小学生になっても続けてほしい!分離不安の親子が楽しく成長できる読み聞かせの効果

読みきかせ=小さな子のものではありません!分離不安の子にぜひオススメしたい読み聞かせの効果と、そのポイントをお伝えします。1日の終わり、眠る前に親子のコミュニケーションのひとつとして読み聞かせを取り入れてみませんか?
 
 

1.6月の登校しぶりは分離不安っ子のSOSサイン

 
 
新学期が始まり2ヶ月ほど経ちました。
 
 
春の一大イベントである運動会が終わり、あとは夏休みまでの1ヶ月半あまりをどう乗り切るか、悩んでいるママも多いのではないかと思います。
 
 
ここから夏休みまでが、分離不安親子にとっては、ひとつの大きなハードルとなってきますよね。
 
 
運動会という目標があり、何とか頑張れていた5月。
 
 
それが終わると、気持ちの糸が少し緩んで、学校への行きしぶりをする子が増えてくる時期です。
 
 
特に6月は、梅雨も重なって、ただでさえ気が重くなりがちですね。
 
 
この時期、子どもにこんな様子が見られたら、それは心が疲れているサイン!
 
 
我が子に当てはまることがないか、チェックしてみてください。
 
 
家の中での「ママ〜」が増えた
 
兄弟ケンカが増えた
 
八つ当たりが増えた
 
宿題を嫌がる
 
朝起きられない
 
外出したがらない
 
登校しぶりがある
 
 
いかがですか?
 
 
ひとつでも当てはまるものがあれば、それは子どもからのS0Sです。
 
 
一学期のこの時期に見られるSOSは、早めの対応が鉄則!
 
 
特に分離不安の子どもは不安を感じやすく、小さなきっかけでも自信を無くしやすいのが特徴です。
 
 
ここでしっかりと子どもに寄り添い、子どものやる気や安心感を高めてあげることが、夏休みまでの鍵となります。
 
 
では、どうしたら、子どもに安心や自信を届けられるのでしょうか。
 
 
今回おすすめしたいのは、ずばり「読み聞かせ」です!
 
 
 
 

2.読み聞かせで得られる効果はたくさん!

 
 
読み聞かせと聞くと、ママが小さな子どもに読んであげるイメージが強いかと思います。
 
 
ですが、読み聞かせの効果は、幼児期だけのものではありません。
 
 
小学生であっても、読み聞かせから得られるものは多くあります。
 
 
読み聞かせが子どもに与える効果をご紹介します。
 
 

♦︎①学力が向上する

 
 
文部科学省の調査によると、読み聞かせをしてもらっている子どもは、小中学校での学習において、国語や算数・数学の平均正答率が高いという結果が発表されています。
 
 
読み聞かせによって培われる言語力や文章理解力、話を最後まで聞く力といったさまざまな能力が、学力向上の理由の一つとして考えられます。
 
 
学校が苦手な子の中には、学習面に不安がある子もいますよね。
 
 
毎日の読み聞かせは、学習面でのサポートが必要な子にとって、聞く力や理解する力を育てることにつながります。
 
 

♦︎②コミュニケーション能力が高まる

 
 
読み聞かせによって言語力を身につけることで、コミュニケーション能力が向上し、人間関係を構築しやすくなります。
 
 
また、いろいろな物語に触れることは、「どういう状況で人間がどういう感情を抱くのか」を理解するきっかけになります。
 
 
その過程で共感力が磨かれていきます。
 
 
さらに、物語の登場人物の心情を思い浮かべることで想像力が豊かになり、相手の気持ちが想像しやすくなります。
 
 
思いやりを持って人と接することができるようになっていくでしょう。
 
 
これは、子どもがママから離れ、学校での人間関係を作っていく上で、とても大切な力となります。
 
 

♦︎③心が癒され、自己肯定感が高まる

 
 
読み聞かせをしてもらうと、感情のコントロールを司る前頭前野の血流が減少します。
 
 
すると心が落ち着き、癒された状態になります。
 
 
子どものストレスが軽減され、リラックス効果が期待できます。
 
 
また、ママの声は子どもに安心感を与え、自分が受け入れられていると実感できるでしょう。
 
 
このことは自己肯定感を高めることにもつながります。
 
 
自己肯定感が高くなると、他人の評価を気にせず、自分に自信を持って活動することができるようになります。
 
 
学校生活において、周りの目を気にし過ぎることなく過ごせることは、分離不安の子にとって、とても重要な要素です。
 
 

♦︎④親子の情緒が安定する

 
 
読み聞かせによって子どもがリラックスし、親の愛情を感じて情緒が安定します。
 
 
ダイレクトに愛情が伝わるので、子どもの感情的な問題が減少します。
 
 
また、読み聞かせの時間が多い家庭ほど、母親の「子どもの行動に対するストレス」が少ない傾向があります。
 
 
特に、子どもの気になる行動に対してのストレスが減るということが分かっています。
 
 
親の情緒が安定することで子どもの問題行動が減るという相互作用も期待できますね。
 
 
 
 

3.毎晩の読み聞かせは、親子の極上のコミュニケーションタイム

 
 
このように、読み聞かせは親子にさまざまな効果をもたらします。
 
 
我が家では、子どもが小さい頃から、小学4年生になった今でも、読み聞かせを続けています。
 
 
うちの子は母子分離不安があり、自分になかなか自信が持てないタイプです。
 
 
幼稚園児の頃から私への依存度が高く、家でも外でも「ママ〜ママ〜」が多い子でした。
 
 
そんな我が子との時間を、少しでも穏やかで楽しいものにしたい、親子でコミュニケーションをとる時間が欲しい、と思い始めたのが『寝る前の読み聞かせ』でした。
 
 
「毎晩の寝る前のお約束にしよう!」と決めました。
 
 
私が読み聞かせをする際、1つポイントにしていることがあります。
 
 
それは、“私が一方的に読んであげるのではなく、子どもに問いかけ、それに答えてもらいながら読む”ということです。
 
 
「あなただったらこの後どうする?」
 
 
「どうしてこうなったと思う?」
 
 
そう問いかけながら読むことで、子どもの考える力や伝える力を伸ばすことを意識しています。
 
 
考える力や伝える力は、子どもがこの先自分の力で未来を切り開いていく上で、なくてはならない大切な力です。
 
 
その力を、読み聞かせでつけられたら嬉しいですよね。
 
 
うちの子は、私と一緒に読むために、学校の図書館でいろいろな本を借りてくるようになりました。
 
 
「学校いやだな…」と少し気持ちが落ち込む日も、「図書館に行きたいから登校する!」と、それがモチベーションになることもあります。
 
 
また、休日は親子で地域の図書館に行って、読みたい本を選ぶこともおすすめです。
 
 
子どもの好きなもの、興味がある分野を一緒に探すきっかけになりますし、世界や日本の文化といった社会的な本を選べば、視野が広がる感覚も楽しめます。
 
 
思いもよらないところから、子どもの「好き!」が見つかる可能性もありますね。
 
 
忙しい毎日ですから、本の読み聞かせにたっぷり時間を割くということは難しいですし、それ自体がストレスになってしまったら何にもなりません。
 
 
短時間でいいので、親子で楽しみながら、寝る前のひと時、本の読み聞かせをしてみてはいかがでしょうか。
 
 
自分で読むことができる小学生であっても、反抗期であっても、ママの声で聞く物語は特別です。
 
 
その時間が、分離不安の子どもの心に安心と自信を届けてくれます。
 
 
登校への不安が強くなってくるこの時期、親子の特別なコミュニケーションの時間として、読み聞かせを1日5分でも10分でもいいので取り入れてみませんか。
 
 
きっと、子どもにとってもママにとっても毎日の楽しみになるはずです。
 
 
 
 
執筆者
発達科学コミュニケーション トレーナー
長谷川まこ
 
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