外では良い子、家ではすぐに癇癪を起こす子どもへの最強お家サポート術

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外ではしっかりしているのに、家ではすぐに癇癪を起こす子どもに悩んでいませんか?そんなギャップに戸惑うママの気持ちに寄り添い、子どもの心の背景やお家でできる最強サポート術をわかりやすくお届けします。
 
 

1.外ではいい子、家では癇癪ばかり!発達障害・グレーゾーンの子どものギャップに悩むママへ

 
 
学校や園では“優等生“なのに、おうちではちょっとしたことで怒ったり泣いたり
 
 
実はこれ、発達障害・グレーゾーンの子育てママにとっても多いお悩みなんです。
 
 
発達障害の診断がつくほどであれば、家であろうと外であろうと特性が出てしまいます。
 
 
一方、発達障害・グレーゾーンの子どもは、頑張ろうと思えば頑張れてしまうため、見えないところで生きづらさを抱えていることがあります。
 
 
特に、アスペルガータイプの子どもは頭がよくプライドが高いため、人の期待に応えようと一生懸命になりすぎる傾向があります。
 
 
そのため、ママも「どうしてこんなに育てづらいんだろう」と悩むことがあります。
 
 
外での様子とお家での様子に大きなギャップがあると、
 
・人に相談しても、深刻さがわかってもらえない
・子どもが何を考えているのかわからない
 
こうした悩みを抱えているママがたくさんいらっしゃると思います。
 
 
今回は、そんなママに贈るエール!
 
お家では癇癪を起こしてばかりの子どもが、お家時間を穏やかに過ごせるようになる家庭でのサポート方法についてお伝えします。
 
 
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2.癇癪を起こす子どもに振り回され…周囲に理解してもらえずモヤモヤしていた体験

 
 
4歳の息子は発達障害・グレーゾーン・アスペルガータイプです。
幼稚園では絵に描いたような優等生で、先生からはいつも褒めていただきます。
 
 
しかし、一度家に帰ってくると、些細なことで泣いて怒って大暴れ
 
 
例えば「そろそろおトイレの時間だよ〜」と優しく声をかけただけでも癇癪が起きてしまうことがあります。
 
 
私は「どうすればいいの?!」と悩んでいました。
 
 
ですが、外での姿しか知らない人に相談しても、 「それぐらい誰にでもあるよ〜!」 「心配しすぎじゃない?」 と、理解してもらえず、悩みを解決できない日々が続きました。
 
 
イライラする女性
 
 

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3.なぜ子どもは家で癇癪を起こすのか?外で頑張る“頑張り屋さん”の秘密

 
 
外では求められている言動をすることができるのに、お家では全くできなくなる…
これはつまり、外で頑張り過ぎているからです。
 
 
自分のキャパシティを超えるほどの頑張りを毎日しているので、感じているストレスは相当なもの。
 
 
そのため、安心・安全な家では、「思う存分ストレスを発散するぞ!!」というモードに切り替わり、怒ったり泣いたりしてしまうというわけです。
 
 
そう考えると、問題点は大きく分けて2つあります。
 
 

1.ストレスを感じやすい

 
発達障害・グレーゾーン・アスペルガータイプの子どもは、こだわりが強く完璧主義です。
 
 
本来は自分の思い描いているものとの少しの”ズレ”も許せません
 
 
ですが、集団生活の中ではそういった特性を無理やり押さえ込んで、なんとか周囲と合わせています。
 
 
そのため、 「本当はこうじゃないのに!」 「これはやりたくないのに…」 という気持ちを、毎日あらゆる場面で感じているのです。
 
 
2.ストレスの発散方法を知らない
 
お家で癇癪をよく起こすお子さんは、ストレス発散=癇癪という誤った方法を覚えてしまっています。
 
 
他の方法を知らないため、つい頻繁に癇癪を起こしてしまうのです。
 
 
この状態を理解すると、子どもへの接し方や家庭でのサポートの仕方が見えてきます。
 
 
サポート
 
 

4.癇癪を起こす子どもに家でできるサポート法!ママが一緒にできる実践テクニック

 
 
それでは、この2つの問題を解決するためには、家でどのようなサポートをするのが効果的でしょうか。
 
 
具体的な方法について2つご紹介していきますね!
 
 

1.家ではストレスをできるだけ減らす

 
学校や園でのストレスを減らすことは難しいですが、家でのストレスは調整できます
 
 
発達障害・グレーゾーン・アスペルガータイプの子どもは、外で体力と気力を全部使い果たしています
 
 
そのため、お家では基本的に元気が残っていないこともあり、ダラダラしているように見えることもあります。
 
 
でもお家は「やっと休憩できる時間・空間」
 
 
まずはそこに理解を示し、優しく見守ってあげましょう
 
 
間違った声かけ例:
「いつまでダラダラしてるの!」
「テレビばっかり見てないで、やることやりなさい!」
 
正しい対応:
「今日もよく頑張ったね」と労いながら、子どもの元気メーターが回復するのを待つ
 
 

2.ストレスの発散方法を体験を通して教える

 
大人も同じですが、好きなことに没頭することができると、ある程度ストレスは発散できますよね。
 
 
しかし、疲れた状態の子どもは「何が好きか」を自分で探す体力や気力が残っていません。
 
 
まずは一緒に「楽しい!」と思えることを探してあげる必要があります。
 
 
これは、週末など本人に余裕がある時に始めるのがおススメです。
 
 
具体例:
・推し活を一緒に楽しむ
・興味のあるものを深掘りできるような施設(水族館や博物館など)に行く
・Youtubeを上手に活用して、興味のあることを調べて楽しむ
・好きな本や漫画をゆっくり読んで感想を言い合う
 
 
我が家では、息子のポケモンブームに合わせて、図鑑を一緒に見たり、ゲームをしたりしました。
 
 
すると、共通の話題が増え、自然と会話も明るくなりました。
 
 
さらに、指示や注意を減らし、頑張りを認めることを意識することで、家での時間が穏やかで楽しいものに変わり、今ではほとんど癇癪を起こさなくなっています
 
 
毎日子どもと一緒にいるママが、家でサポートすることが何よりも効果的です。
 
「ママが一緒にやってくれた!」
「好きなことをやるって楽しい!」
 
この2つの感情が子どもの中に芽生えると、自然にストレス発散が進みます
ぜひ、今日から実践してみてくださいね。
 
 
親子
 
 
 
 
 
執筆者: 中谷 そら
発達科学コミュニケーション トレーナー
 
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