不安が強い子どもにとって、小学校生活はワーママの日常よりも大変?!子どもにたっぷり休息が必要な理由とは

笑顔の男の子
学校から帰ると、子どもがYouTubeばかりみている。宿題もやらず、明日の準備もしていない!そんな子どもをみていると、イライラして親子バトルが勃発してしまう…そんな親御さんにぜひ知っていただきたいことは、小学校生活のリアル。私が付き添い登校をした経験から、小学校生活は親の想像以上にハード!ということをお伝えします。
 
 

1 小学校生活は想像以上にハード!

 
 
わが家の息子は小2の春に登校しぶりがはじまりました。
 
 
登校しぶりが本格的になると、1人では学校に行けなくなり、母子登校を開始。
 
 
登校から下校まで、仕事を続けながら終日の付き添い登校を経験しました。
 
 
ワーママでもある私が小学校に終日付き添って、感じたこと。
 
 
それは
 
 
小学校生活って、会社に行って仕事をするより大変!!」
 
 
ということです。
 
 
ほとんどの場合、仕事は自分で選んだ職種や場所、環境です。
 
 
ですが、小学校は多くの場合、お子さん自身が選んだ場所ではありません。
 
 
一緒に勉強するクラスメイトもたまたま同じ年に、近所に生まれたというだけ
 
 
採用試験に受かり、同じような志や考えを持って集まった会社の上司や同僚とは異なります。
 
 
そして、小学校生活のほとんどの時間が費やされる勉強について。
 
 
この勉強は自分の得意・不得意に関わらずほぼ毎日、新しいことをインプットされます。
 
 
仕事はある程度慣れてくれば、一方的にインプットされ続けることはなく、1人でできるようになりますよね?
 
 
けれど、学校は新しいことのオンパレード。
 
 
6年間ずっと、先生から新しいことをインプットされ続けます
 
 
新しいことをすると、脳は疲れます
 
 
これは、脳が新しい情報を処理し、スキルや知識を獲得しようとするときに、エネルギーを多く消費するためです。
 
 
また、新しいことに取り組む際は、集中力注意力が必要ですが、ここでも脳のエネルギーを消耗することになります。
 
 
学校は、脳が疲れる状況が長期間続く場所なのです。
 
 
脳
 
 

2 不安が強い子どもにとってはさらにハード!

 
 
さらに、小学校生活では、不安が強い子の敵ともいえる『予定変更』が意外に多い
 
 
突然、時間割が変わったり、担任の先生の急な予定で時間割ごとに先生が変更になる、なんていうこともあります。
 
 
仕事でも急な予定変更はありますが、1時間ごとに上司がかわって、やり方がかわるなんていうことは、ありませんよね?
 
 
極めつけが、教室という環境。
 
 
教室をかけまわる子に突然ぶつかられることもあれば、その子を叱る先生の「教室では静かに!」という大きな声。
 
 
オフィスで仕事をしていて突然誰かにぶつかられることや、会社のフロアで誰かが走り回っていたり、それを別の大人が「やめろ!会社では走るな!」なんていう大声が飛び交うなんていうことは、まずありえませんよね?
 
 
そのほかにも、友だち同士のトラブルが起こったり、お子さんも巻き込まれたり。
 
 
不安が強い子自身はお友だちとトラブルを起こすことは少ないかもしれませんが、いろいろなタイプの子どもがいる学校という環境のなかで、トラブルの当事者になってしまうことは十分考えられます。
 
 
それらの学校生活に加えて、学年行事や学校行事が年に何度もある。
 
 
不安が強い子行事が苦手な子も多いかもしれません。
 
 
つまり、不安が強い子にとって学校は、なおさらハードな環境ということです。
 
 
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3.家ではゆっくりさせてあげよう

 
 
親御さんご自分が毎日、そんな環境で過ごすことを想像してみてください。
 
 
正直、疲れる
 
 
いや、疲れるなんていうレベルじゃない!!
 
 
それなのに、家に帰ってからもおうちの方から
 
「宿題はやったの?」
 
「YouTubeばっかりみてないで!」
 
「明日の準備早めにして、お風呂に入っちゃいなさいよ!」
 
なんて言われ続けたら
 
 
ワーママが仕事を終えて、家で一息ついているときに
 
「夜ごはんのしたくは終わったの?洗濯物は?」
 
「スマホ見てる暇があるなら動いて!」
 
「やるべきこと全部終わったの?だったら夜更かししないで寝なさいよ!」
 
と言われ続けるのと同じこと。
 
 
「うるさい!少しゆっくりさせてよ!」と思いませんか?
 
 
お子さんのことが心配だからこそ、いろいろと口出ししたくなってしまいますが、毎日、学校に行っているだけで、本当に大変なんです。
 
 
たとえそれが1時間だけの登校であっても、お子さんは本当に頑張っています
 
 
ぜひそのことを忘れずに、おうち時間を過ごさせてあげてくださいね。
 
 
笑顔の男の子
 
 
 
 
執筆者:永瀬 未歩
発達科学コミュニケーション トレーナー
 
 
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