発達障害グレーゾーンの子どもに大切なのは診断よりも特性を理解すること

今日は
「グレーゾーン」について
お話したいと思います。

最近私のもとには
「うちの子グレーゾーンですか?」
という相談がよくきます。


✔落ち着きがない
✔すぐに泣く
✔こだわりが強い
✔怒りっぽい

✔言うこと聞かない

他の子はできているのに、
どうしてうちの子だけ
できないんだろう?

なんでこんなに育てにくい!?

もしかして発達障害?
それとも、
発達グレーゾーン?

そんな相談がよくきます。

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そもそも『発達障害』とは

生まれつきの脳機能の発達に、
得意な部分と苦手な部分の
偏りがあることで社会生活に
困難が生じることをさします。

発達障害は
見た目ではわかりにくい上、

子ども自身では自分の特性を
言語化することが
できないことが多いので、

特性が原因で起こっている
問題行動についても、


周りからは
「わがままだ」「自分勝手だ」
と受け取られてしまうことが多く、
理解不足からの叱責を受けることが
多いです。

それだけでなく、
「親のしつけ」「親の甘やかし」
が原因だと捉えられることも多く、

ママたちの子育てを苦しめている
原因の1つだと感じています。

そのような誤解や理解不足から、
親はさらに子どもに対して、
「しっかり子育てをしないと」
と必要以上に厳しく
子育てをしてしまうことが多く、

本当は
「褒めたいけれど褒められない・・・」
の負のループに陥ってしまっています。

発達障害は主に、

⚫自閉症スペクトラム症(ASD)
⚫注意欠乏・多動症(ADHD)
⚫学習障害(LD)

の3つに分類されていて、

自閉症スペクトラム症(ASD)の特性は

ー社会性と対人関係の困難さ
ーコミュニケーションの苦手さ
ー言葉の発達の遅れ
ー行動や興味の偏り
ー感覚の過敏・鈍麻さ

注意欠乏・多動症(ADHD)の特性は

ー授業に集中できない
ー忘れ物が多い
ー不注意
ー感情のコントロールが苦手

学習障害(LD)の特性は

知的な遅れはないけれど、
特定の課題に苦手がある

ー文字や文章を読むことが苦手
ー書くことが苦手
ー計算することが苦手

などが主な特性です。

そしてさらに
「グレーゾーン」とは、

これらの発達障害の特性が、
見られたり、、、
見られなかったり、、、

診断基準を全て
満たしているわけではなく、
病院でははっきりとした診断が
つかない状態で、

「自閉傾向がありますね・・・」
「ADHDタイプのお子さんです」
「グレーゾーンですね」

などと言われることが多いです。

その結果、

「この程度なら大丈夫」
「もっと大変なお子さんはいます」
「大きくなれば落ち着くでしょう」
 ・
 ・
 ・
「様子をみましょう」

のひと言で
片付けられてしまうことが
ほとんどです。

ですが困りごとに
大きいも小さいもないんです!

目の前の我が子が
困っているのであれば、

今、あなた自身が
困っているのであれば、

困りごとは
今すぐ解消して欲しいと
思っています。

困りごとを
見ておくだけになんか
したくはないんです!

だって、
困りごとは正しい対応さえすれば
必ず良くなるということを
私は知っているから。

なんだかうちの子育てにくい!
と思ったら今すぐ対応が鉄則です。

大切なのは、
診断でもなく診断名でもなく、
我が子の特性をしっかり理解して
対応することです。

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