問題行動ばかりに目を向けて、なんとか対策を考えるという方法は近いようで実は遠回りだったりします。
 
 
それよりもその問題は一旦置いておいて、別の角度からアプローチしていく方が遠回りに見えて近道なんです。
 
 
そこで、先ず一番最初にやって欲しいことは、お母さんとお子さんの2人の会話力をあげて、子どもを共感するということです。
 
 
ゲームや動画などを子どもが始めると、いつもお母さんの顔はへの字になっていませんか?
 
 
「ま~た、ゲーム…。他にやることないの…。」と顔に出ていませんか?
 
 
「いつ終わるの?早く止めなさい!」と口を開けば注意する言葉しか言っていませんか?
 
 
子どもには「ゲームを始める=お母さん不機嫌」と刷り込まれていると思います。
 
 
ゲームを早く止めて欲しい気持ちは一旦置いておいて、子どものゲームや動画のことを知る機会として、たくさんおしゃべりをして欲しいと思います。
 
 
「このゲームのどこがおもしろいの?教えて~」
 
 
「このゲームのやり方、お母さんにも教えて~」
 
 
「お母さんも一緒に出来るかな?」
 
 
 
 
「このキャラクター(人)はどんな性格なの?」
 
 
「へ~こんなに器用に指を動かせるんだね」
 
 
「ボタンの使い方って難しいね~よく覚えているね!すごいね!」
 
 
ゲームや動画を別に知りたいと思わないかもしれませんが、子どものやっていることに興味関心を示すと一気に子どもは心を開いて話をしてくれます。
 
 
なのであまり子どもとの会話が弾まないなと思っているママには、お子さんの興味のあるものを通してたくさんおしゃべりをして会話を増やしていって欲しいと思います。
 
 
ゲームなどから得た情報をインプットしただけで終わるのではなく、同時に話して伝えるなどアウトプットをすることで脳は更に活性化されます。
 
 
子どもはお母さんと好きなことをたくさん話すと(アウトプット)、共感してもらえた!という気持ちなるのでとても満足します。
 
 
脳も発達させてお子さんの気持ちも満たせて最高ですね!
 
 
気持ちが満たされた後に、子どもは意外な行動をとってくれたりもしますので、先ずはお子さんとたくさんおしゃべりをしてなんでも話せる環境を作っていきましょう。
 
 
どうしてもゲームの時間の事が気になるようであれば、会話力があがった後で「ゲームの時間の事で相談があるんだけど」と相談を持ち掛けてみるといいかもしれませんね。
 
 
「ゲームの時間がもう少し欲しい」
 
 
「止めようと思っていてもキリのいいところにならない」
 
 
など子どもの気持ちを話してくれるかもしれません。
 
 
ルールは一方的に決めるのではなく話し合ってお子さんに合った時間を決めていきましょう。
 
 
また、ルールは一度決めて終わりではないので、時々見直しながら新しいルールに更新していってくださいね。
 
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