すぐに癇癪を起こす子どもが安心できて親子関係が良くなるママのちょっとした心がけ

子どもがすぐに癇癪を起こしてしまったり、感情面が不安定になっていると、ママもイライラしてしまいがちですよね。子どもと接する時にどんなことに気を付けるといいのか、お子さんとママが笑顔になれる、ちょっとした心がけをご紹介します。
 
 

1.メンタルが不安定で表情の暗い次女

 
 
我が家の小学5年生の次女は、学校が苦手で、小学校入学後すぐに登校しぶりをするようになりました。
 
 
段々とそれが悪化し、3年生のころには、不登校になってしまいました。
 
 
その当時、特に困っていたのは、少し嫌なことがあるとすぐに癇癪を起すということでした。
 
 
・支度が遅いので急かすと癇癪
・「習い事に行きたくない!」で癇癪
・ご飯の時間に食卓に来ないことを注意すると癇癪
・早くお風呂に入るよう注意すると癇癪
・勉強がわからないと癇癪
 
 
今思えば、その頃の次女は、笑うことも少なくなり、かなり精神的に不安定になっていたと思います。
 
 
泣く女の子
 
 

2.すぐに癇癪を起こす子どもに自分もイライラ…

 
 
学校にも行かない
ちょっとしたことで癇癪を起す
幼稚園の頃にはできていた朝の支度もダラダラしてできない
 
 
そんな次女に対して、私も「いいかげんにしてよ!」といつもイライラしていました。
 
 
とにかく、できていないことばかりに目が向いてしまい、注意したり、急かすような声掛けばかりしていました。
 
 
そして時には、大声で指示をしたり、足音や物音を大きく立ててしまったり、大きなため息をついてしまったり…。
 
 
きっと、すごく怖い顔をしてただろうと思います。
 
 
このような状態で、次女はどんどんといろんなことに対するやる気を失っていき、親子で完全に負のループに陥っていました。
 
 
負の連鎖
 
 
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3.子どもと接する時のポイントは、笑顔で、優しく、ゆっくりと…

 
 
子どもの癇癪や不登校といった困りごとにどう対応していいのかわからなかった私ですが、
 
 
発達科学コミュニケーションに出会って、子どもに対して肯定的な関りをすることがいかに大切かを学びました。
 
 
それと同時に、子どもと接する時に意識することとして、「笑顔で、優しく、ゆっくりと」という3つのポイントを学びました。
 
 
自分が誰かとコミュニケーションを取る時のことを考えたら、ムスッとした顔で早口に話す相手よりも、
 
 
笑顔で適度な間を取って優しく話してくれる相手の方が絶対に話しやすいですし、また話そうと思えますよね。
 
 
子どもに対してもそれと同じで、この3つのポイントを意識することで、子どもとのコミュニケーションが格段にスムーズになるのです。
 
 
ポイント
 
 

4.まずは1つだけ気を付けてやってみよう!

 
 
最初から全部意識するのは難しいと思い、まずは1つだけ、優しい声色を意識することにしてみました。
 
 
次女には聴覚過敏があり、特に大きな声、物音が嫌いです。
 
 
そんな彼女なので、まずは音のストレスを減らそうと考え、自分の声色を少し明るく、優しくなるように心がけてみました。
 
 
褒めるときも、明るい声で褒めてみる。
 
 
なかなかお風呂に入らない時も、明るく優しい声で「お風呂入ろうね~」と声をかけてみる。
 
 
そうすると、子どもが笑顔になることが増え、こちらの指示を素直にきいてくれることが増えました。
 
 
以前であれば、「何回言ったらわかるの!早くお風呂入りなさい!」と大声で急かして、子どもが癇癪を起こす、というのが日常だったのに!
 
 
 
このように効果を感じられてくると、優しい声色だけでなく、自然に笑顔で、ゆっくりと子どもと接することのできる自分になっていました。
 
 
今では、我が家の次女もたくさん笑うようになり、癇癪を起こすことも少なくなり、学校にも自分のペースで通えるようになりました。
 
 
やはり、ママの笑顔は子どもの心の安定剤なのだな、と日々実感しています。
 
 
そうは言っても、日々、育児・家事・仕事に忙しいママにとっては、笑顔で優しく、ゆっくりと子どもに接するなんて、そんな余裕もないかもしれません。
 
 
発達障害傾向のお子さんをお持ちであれば、なお更です。
 
 
それでも、ぜひ、「笑顔で、優しく、ゆっくりと」どれか一つ、少し心がけてやってみてくださいね。
 
 
母娘
 
 
 
 
 
執筆者:中川 まさみ
発達科学コミュニケーション リサーチャー
 
 
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