子どもを褒められないママが変わる!ASDグレーゾーンに響く“褒め上手”のコツ

話をする母子
自閉スペクトラム症(ASD)グレーゾーンの子どもの自己肯定感を高めたい!ほめるのがいいと聞いたけど、なかなか子どものほめるポイントがわからない!そんなママに、ASDの子どもに効果バツグンの「ほめ方」のコツを伝授します!
 
 

1.しつけ?ほめる?ASDグレーゾーンの子どもに最適な声かけとは

 
 
不登校ASDグレーゾーンの子どもの自己肯定感を高めたいけど、うまくほめられないと悩んでいませんか?
 
 
「えらいね」「すごいね」と言ってほめたけどあんまり嬉しそうじゃない
 
 
それどころかどんどん自信をなくしてるように見える。
 
 
と思ったママは要注意です!
 
 
子どもが自信をなくしているのは、「ほめる」ではなく「しつけ」のせいかもしれません。
 
 
「しつけ」ではなく「ほめて」子どもをどんどん成長させましょう!
 
 
この記事ではどのようにして子どもを「ほめる」のかその方法とコツをお伝えします。
 
 
 
 
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2.自信がないASDグレーゾーンの子どもをどう支える?褒められないママの苦悩

 
 
我が家の自閉スペクトラム症(ASD)グレーゾーンの小3の娘は不登校になって、毎日家で過ごしています。
 
 
不登校になりたての時は、自己肯定感が低く「自分はなんにもできない」と自信がない子でした。
 
 
娘の自己肯定感が低いから、ネットで調べたら「褒めることで自己肯定感を高めよう」という記事を目にしました。
 
 
そういえばあまり娘をほめていなかったなぁと反省し、とにかく「ほめる」を実践することにしました。  
 
 
ほめよう!と思っても、一日中ソファでゴロゴロして過ごしYouTube三昧
 
 
ダラダラと過ごす娘を見て、ほめようと思ってもほめるところがない
 
 
どこをほめたらいいのかわからない!!という悩みに直面しました。
 
 
むしろ毎日幼稚園に行ってる息子に、
 
 
「頑張って幼稚園行ってえらいね〜」
 
 
と言っていたら
 
 
「私は学校にも行けていないからだめな子なんだ」
 
 
と娘がさらに自己否定に走ってしまい、私もどうしたらいいかわからなくなってしまいました。
 
 
登校しぶり
 
 

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3.ASDグレーゾーンの子どもにNGな声かけとは?ママが避けたい言葉

 
 
ASDグレーゾーンの子どもは自己肯定感が下がりやすいという特徴があります。
 
 
なぜならASDグレーゾーンの子どもは 「マイペース、不器用、繊細なタイプ」の場合が多いから。
 
 
そんな子どもを心配するあまりママは怒ったような口調で
 
 
「本当に大丈夫?」
 
 
「〇〇した?」
 
 
「早くして!」
 
 
と矢継ぎ早に声をかけてしまいがちです。
 
 
すると子どもは「本当に大丈夫かな?」と不安が自分の中で増してしまい、何気なく発しているママの言葉で、どんどん自己肯定感が低くなってしまうんです。
 
 
また、ママが良かれと思ってやりがちな「しつけ」も逆効果です。
 
 
「しつけ」とは相手のできていないところを、「探して、指摘して、やらせる」ということです。
 
 
例えば自分の会社の上司が家に来て、できてないところを探して指摘して、
 
 
「部屋が散らかってる!掃除機かけて、掃除しなさい!」
 
 
と言われたらどうでしょうか?
 
 
いい気分にはなれませんよね。
 
 
これをASDグレーゾーンの子どもに
 
 
「歯磨きした?まだしてないの?早くやりなさい!」
 
 
と言えば
 
 
「歯磨きできてない。まだやっていない私はダメなんだ」
 
 
と、どんどんネガティブに受け取ってしまう子どももいます。
 
 
しかもこのような会話はママが口癖になっている可能性もあり、1日に何度も言っているなら、子どもがどうなるかはわかりますよね。
 
 
「しつけ」はどんどん自己肯定感を下げてしまいます。
 
 
そうならないためにも「しつけ」はやめて「ほめる」に切り替えましょう!
 
 
ではどのようにほめたら良いのでしょうか?
 
 
 
 

4. ASDグレーゾーンの子に効果バツグン!今日からできる「ほめ方」のコツ

 
 
ほめるのが照れくさいママでも、これなら簡単です!
 
 

◼️実況中継でほめる!

 
 
実況中継??と思った方は、スポーツ番組などを想像するとわかりやすいと思います。
 
 
いわゆる 「すごいね!」「えらいね!」 というほめ方ではなく、子どもの行動を見たままを認めてあげます
 
 
「いま歯磨きしてるんだね!」
 
 
「お!お風呂入るんだ〜」
 
 
「もうパジャマから着替えたの?」
 
 
「ご飯もうちょっとで食べ終わるね」
 
 
え?そんな簡単なこと??と意外に思うママもいるかもしれませんが、このように実況中継をするメリットは、子どもがママに「見てもらっている」ということを実感させてあげることができます。
 
 
「ご飯もうちょっとで食べ終わるね」
 
 
と声をかけてあげることで子どもは
 
 
「当たり前のことをしているだけなのに、ママは私を認めてくれている」
 
 
「ママは私に注目してくれている!」
 
 
という安心感を与えることができます。
 
 

◼️きょうだいがいる場合にも有効

 
 
きょうだいがいると「自分だけを見てもらう」という経験がどうしても少なくなってしまいますよね。
 
 
しかしこの実況中継の方法だときょうだいがいても、
 
 
「ママが私だけを見てくれた!」
 
 
と特別感も感じられ喜びも大きくなります。
 
 
さらに「えらいね」とほめるより嫌味がなく、差を感じにくいので、ASDグレーゾーンの子どもやネガティブになりやすいきょうだいがいるご家庭にはぴったりです!
 
 

◼️やっぱりほめるのが苦手というママには・・・

 
 
どうしても照れくさいな、と感じているママには 「ご飯もうちょっとだね」の代わりに「イイネ!」と親指を立ててサインを出すだけでもOKです。
 
 
「わー」と手をパチパチと叩いたり、ただ「おー!」など言ってあげるだけでも、十分ほめになります。
 
 
ママができそうと思ったことから少しづつでもやってみると良いですね。
 
 
good
 
 

5. ママの観察で気づく小さな成長!ASDグレーゾーンの子の自信を育てる

 
 
ほめるのは難しいと思っても実況中継ならできそう!と思ったママもいるのではないでしょうか?
 
 
私も娘のほめるところがない!と思っていましたが、今では子どもに対して「どこをほめようかなー?」と常に子どもを観察しています。
 
 
3ヶ月たった今では娘は学校に行っていなくても「自分はだめだ」なんて口にすることはなくなりました
 
 
少しずつですが、娘が成長しているのがわかります。
 
 
これからもどんどん実況中継をしていこうと思っています!
 
 
ほめすぎ?と思うほど子どもを観察してほめていきましょう。
 
 
話をする母子
 
 
 
 
 
執筆者: 豊泉 えま
発達科学コミュニケーション リサーチャー
 
 
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