うちの子、空気が読めないの…ではなく、その逆の読み過ぎているのかも?あなたのお子さんはどちらのタイプでしょうか。不安な気持ちに陥り過ぎない春休みを過ごすためには、子どもに自信をつける声かけが必要です。そのコツをお伝えします!
不安な気持ちがふくらむ春です…
この春、卒業や入学を控えている方もたくさんいると思います。
おめでとうございます!
おめでとうの気持ちの反面、環境の変化が大きいこの時期はママも子どもも不安でいっぱいですよね。
新しいクラス馴染めるかなぁ…。
担任の先生はどんなだろう…。
ひとりで学校行けるかなぁ…。
こんな不安を抱えていませんか?
春休みに入るこの時期は新学期に向けて準備などで忙しくなります。
準備をしながら、ちゃんと学校生活に適応できるかという不安を抱えてしまうのも事実です。
新1年生の場合、生活がガラッと変わりますよね。
保育園や幼稚園のようにいかないことを分かっているお母さんたちは、心配になると思います。
進級するお子さんは勉強面の不安やお友達との人間関係が課題となってきます。
うちの子、不安傾向で自分のことでいっぱいなの…。ちゃんと周りを見て動けるのかしら…とお母さんは思ってしまいますが、実はそうじゃないんです。
その逆が原因なんです!
つまり!空気を読み過ぎているのです!
不安が強い子どもは空気を読み過ぎていることがある!
不安が強いお子さんはとても繊細で感受性が豊かなお子さんが多いです。
ちまたでは『空気が読めない子』なんてよく耳にしますが、不安が強い子は実はその逆!!
『空気を読みすぎてしまう子』がとても多いのです。
だから、周りの人のちょっとした表情、ちょっとしたしぐさ、ちょっとした変化にとても敏感に反応します。
具体的には、
外では友達や先生の顔色を、家では親の顔色をうかがう。
自分の意見を言わない。
話を合わせるために笑っているだけ。
周りの人たちを気にすることでとても疲弊してしまい、誰にも甘えることができなくなってしまいます。
酷くなると心身の不調を訴え、元気が出なかったりイライラしたりなど抑うつ的になることもあるのです。
さらに、不安が強い子どもは感受性が豊かな面があるので、まだ起きていないことを果てしなく想像してしまい、不安を更に強くしてしまうこともあります。
不安だけがひとり歩きし風船のように不安がどんどん膨らんでしまうのです。
とても心配になりますが、大丈夫です!安心してください!!
感受性が豊かな子どもたちは
ポジティブなことにも敏感に反応しやすいんです!
その豊かな感受性をせっかくなら、ポジティブな想像力へと変換していきたいですよね。
なので、お母さんの声かけでネガティブをポジティブに上書きしていくことをお勧めします。
お母さんの声かけしだいで子どもの物の見方、捉え方って大きく変わっていくんです!
ポジティブワードに変換して子どもに自信をつけましょう!
このコップを見てください。
「あと半分しか水がない!」「あと半分も水がある!!」どっちの声かけがいいですか?
このように少し言葉を変えるだけでネガティブをポジティブに変えるのって実はとっても簡単なんです!
特にこの春に新1年生のお子さんをお持ちのお母さんに気をつけてほしい声かけは
「〇〇しないと1年生になれないよ!」
という脅しの声かけです!!
このような声かけを、
「片づけができないと、学校で困らないかな…」
「ご飯を一人でちゃんと食べれないと給食の時、大丈夫かな…」
という心配ごとがあって、子どもの行動を引き出そうとするために言ってしまいますが、逆効果でしかありません。
そして間違いなく脅しなのです。
大人も一緒で脅されてしまうと何もできなくなりますよね。当り前です…。
また、進級を迎えるお子さんも同じで、
「〇〇できないと〇年生になれないよ!」
「本当にそれで〇年生になれるの?!」
というような、お子さんの不安感を強めるような声かけも絶対、厳禁なのです!
子どもの緊張を膨らませるだけで、できることもできないようにしてしまいます。
ぜひ、こんな時は
「〇〇したら1年生になれるよ〜^ ^」
「ここまで〇〇ができたら、あとはもう大丈夫だね~」
と未来に期待の持てる声かけに変えてみてください!
「〇〇しないと〇〇できない!」の裏返しは「〇〇したら〇〇できる!」です。
たくさんの「できる」を経験することで、自己肯定感も高まります。
また、大好きなお父さんとお母さんに褒めてもらうとお子さんは嬉しくなります。
そしてもっともっと褒めてもらいたくて、できる経験を増やそうと前向きに行動します。
できないことに注目するのではなく、小さなできたに注目する春休みにしてみてください。
是非!未来に期待が持てる声かけを増やし、元気いっぱいの姿で新学期を迎えてくださいね。
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