高齢出産ママのみなさん、厳しいしつけで子育てしていませんか?発達障害、グレーゾーンの子どもはネガティブな記憶を残しやすいため、厳しいしつけで育ててしまうと子どもの自信を奪ってしまいます。厳しいしつけで自信を無くした子どもがママの声かけで自信を取り戻すテクニックをお伝えします。
1.厳しいしつけは発達障害、グレーゾーンの子どもの自信を奪ってしまう
子育て=しつけだと思っていませんか?
厳しくしつけることがちゃんとしたお母さんだと思っていませんか?
「〇〇しなさい」
「〇〇しちゃダメ」
つい、子どもの出来ていないところに注目し指示や指摘ばかり出してしまう。
言うことを聞かない時には、厳しく叱ってしまう。
さらに子どもが口答えをするようなことがあれば、怒りがこみ上げて、イライラが止まらない。
ほとんどのお母さんたちがこのようなことを経験したことがあるのではないでしょうか?
高齢出産のママなら、なおさらこの気持ちがわかると思います。
「高齢出産のママだから、甘やかしだって周りに思われたくない!」
そんな「~すべき」やプライドにとらわれ、厳しくしつける子育てから抜け出せなくなっていませんか?
2.「甘やかしてる」と思われないように厳しくしつけていた過去
私の息子は発達の特性からこだわりが強く自分の思い通りに行かないことが許せないタイプでした。
幼少期、お友達と遊んでいても気に入らないことがあると癇癪を起こしなかなか切り替えができずにいました。
そこでお友達のママが「お互いにごめんなさいしよう」と提案。
お友達はすんなり「ごめんなさい」ができるのに、息子は絶対にしない。
最初は優しく言っていた私も、頑として言わない息子を最後は叱りつける、そんな日々の繰り返しでした。
私は、そんな息子の出来ていないところに注目し指示や指摘ばかり、言うことを聞かない時には厳しく叱って言うことを聞かせていました。
幼少期はなんとか叱れば言うことを聞いていた息子ですが、成長と共に口答えをするようになり、私はそんな息子にイライラが止まりませんでした。
発達障害、グレーゾーンの子どもはネガティブな記憶を溜め込みやすい特性を持ち合わせています。
毎日、私の小言や指示指摘を聞いていた息子はネガティブな記憶が蓄積され次第に自信と気力が持てなくなってしまったのです。
そんな状況に追い打ちをかけるように、事は起こりました。
小3の新学期、厳しい担任の先生に当たり、怒鳴る先生の恐怖と、無理に嫌いな給食を食べさせられたことがきっかけで、頑張ることが出来なくなってしまい、登校しぶりを起こすようになってしまいました。
そして、次第に息子は学校に行くことが出来なくなってしまいました。
3.厳しいしつけ子育てを卒業!発達障害、グレーゾーンの子どもの自信を取り戻す声かけテクニック
学校に行けない自分を「嫌い」と自己否定し、心が壊れかけたとき発達科学コミュニケーションに出会い親子共々救われました。
私は高齢で息子を出産しました。
「高齢出産だから甘やかして育ててる、一人っ子だから甘やかしてる」と思われないように周りを気にしすぎて厳しいしつけで息子を育ててしまいました。
発達科学コミュニケーションに出会い、昭和の厳しいしつけ子育てでは子どもの行動を妨げてしまうことを学びました。
発達科学コミュニケーションで脳科学に基づいた親子のコミュニケーションを学んだ私は、これまでのしつけ子育てを手放し肯定的な関わりに変えていきました。
「〇〇できたね」
「頑張ったね」
「〇〇してくれてありがとう」
「ママ嬉しいよ!」
肯定的な関わりとは、子どものできてるところだけに注目し、できていないところはスルーします。
肯定は目減りして伝わるので、最低でも肯定8>否定2の割合で肯定の関わりを続けます。
肯定の貯金ができると、次第に子どもは自信と気力を取り戻し自主的に行動できるようになります。
自信と気力を失ってる子どもには最初は肯定10>否定0で接しても良いでしょう。
お母さんの声かけで子どもに自信と自立を授けましょう。
執筆者
発達科学コミュニケーション トレーナー
ごとう あかり