分離不安っ子もママも毎日がもっと楽になる、思考と声かけのポジティブ変換術

跳ぶ親子
愛する我が子のために日々たくさんの時間とエネルギーを使いすぎて、疲れてしまっているママはいませんか?分離不安っ子のママはとても頑張り屋さん!そんな親子の毎日をもっと楽にする思考と声かけのポジティブ変換の、基本の捉え方をお伝えします。
 
 

1.分離不安っ子ママに必要な心のエネルギー

 
 
分離不安の子を持つママたちは、本当に頑張り屋さんです。
 
 
不安が強い我が子に、家でも外でも「ママ〜」と呼ばれ、一人でゆっくりする時間もなかなかとれないですよね。
 
 
不安が強い時期はママのトイレにまで付いてくる、なんていうこともあると思います。
 
 
また、学校に対しても不安を感じる子が多いため、毎朝付き添い登校をしているママや、親子で一緒に授業に参加しているママも多いのではないでしょうか。
 
 
このような毎日が続くと、どんなに頑張り屋さんのママでも、心も体も疲れが溜まってきます。
 
 
子どものことはもちろん大切で可愛いけれど、色々な感情が溢れて笑顔になれなかったり、褒めた方が良いのは分かっていても、その状況で褒め言葉が出てこなかったり。
 
 
いっぱいいっぱいになってしまうママも少なくありません。
 
 
「子どもを褒める」って、簡単なようで、実はすごくエネルギーがいることなんです。
 
 
まずはママ自身の心が満たされていないと、子どもを褒めるエネルギーが十分に蓄えられません。
 
 
頑張り屋さんのママこそ、自分自身を認めて、まずはしっかり自分を癒してあげて欲しいのです。
 
 
大切な気持ち
 
 

2.ポジティブ変換で得られる効果

 
 
そんなママにオススメしたいのが、“ポジティブ変換”です。
 
 
ママの思考と声かけをポジティブに変換することで、次のような効果が得られます。
 
 
・子育てとママ育てが同時進行できます
 
 
子どもだけでなく、ママの良いところもたくさん見つけましょう。
 
 
・我が子に合った伝わりやすい声かけが見つかります
 
 
子どもによって響く言葉も違います。
 
 
・ママのものの見方、捉え方が変わります
 
 
捉え方が変わると、新たな発見があります。
 
 
・ある程度で妥協できるようになります
 
 
完璧主義に別れを告げて、「ま〜いっか!」の思考が大切です。
 
 
・子育てが10倍楽になります
 
 
ママ自身にも花丸をあげて、頑張りすぎない子育てをしましょう。
 
 
・子どもの「生きる力」が育ちます
 
 
子ども自身でポジティブな見方ができるようになります。
 
 
どうですか?
 
 
こんなふうに思考や声かけを変換することができたら、分離不安っ子との毎日が今まで以上に明るく楽しくなると思いませんか?
 
 
では、具体的にどのようなことを意識してポジティブに変換していけば良いのか、次にお伝えしますね。
 
 
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3.ポジティブ変換の3つの基本

 
 
ポジティブ変換には、基本となる捉え方があります。
 
 
この基本に沿って、我が子やママ自身に合った変換にアレンジしていくのがオススメです。
 
 

◆①否定を肯定に

 
 
子どもに声をかける際も、ママ自身の頑張りを認める際も、否定的な注目ではなく肯定的な注目で見るようにしましょう。
 
 
例えば、テストで80点をとったとき、間違えた20点に注目するのと、できた80点に注目するのとでは、かける言葉がまったく違いますよね。
 
 
また、一見短所と思えるような部分も、見方を変えるとその子の長所として見ることができます。
 
 
「できていることに注目する」「肯定的な目で見る」
 
 
ポジティブ変換の一番の基本です。
 
 

◆②「べき思考」を手放す

 
 
「〜すべき」という思考に、子どももママも無意識に追い詰められています。
 
 
どうしても今すぐにやらなければならないことなんて、実はそんなにないのです。
 
 
「〜ならいいな」という思考に変えることができれば、子どもに対してもおおらかな気持ちで接することができますし、ママ自身もタスクに追われることがなくなります。
 
 
例え今日できないことがあっても、「これはできた!」とやれたことに花丸をつけ、べき思考にはさよならしましょう。
 
 

◆③子どもは子ども、私は私

 
 
子育てをしていると、思い通りにならないことがたくさんありますよね。
 
 
特に分離不安っ子のママだと、「どうしてこんなことも一人でできないのだろう?」「これの何がそんなに不安なんだろう?」などと感じることも多いと思います。
 
 
そんなときに意識して欲しいこと、それは『子どもと自分は別のもの』ということです。
 
 
このように切り離して考えることができれば、ママの想いと子どもの気持ちが違っていても仕方ないと頷けますし、「それがこの子なんだ!」と、子どもの意思を尊重しようと思えます。
 
 
子どもを尊重することは、子どもの自信を育てることにもつながっていきます。
 
 
ぜひ、ママは「〜しなさい!」というように命令口調で押し付けるのではなく、子ども自身に「どうしたい?」と聞けるゆとりを持ってください。
 
 
子どもは子ども、と捉えることができれば、ママのイライラはスッと消えていきます。
 
 
以上の3つの基本を意識しながら、我が子に伝わりやすい声かけや、ママの心が楽になる思考の変換を取り入れていくことで、親子の毎日はもっと楽しくなります。
 
 
分離不安の親子は一緒にいる時間が長い分、子どもにどんどんプラスの言葉をかけられるというメリットがあります。
 
 
ママのポジティブな変換、声かけを間近で感じた子どもたちは、いつの間にか子ども自身でもポジティブな見方ができるようになっていくものです。
 
 
「ぼくにも、できているところたくさんあるじゃん!」と、自分に花丸をあげられる子どもに育ちます。
 
 
そんなことの積み重ねで、分離不安っ子たちは少しずつママから離れても平気になり、ひとりで進んでいける子に成長していくのです。
 
 
分離不安っ子を持つ頑張り屋さんのママだからこそ、自分にも子どもにももっと花丸をあげて欲しい。
 
 
毎日をもっと楽に過ごして欲しい。
 
 
そう思います。
 
 
ポジティブ変換の効果を、ぜひ親子で感じてみてください。
 
 
跳ぶ親子
 
 
執筆者:
発達科学コミュニケーション トレーナー
長谷川まこ
 
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