不登校原因の半数は無気力・不安!不安が強い子どもに必要な対応とは?

毎年文部科学省より発表される不登校者数は更新されています。不安を抱える子どもが多く早急に手を打つ必要がありますが、じゃあ一体何をしたらいいの?それは、家でママが子どもの脳を発達させることです!今日はすぐにできるお家での対応法をお伝えします。
 
 

1.2022年度の不登校者数は過去最多

 
 
突然ですが、29万9048人。この数字は何を意味しているか分かりますか?
 
 
実はこの数字は2023年11月に文部科学省が発表した不登校の児童生徒の数です。過去最多を更新しています。
 
 
しかし、この数字はママと一緒だったらなんとか学校に行っている母子登校のお子さんや、保健室、別室登校、放課後登校などの隠れ不登校のお子さんの数は含まれていないので実際はもっとたくさんのお子さんが学校に苦手さを感じているのではないかと思います。
 
 
そして不登校になった原因を探ってみると、
 
 
無気力・不安…46.3%
 
 
親子の関わり…14.6%
 
 
生活リズムの乱れと…14.0%
 
 
 
 
と、約半数のお子さんが学校に行くことに不安を感じているという結果になりました。そしてその約8割のお子さんに『母子分離不安』の傾向があるとの見解もあります。
 
 
そもそも「母子分離不安」とは、文字通り母親と離れることに不安を感じることで、発達段階において、必要不可欠なものですが、3歳を過ぎても母親と離れることに強く抵抗したり、不安を感じるようでしたら母子分離不安の可能性があります。
 
 
はたから見たら「甘やかしている」と思われてしまうこともありますが、決してそんなことはありません!
 
 
母子分離不安っ子のママは人一倍頑張り屋さんで、誰よりも子どものことを思っているばかりです。なので自分の子育てを決して責めたりしないでくださいね!
 
 
では、どうしてお子さんは不安になってしまうのでしょうか?
 
 

2.子どもが不安になる原因とは?

 
 
最初に、母子分離不安は愛情不足ではない!というお話をします。
 
 
不安が強いお子さんを育てていると、ママは自分の育て方が悪かったんじゃないか?甘やかし過ぎんじゃないか?
 
 
または、小さい頃、仕事ばかりで構ってあげられなかったからなんじゃないか。そのせいで愛情不足になってしまい、今このような状況になってしまっている…と思うママがたくさんいます。
 
 
ハッキリ言って、母子分離不安はママのせいでも、愛情不足でもありません!
 
 
なぜならば、原因としては、子どもの生まれ持っての脳の特性や気質がからんでいることがほとんどだからです。
 
 
なので、決してママの愛情不足なんかではないのです。
 
 
ではなぜ、母子分離不安になってしまうのでしょうか?
 
 
 
 
・感受性が豊か
 
・繊細
 
・心配性
 
・記憶力がいい
 
・物事をネガティブに捉えやすい
 
・完璧主義
 
・コミュニケーションが苦手
 
・感情のコントロールが苦手
 
・切り替えが苦手
 
 
など、いくつかの要因が重なり合って、不安へと発展するケースが多くあります。
 
 
だからママは子どもが安心して暮らせるように、安心感を与える接し方を心がけていくのがとても大事なのです。
 
 
とはいえ、それってどうやってしたらいいの?という問いについては次で説明していきますね。
 
 
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3.脳を育てるママの声かけ

 
 
実は、子どもに安心感を与えるためには「脳」を育ててあげる!それが一番の方法です。
 
 
よく生徒さんに「分離不安は治らないのですか?」と聞かれることがありますが、もともと生まれ持っての気質や脳の特性による部分が大きいので、基本的には「不安」をゼロにするのは難しいと思っています。
 
 
不安とは、脳の働きが生み出すもの!だから闇雲に「大丈夫!」「そんなの平気!」上っ面な励ましの声で不安を解消しようとしても解決することはできないのです。
 
 
脳の力がなければ、不安な感情は生まれません。だったら脳を育ててあげればいいんです!
 
 
脳は「できた!」という成功体験や経験の積み重ねによって成長していくものです。
 
 
それならば、不安にならないだけのたくさんの「できた」の成功体験を子どもの脳に入れてあげればいいんです!
 
 
すると、脳全体が成長し、不安は軽減されていきます。
 
 
しかし、分離不安っ子ははじめてのことが苦手、緊張しやすい、などでなかなか自分の本来の力を発揮できないお子さんが多いです。
 
 
だから正直、たくさんの成功体験をさせましょう!と言われてもなかなか経験をさせてあげることが難しいです。
 
 
普通に暮らしていて、普通に学校にいっていて、どれほどの成功体験を経験できるでしょうか?
 
 
うまくいかなくて落ち込んだり。皆のようにできなかったり。ママに怒られたり。パパに叱られたり。
 
 
成功体験よりも、失敗経験の方が断然多い!のではないでしょうか?
 
 
なので、ママの声かけで成功体験の記憶を子どもの脳にたくさんインプットしてほしい!と思っています。
 
 
 
 
そのために、毎日おうちでママがどんな声をかけるのか?
 
 
イライラしながら、
 
 
「宿題しなさい!」
 
「早くしなさい!」
 
「わがまま言わない!」
 
「泣き止みなさい!」
 
 
と声をかけるのか?それとも、
 
 
「宿題やってるんだ!」
 
「もうここまでできたんだ!」
 
「ありがとう♡」
 
「泣いてもいいんだよ」
 
 
と声をかけるのか?一目瞭然ですよね。
 
 
ママの声かけ1つで成功体験の記憶に変えることができます。だから、ママの声かけはとっても大切なんです!
 
 
ぜひ今日は1つでもいいので、
 
 
「〇〇しなさい!」
 
 ↓
 
「〇〇しているんだね!」
 
 
に変換してみてください。
 
 
子どもに成功体験をたくさん授けてあげましょう!
 
 
 
 
 
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