休み明け「学校に行きたくない」と言いだしたら!?親の対応が子どもの命運を分ける理由

新学期がスタートしたと思ったら直ぐにゴールデンウィークですね。長期の休みを経験した後は子どもの様子がちょっと違う…ということも。子どもからのSOSサインが出た時にどう対応するのがベストなのか一緒に考えていきましょう!
 
 

1.ゴールデンウィーク明けに「学校に行きたくない」と言い出したらどうしますか?

 
 
新学期が始まり、お子さんは毎日頑張って学校へ行っていますか?
 
 
ある程度学校生活に慣れてくると、もしかしたら「学校に行きたくない」と言い出すお子さんも出てくるかもしれません。
 
 
その最初の山場は、ゴールデンウィーク明け!
 
 
しばらく学校に行かずにお休みが続くとどうしても環境の変化で心身にストレスがかかってしまいます。
 
 
大人でも長期の休みの後は、仕事に行くのがなんだか憂鬱で億劫だったりしますよね。
 
 
そしてこの時期は、五月病という言葉があるくらい、メンタルに不調が出てしまう時期なんですね。
 
 
これは大人だけに限らず最近は子どもの間でも見られる現象です。
 
 
そんな時にお子さんから「学校に行きたくない」と予想もしていなかった言葉が出てきたら、お母さんはどうしますか?
 
 
・学校で何があったの?
 
 
・いじめられてたの?
 
 
 
 
・本当に休ませていいのか分からない…。
 
 
・取り敢えず、今日は学校に行かせて様子をみようかな。案外、大丈夫かもしれないし…。
 
 
ただのわがままかもしれないと思ってみたり、原因を追究しようとしたり、お母さんの気持ちも落ち着かないと思います。
 
 
ただ、「学校に行きたくない」と言った時に、お母さんにはやって欲しくないNG対応があるんですね。
 
 
間違った対応をとってしまってお子さんの状態を悪い方に拗らせないためにも、NG対応について次で説明していきます。
 
 

2.お母さんがやってはいけないNG対応とは

 
 
そもそも「学校に行きたくない」というのは子どもからのSOSサインなんです。
 
 
学校に行けない原因は、環境の変化でストレスを感じていたり、学習の苦手さやお友達とのコミュニケーションの問題であったり、集団が苦手だったり繊細で不安を感じやすかったりなど、様々な理由が考えられます。
 
 
 
 
それらの困りごとをうまく言語化できずに「学校に行きたくない」という一言に込めているんですね。
 
 
大人がモヤモヤするという表現を使う時、それは自分の気持ちをうまく言語化できないのでその言葉を使うのと同じで、子どもも自分の気持ちをうまく説明できないけど、「学校に行きたくない」という一言にSOSを込めています。
 
 
そのような状態の時にお母さんにやって欲しくない対応とは…。
 
 

◆無理やり学校に行かせる

 
 
「行きたくない」と泣いている子どもを怒鳴りつけたり、手を引っ張って無理矢理に学校に連れて行ったりすることは止めましょう。
 
 
無理やり学校に行かせると学校へのネガティブな記憶が蓄積されやすく逆効果になることがほとんどです。
 
 

◆子どもを責める

 
 
これは絶対にやって欲しくない対応です。
 
 
学校に行きたくないという子を責めることは絶対にNGです。
 
 
「他の子は行っているのに何であなたは学校に行けないの!」
 
 
「子どもの仕事は学校に行くことなのよ!休むなんてダメよ!」
 
 
子ども自身も学校に行けないことへの後ろめたさのようなものはあります。
 
 
それなのにお母さんに責められてしまうと、更に子どもが自分で自分を責めてしまい、自己肯定感がどんどん下がり自信をなくしてしまいます。
 
 

子どもの仕事は学校へ行くこと

 
 
土日・祝日以外は学校に行くもの
 
 
 
 

などの学校へ行くことの当り前が一瞬で崩れてしまうとお母さんも平常心ではいられなくなります。

 
 
「学校を休みたい」と伝えるのは実は言いにくいですよね?
 
 
たくさんの勇気をふり絞って伝えているはずなので子どもの非常事態だと認識してあげて欲しいと思います。
 
 
それだけ辛い状況で頑張ってSOSを出しているということです。
 
 
言葉で伝えられるお子さんばかりではないので、以下のような症状が出た時もSOSサインだと気付いてあげてください。
 
 
・腹痛や頭痛、吐き気を訴える
 
 
・あまりよく眠れていない
 
 
・食欲がない
 
 
・ぼんやりしている
 
 
・表情に覇気がない
 
 
など。これらは一例でありますが、普段のお子さんの様子と違うなと感じることがあればそれもSOSサインかもしれません。
 
 
まだお母さんに休みたいと伝えられているうちは安心です。これを言えないような状況にしてしまうと本当に子どもはつぶれてしまうので気を付けましょう。
 
 

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3.学校に行きたくない時は誰にでもある!親のOK対応とは

 
 
先ず、学校に行きたくないという時は誰にでもあることなので「学校に行きたくない」と言い出したからといってそこまで心配する必要はありません。
 
 
決して特別なことではありません。
 
 
しかし、子ども達は朝から昼過ぎまで決められたスケジュールを毎日毎日こなしています。これってよく考えてみるとすごいことですよね。
 
 
そのような背景も踏まえて、慌てずにお母さんには対応をしてもらいたいと思います。
 
 

◆休ませてあげる

 
 
1度休ませたらこのまま不登校になってしまうんじゃないか…と不安に思うかもしれませんが、その時学校へ行くことが子どもにとっての最善策とは考えにくいです。
 
 
学校は休まずに済んだかもしれませんが、お子さん自身が抱えている問題解決とはなりません。
 
 
心身を休ませ、エネルギーチャージをしてまた行動できる力を養うことの方が大事だと思います。
 
 
 
 
少し先の未来を考えると、子どもには笑って過ごしていてもらいたいですよね。
 
 
その為にはSOSサインが出ている時には無理させず休ませてあげてください。
 
 
私たち大人が思っている以上に外では何倍も何十倍も子どもは頑張っているので、好きなことをしてゆっくりした時間を過ごせるよう配慮をしてあげてください。
 
 

◆子どもの気持ちを聴く

 
 
お母さんは、思い切って学校を休ませると決断したとしても不安でいっぱいかもしれませんが、感情的にならず子どもの気持ちに寄り添った対応を心がけていきましょう。
 
 
「なんで学校行かないの?」と子どもに理由を聞きたくなりますが、先ずは子どもの気持ちをシッカリと聴いて受け止めて欲しいと思います。
 
 
「休みたいんだね」
 
 
「そっか」
 
 
「そう思うんだね」
 
 
 
 
子どもの気持ちをそのまま全部受け止めてあげましょう。
 
 
少しずつ元気が戻ってきたところで、
 
 
「どうしたら学校にいける?」
 
 
「何か困っていることがあるなら教えてね」
 
 
と理由を聞いてみてもいいかもしれません。
 
 
あくまでも子どもに元気が戻ってきてから聞いてくださいね。
 
 
例え、理由が言えなかったとしてもがっかりしたり否定せずその気持ちも受け止めてあげてください。
 
 
子どもはパワーチャージされると自ら行動に移すことができますので、焦らずに子どもを信じて待ってみてくださいね。
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