1.「ママ業」がつらいと感じるのはあなただけじゃない
「もう無理…」「どうして私ばっかり?」
そんな言葉が、ふと心の中に浮かぶことはありませんか?
毎日子どものことを考え、家族のために頑張っているママたち。
家事、育児、仕事、学校や地域の役割まで…。
「ママ業」に終わりはなく、どこかで自分の心と体を置き去りにしてしまっていることもあるのではないでしょうか。
実際、日本の女性は世界で最も睡眠時間が短いとも言われています。
OECD(経済協力開発機構)の2021年の調査では、日本人の平均睡眠時間は7時間22分で加盟国中最下位。
さらに日本では女性の方が男性よりも睡眠時間が短く、家事・育児・仕事に追われていることがわかります。
「ママ業」は尊い仕事ですが、誰もが少しずつ無理をして続けているのが現実。
そんな日々の中で、つらさやイライラを抱えてしまうのは、決してあなただけではありません。
外ではいい子、家では癇癪の子に
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2.私も「いいママ」であろうと頑張りすぎていました
実は私自身も、「完璧なママ」であろうとするあまり、自分を追い詰めてしまった経験があります。
・毎日きれいに整った部屋
・手作りのバランスの取れたご飯
・子どもの宿題を見て、スケジュールを管理し、習いごとにもきちんと対応
周囲から「すごいね」と言われることもありましたが、その裏ではいつも「もっと頑張らなきゃ」「できていない私はダメな親かも」と、自分を責めていました。
他人の目を気にして「ちゃんとしたママ」であろうとすることが、いつの間にか重荷になり、気がつけば子どもにもイライラをぶつけてしまうようになっていたのです。
「笑顔で子どもに接したいのにできない」
「つい怒ってしまって、あとから自己嫌悪になる」
そうやってどんどん自分を追い詰め、心も体も疲れきってしまいました。
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3.ママの心の余裕が子どもの安心につながる理由
子どもは、ママの変化にとても敏感です。
ママが笑っているときは、子どもも安心して心を開きます。でも、ママが疲れていていつもピリピリしていると、子どもは無意識のうちに萎縮してしまうのです。
「ママが怒ってるのは、私のせいかもしれない」
「ママに迷惑をかけないようにしなきゃ」
そんなふうに感じてしまう子どももいます。
本当は子どもだって、甘えたいし、話したいことがたくさんあるのに、ママの顔色をうかがって、自分の気持ちを我慢するようになってしまうこともあります。
ママは家族の太陽。ママの心に余裕があれば、子どもにもそれはしっかり伝わります。
「私が頑張らなきゃ」ではなく、「ママが笑っていられるにはどうすればいい?」という視点に切り替えることで、家族の空気もぐっとやわらかくなります。
3.思考の片づけで心がラクになる!ママのための思考変換法
では、どうすればママの心に余裕をつくることができるのでしょうか?
ここでおすすめしたいのが「思考のポジティブ変換」です。
ポジティブ変換とは、いま自分の中にあるネガティブな感情や考え方を、視点を変えて言葉をポジティブに置き換える方法です。それだけで、気持ちがぐっと軽くなることがあります。
◆ネガティブをポジティブに変える魔法の言葉
ネガティブな言葉 | ポジティブ変換 |
---|---|
また子どもに怒っちゃった | そんな日もあるよね |
自分はダメな親だ | よく頑張ってる! |
何もできなかった | でもこれだけはできた! |
あれもこれもやらなきゃ | 今すぐじゃなくても大丈夫! |
私はこんなこともできない | ○○は苦手だから手伝って! |
将来が不安 | なんとかなるよ、大丈夫! |
周りの目が気になる | 子どもが「ママ大好き」って言ってくれたら、それで十分! |
そもそも、「完璧な子育て」なんてこの世に存在しません。
インスタやママ友のSNSを見て「すごいな」「私なんて…」と思うこともあるかもしれませんが、それは切り取られた一瞬にすぎません。
子育ては、正解のない長期戦。うまくいかないことがあって当たり前。それでも日々向き合っている時点で、すでに「いいママ」なんです。
だからこそ、「ちゃんとしなきゃ」「もっと頑張らなきゃ」という思い込みを手放してみましょう。
「今日も1日生き抜いた」それだけで、十分に偉いし、価値があります。
4.持続可能な子育てのために「ママ業」の考え方を変えよう
子育ては、短距離走ではなくマラソンのようなもの。
大切なのは、無理をせず「続けていけること」です。
そのためには…
・休む勇気を持つ
・手を抜くことを「悪いこと」だと思わない
・パパや家族、行政サービスに「頼る」
・愚痴を話せる相手を見つける
・できない日は「できない」でOKと受け入れる
こういった視点を持つことが、ママ業をラクにする大きなカギになります。
ママの笑顔は、何よりの家庭の栄養。
それを守るために、まずは自分自身の「心の片づけ」から始めてみませんか?
5.ママ業に疲れたあなたへ届けたいメッセージ
もしかしたら、今日も子どもに怒ってしまったと落ち込んでいるかもしれません。
「こんな私、ママ失格だ」なんて思っているかもしれません。
でも、大丈夫。
あなたは今この瞬間も、子どもを想って悩んでいる。それだけで、もう十分に「いいママ」なんです。
疲れたときは、無理に頑張らなくていい。
ちゃんと「疲れた」と言って、休む時間をつくってください。
思考をちょっとだけ変えてみるだけで、心の中にやさしい風が通りはじめます。
完璧じゃなくていい。笑っているママが、子どもにとってのいちばんの宝物です。
「ママ業」はつらいこともあるけれど、ひとつひとつの選択で、少しずつ軽やかに変えていけます。
あなたらしい「ママ業」を、どうか楽しめますように。