子どもが「バカしか言わない」…ママのための対応ガイド|暴言が落ち着く関わり方

子どもが「バカしか言わない」…ママのための対応ガイド|暴言が落ち着く関わり方を解説するトレーナー大森あみ
子どもが「バカしか言わない」毎日に疲れたママへ。暴言の奥の気持ちを想像し代弁する対応で、わかってもらえる安心が育ち、本音を言えるようになった親子のストーリーをご紹介します。
 
 

1.子どもが「バカしか言わない」状態に困っていませんか?

 
 
何か気に入らないことがあると、
 
「ママのバカ!」
「ママなんてきらい!」
 
…こんな言葉が飛んでくること、ありませんか?
 
 
「バカってどういう意味?」
「何がイヤだったの?」
 
そう聞いても返ってくるのは、「バカバカ!」 だけ。
 
 
不満があることはわかるのに、理由を教えてくれない
 
 
だから解決できない。
 
 
結局、うやむやにしてその場を終える日々…。
 
 
最初は「まぁ一時的かな」と思っていたのに、だんだんエスカレートして…
 
「朝ごはん、パンとおにぎりどっちにする?」
 
という普通の質問にも
 
「バカ!」
 
で返事をしてくるようになりました。
 
 
当時、年長さん。
 
 
思春期が早く来たのかな…なんて思っていたけれど、現実はそんな簡単な話ではありませんでした。
 
 
この記事では、暴言に悩んでいた私が、発達科学コミュニケーション(発コミュ)に出会ってわかった“原因”と“解決の考え方”をお伝えします。
 
 
頭を抱える女性
 
 
「この癇癪、どう対応すればいい?」と迷ったときに。
泣く・怒る・暴れる…
癇癪が起きた“その瞬間”に使える関わり方をまとめました。
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2.子どもの暴言に対応できず苦しかった日々

 
 
うちの子は小さい頃から、何を聞いても返事が少なくて
 
「忘れた」
「わかんない」
 
で終わることが多い子でした。
 
 
保育園で何があったのかも聞けなくて、先生や他のママから園での様子を聞くこともしばしば。
 
 
年長さんの頃、公園で遊んでいて、暗くなってきたので 「そろそろ帰るよ」 と声をかけた瞬間
 
「ママのバカ」
 
人生で初めて聞いたその言葉に、私は固まりました。
 
 
「バカなんて言わないの」
 
そう言って、その日は流して帰宅。
 
 
でも、それが始まりでした。
 
 
何か不満があると「ママのバカ」
理由を聞いても「バカバカ!」
 
対応しようがなくて、私もどんどん苦しくなっていきました
 
 
私はどちらかというと、感情が出やすいタイプです。
 
 
余裕があるときは冷静に受け止められる。
 
 
でも余裕がないときは、暴言をそのまま受け取ってしまって…
 
怖い顔で黙り込み、我慢が限界になると、つい大声で言い返してしまう
 
 
そして結局、親子ゲンカ
 
 
それでも収まらず、パパにも、祖母の前でも、先生の前でも言うようになってしまいました。
 
 
「もう6歳なのに、しつけしてないの?」
 
 
そんなふうに思われるのが怖くて、私はさらに強く注意するように…。
 
 
でも効果はなく、
 
「ママなんて嫌い!」
「ママのせい!」
 
ママを否定する言葉ばかり増えていきました
 
 
ちゃんと向き合っているつもりなのに。
 
 
言い聞かせているのに。
 
 
伝わらない。
 
 
どうしたらいいのか、わからなくなっていました
 
 
落ち込む女性
 
 

3.子どもが「バカしか言わない」本当の理由

 
 
私がNicotto講座で学んで、衝撃だったのがこの考え方です。
 
 
「字面(言葉)と本当の意味はズレることがある」
 
 
つまり、反応するべきは「バカ」という言葉ではなく、その奥にある子どもの本音でした。
 
 
例えば、公園で「帰るよ」と言ったときの「ママのバカ」。
 
 
本当は、
 
「もっと遊びたい」
「帰りたくない」
 
だったんですよね。
 
 
子どもの中には、気持ちを言葉にするのがまだ苦手な子もいます。
 
 
うまく言えない苦しさが、強い言葉になって出てしまうんです。
 
 
だから「バカ!」に対してママが言葉だけを正そうとすると、子どもは
 
「ママはわかってくれない」
「どうせ怒られる」
 
と感じてしまい、暴言が増える悪循環になりやすくなります
 
 
子どもに「ママのバカ!」と言われたとき、ママがつい言ってしまいがちなのが、こんな言葉です。
 
 
NG①:「バカって言わないの!」
NG②:「謝りなさい!」
NG③:「そんな言い方するならママ知らない!」
NG④:「ママだって悲しいよ!」
 
 
もちろん、ママが悪いわけじゃありません。
 
 
傷つくし、腹も立つし、悲しい。
 
 
だからこそ言いたくなる言葉です。
 
 
でもこの返し方だと、子どもは気持ちを伝える前に止められてしまい、「本音を出す」より「強い言葉で押す」方向に進みやすくなります
 
 
だからこそ必要なのは、言葉を直すより先に気持ちを受け取る関わりでした。
 
 
ポイント
 
 

4.今日からできる対応:暴言が落ち着く2つの関わり

 
 
必要なのは、子どもの本当の想いを想像することです。
 
 
私が実践して効果があったのは、この2つです。
 
 

① 気持ちを想像して、短く代弁する

 
ポイントは、「バカ」に反応しないこと
 
 
そして、短くこう返します。
 
 
「帰りたくなかったんだね」
「それイヤだったんだね」
「うまく言えなくて悔しいね」
 
 
ここで大事なのは、説教しないこと。
 
 
「なんでそんな言い方するの!」は一旦封印です。
 
 
もし違っていたら、こう言います。
 
 
「そっか、違ったか」
「じゃあ、どれが近い?」
 
 
当たっているかどうかより、ママが「わかろうとしてくれた」という経験が子どもの中に残ります
 
 
こうしたやりとりが少しずつ増えていくと、子どもの中で
 
「ママはわかってくれようとしてる」→「ママはわかってくれる」
 
という安心感に変わっていきます。
 
 
そしてこの安心があると、子どもは少しずつ強い言葉ではなく、気持ちを言葉で伝えようとし始めます
 
 

② 気持ちを出せたら「ありがとう」を言う

 
たとえ最初はママの代弁でもOK
 
 
子どもが「そう!」と言えたら、
 
「教えてくれてありがとう」
「言ってくれてうれしい」
 
を伝えます。
 
 
暴言が出る子は、気持ちの出し方がわからないだけのことも多いです。
 
 
「気持ちを言うと、ママが喜ぶ」
「わかってもらえる」
 
その体験が、次の言葉を育てます。
 
 
親子で楽しそうに会話をしている様子
 
 

5.「私のせい」じゃなかった。安心できたら、子どもの言葉は変わる

 
 
「私のせいかも…」と自分を責めていた私が、いちばんホッとしたのは、対応を変えたことで“子どもの言葉”が少しずつ変わり始めたことでした。
 
 
完璧なママになったからではなく、安心できる関わり方を知ったからです。
 
 
目次4でお伝えした2つの対応を徹底したことで、今では「ママのバカ」と言うことはなくなりました。
 
 
自分の気持ちを上手に表現することは、今でもまだ苦手です。
 
 
でも、うまく言えないからと「バカ」で済ませたり、癇癪を起こすことは減っていきました
 
 
代わりに、
 
「なんて言うのかな…」
「なんかイヤだ」
 
と言ってくれるようになり、私が代弁してあげると
 
「そうそう!」
 
と頷き、次からはその言葉を使ってくれることも増えていきました
 
 
子どもが変わったのは、言葉遣いを“直した”からではありません。
 
 
「ママはわかってくれる」という安心感が育ったからです。
 
 
ママがその子に合った対応をすると、子どもはちゃんと変わっていきます。
 
 
すぐに数回で大きく変わらないこともあります。
 
 
でも、積み重ねた分だけ必ず変化は出てきます。
 
 
もし今、暴言が続いていて苦しいなら。
 
 
まずは「言葉をやめさせる」より先に、気持ちを受け取ることから始めてみてください。
 
 
ママが少し安心できると、子どもの言葉も、少しずつ変わっていきます。
 
 
笑顔の女の子とそれを楽しそうに見るお母さん
 
 
「今の対応、このままでいいのかな…」と不安になったら。
癇癪が強くなりやすい関わりと、
落ち着きを取り戻しやすくなる声かけを
今日から試せる形でまとめました。
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執筆者:大森 あみ
発達科学コミュニケーション トレーナー
 
 
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