朝起きない小学生の子どもが1日を気持ちよくスタートできるようになる!質の良い睡眠をとるためのコミュニケーションとは?

寝起きの子ども
朝、なかなか起きない、寝過ぎてしまう…そんな子どもの様子にお困りのママはいませんか?もしかすると、朝起きれないのは、お子さんからのSOSかもしれません。朝なかなか起きない子どもの睡眠を見直し、1日の始まりを気持ちよくスタートできるようになりましょう。
 
 

1.朝が苦手…。なかなか起きない子どもに手を焼いていませんか?

 
 
✔️次の日の登校のため早めに寝せているのに、朝、何回起こしても起きない
 
✔️朝起きるのに時間がかかるため、朝の準備が大変。
 
✔️ようやく起きたと思ってもエンジンがかからず、行動が捗らない
 
✔️朝の時間を親子でイライラ過ごし、結果登校しぶりに繋がっている。
 
 
このような朝の時間を過ごしているご家庭はありませんか?
 
 
朝が苦手、なかなか起きない子どもへの対応に手を焼いていませんか?
 
 
朝の時間は、ママにとっても大忙し。
 
 
そんなことは子どもにはお構いなし。
 
 
・なかなか起きてこない。
・起きてもソファに座ったまま、行動しない。
・朝ごはんを食べない。
・着替えをしない。
・準備をしない。
 
 
こんな状況が毎朝続くと、ママもイライラして朝の時間が憂鬱になってきますよね。
 
 
寝る子ども
 
 

2.朝起きることができずに、準備が間に合わず、登校をしぶるようになりました。

 
 
私の息子も朝がとても苦手な子でした。
 
 
次の日の朝、ちゃんと起きれるように、早めにベッドに入り眠りますが、どうしても朝は予定の時間に起きることができないのです。
 
 
毎朝、起こすのに時間がかかり、私も他にすることが色々あるので、余裕が無くなってしまい、最終的にはいつも
 
「いい加減に起きて!」
「学校に遅れちゃうよ!」
「ママはもう仕事に行かないといけない!」
 
怒鳴って起こしてしまっていました。
 
 
私の息子は発達障害・グレーゾーンの子どもです。
 
 
自閉スペクトラム症(ASD)傾向があり、予定が変わることが苦手です。
 
 
また、自分なりのルーティンがあるため、予定していたことができないと癇癪を起こします。
 
 
そのため、朝、時間通りに起きれないと、予定通りのルーティンで準備を勧められないため、よく朝から癇癪を起こしていました。
 
 
また、登校までに時間の余裕があっても「これじゃあ、学校へ行けない!」と怒り出し、登校をしぶるのです。
 
 
そんな息子の様子にイライラしていた私は正直
 
 
「はぁ?起きないのは自分でしょ?」
 
 
「勘弁してよ…」
 
 
と心の中で思ってイライラしていました。
 
 
言葉で言ってはいませんでしたが、私の表情には充分現れていたでしょう。
 
 
1日の始まりからこのような調子で、気持ちよくスタートできず、困っていました。
 
 
イライラする女性
 
 
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3.朝、起きれないのは心や身体がSOSを出している可能性がある⁈

 
 
実は、早く寝ているにも関わらず朝起きれないのは、心や身体がSOSを出している可能性があるかもしれません。
 
 
脳のメンテナンスは『睡眠』の間に行われているのはご存知でしょうか?
 
 
睡眠には皆さんご存知の方も多いと思いますが「ノンレム睡眠」「レム睡眠」という2種類があります。
 
 
脳のメンテナンスには、この2つの睡眠を繰り返す質の良い睡眠が大事になり、それぞれ次の様なことが行われています。
 
 
「ノンレム睡眠」
 ✔リラックスし心が落ち着き感情がリセットされる
 ✔大脳の多くの部分は休んでいる
 
 
「レム睡眠」
 ✔その日に起こった記憶の整理
 ✔記憶として必要なものを選び、不要なものは忘れる処理
 ✔ネガティブな記憶を解消していく
 
 
人は、この2つの睡眠を繰り返し、感情を安定させたり嫌な記憶を解消したりしているのです。
 
 
自閉スペクトラム症(ASD)の子どもは、不安を強く感じたり、ネガティブな記憶が残りやすかったり、ストレス耐性に弱いという脳の発達特性を持っています。
 
 
そのため、心や身体にストレスがかかっている状態が続くと、脳のメンテナンス=睡眠に時間がかかり、朝なかなか起きれなくなってしまうのです。
 
 
睡眠
 
 

4.質の良い睡眠をとるための環境作りとコミュニケーション

 
 
私は、息子が朝起きることができるようになるために、息子の睡眠を見直すことにしました。
 
 

◆質の良い睡眠を取るための環境作り

 
 
質の良い睡眠を取るための環境作りとして、私は以下の3つのことを実践しました。
 
 
①就寝時間、起床時間を一定にする
時間に関しては、週末など多少ずれることも勿論ありましたが、ずれても前後1時間程度になるように心がけました。
 
 
②朝、日光をしっかりと浴びる
毎朝カーテンを開け、室内に日光が入るようにしました。
 
また、たまに時間に余裕がある時などは、朝から2人で散歩に出かけ、会話を楽しみながら、日光をしっかり浴びました。
 
家と違う環境になると自然と子どもとの会話も進むのでおススメです。
 
 
③夜、強い光を浴びない
ベッドに入る時には、家族皆でスマホを見ることを止め、絵本を読んだり、トランプをしたりストレッチをしたりして寝るようにしていました。
 
 
この3つの行動は、睡眠ホルモンと言われているメラトニンの分泌に大きく関係します。
 
 
簡単なように見えますが、習慣づけるためには、親が意識をしっかり持つことが重要です。
 
 

◆質の良い睡眠を取るためのコミュニケーション

 
 
質の良い睡眠を取るためには、日常の親子のコミュニケーションがとても大切です。
 
 
特に寝る前の親子のコミュニケーションを積極的にとるようにしましょう。
 
 
寝る前に、親子の会話で子どものネガティブな感情をしっかりと吐き出させてあげることが効果的です。
 
 
この時、ママも色々助言したいこともあるかもしれませんが、ママの気持ちは一旦保留「それで?」と更に話を引き出すような質問を心がけてくださいね。
 
 
「うん、うん、そうなんだね~!」と聞いてあげてください。
 
 
そうすることで、子どもの脳がスッキリし、思考が整理されます。
 
 
我が家では、このようなことに気を付けて続けていくことで、質の良い睡眠を取ることができるようになり、翌日の朝も寝過ぎることはなく、気持ちよくスタートできるようになっていきました。
 
 
それからは、朝から癇癪も起こらなくなり、感情の安定にも繋がっていると実感しています。
 
 
朝、子どもがなかなか起きず困っているママ。
 
 
質の良い睡眠のために、できることから、1つずつ、ぜひ試してみてくださいね!
 
 
寝起きの子ども
 
 
 
 
 
執筆者:たるみ あや
発達科学コミュニケーション トレーナー
 
 
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