我慢することが多い発達障害グレーゾーンの子どもの兄弟たち。親子のコミュニケーションが不安を和らげるカギになる!

ハグ
実はとても我慢している発達障害グレーゾーンの兄弟たち。親はどうしても手のかかる発達障害グレーゾーンの子どもの方に意識が向いてしまいがちです。兄弟たちが安定した気持ちで生活をするために、どう関わっていけばよいのか。私の体験談とともにお伝えしていきます。
 
 

1.我慢することが多い発達障害グレーゾーンの子どもの兄弟たち。

 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもの兄弟たちはとても我慢していることが多いと思います。
 
 
なぜなら親は手のかかる子の方に意識がいきがちだからです。
 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもの兄弟たちは
 
 
✔︎本当はたくさん甘えたい
 
✔︎自分だけを見てほしい
 
✔︎わがままも言いたい
 
✔︎同じように手をかけてもらいたい
 
 
そんな想いを抱えています。
 
 
しかし、親は日常生活において、どうしても手のかかる発達障害・グレーゾーンの子どもに振り回されてしまいがち。
 
 
兄弟たちに我慢させていることに気づいていても、後回しになってしまうのです。
 
 
我慢
 
 

2.母の不安や焦りが伝わり、妹が不安定になってしまいました…。

 
 
わが家の子どもたちは娘が定型発達。
 
 
息子は自閉スペクトラム症(ASD)と注意欠如・多動症(ADHD)の特性を持った発達障害・グレーゾーンです。
 
 
息子は小学生になってから特性が強く出始めました。
 
 
学校での大きな不安と今まで蓄積されていたストレスやトラウマが引き金となって、不登校や強い反抗や暴力、過剰な不安や緊張といった二次的な問題も出てしまいました。
 
 
私は息子のことで頭がいっぱいになり、「この状況をなんとかしないと」と不安と焦りでいっぱいになっていました。
 
 
娘には心配かけたくないと、必死に普段通りに振る舞っていたのですが…
 
 
その焦りや不安が逆に娘に伝わってしまっていたようで…
 
 
娘まで不安が強くなっていき、学校への行き渋りが始まったのです。
 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもが荒れ始めたり癇癪が酷くなったり、目に余る言動や行動が多いとお母さんの心に余裕がなくなってしまいますよね。
 
 
そんな時は、他の兄弟たちにまで空気を読んでもらったり、我慢させてしまうことも少なくありません。
 
 
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3.兄弟たちの不安を和らげるために効果的な3つのポイント

 
 
このような状況の中で、兄弟たちの不安を和らげるために実際我が家で実践してきた方法を、これからご紹介します!
 
 
我が家の子どもたちにはとても効果的だったので、ぜひ参考にしていただけると幸いです。
 
 

◆娘と交換日記をする

 
 
日々感じている想い、一緒にやりたいことなどをノートに書き合いました。
 
 
娘の正直な気持ちを知ることができ、また親子の会話も増えるのでオススメです。
 
 

◆感謝の気持ちを伝える

 
 
息子の行動で我慢をすることが多い娘に「ありがとう」という感謝の気持ちを伝えてきました。
 
 
さらに頭を撫でたり抱きしめたりしながらスキンシップをとることで気持ちも安定していきました。
 
 

◆二人だけの時間を作る

 
 
意識的に二人だけの時間を作り楽しい思い出を作りました。
 
 
長い時間はとれなくても二人だけでいれるという嬉しさが安心感につながります。
 
 
この3つの方法を実践すると、一時は登校しぶりまでしていた娘の心は安定していき、以前の元気な娘に戻っていきました。
 
 
どうしても発達障害・グレーゾーンの子どもの兄弟たちは対応が後回しにされがちですが、だからこそ心をかけて大切に育ててあげてほしいのです。
 
 
ハグ
 
 
執筆者:たなだ りみ
発達科学コミュニケーション トレーナー
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