完璧主義ママには譲れない想いから、自分の中の決まりごとを子どもに押し付けてしてしまう事があります。その様な行動で子どもをダメにしてしまっているそんなママにお伝えします。
完璧主義ママの関わり方は誰の事を思ってのこと?
完璧主義ママは、母子分離不安っ子に対し
「ママから自立しないとダメ!」
「自分の事は自分でやらないと!」
という考えで子育てをしてしまっている人がいます。
その考えは誰の事を思っての事なのでしょうか?
子どもは、大きくなれば
「ひとりでやることが普通」
「やれないとおかしい」
そのような常識から外れられないママの気持ちであり、子どもの事を考えての事ではないのです。
しかし母子分離不安っ子は世の中の常識での対応では、子どものココロがどんどん落ち込んでいってしまう可能性があります。
自分の常識は間違っていないと信じていた
私も完璧主義のママで常識から外れることはありえないと思っていました。
子どもがべったりくっついてきて、
「なんでいつまでもひとりでできないの?」
と思い、娘にきつい言葉を言ってしまったことも沢山ありました。
そして、そんな言葉を聞いた娘は次第に私の顔色をうかがう様になってしまいました。
母子分離不安っ子には常識は辛い現実
今、子どもに辛い言葉で接しているママ。
「周りがそうだから」
「私が今までその様に育ってきたから」
などの常識を子どもに押し付けてはいけません。
子どもは自分とは別な人間なのです。
皆、性格が違うように感じ方がそれぞれ違うのです。
子どもがどのように感じているか、鳥の目線で考えてみましょう。
子どもの辛さに気付けたママは、今から子どもに合わせた対応を始めるべきなのです。
子どもにいつもこんな言葉を言ってしまっていた⁈今から変えよう!
こんな言葉を子どもにかけていませんか?
◆こうしなさい!
◆それはダメ!
◆そうじゃなくてこうでしょ!
◆何でそんなことやってるの!
◆ママの言った通りだったでしょ!
子どもに強制(強く制御したり)・矯正(自分の考えに誘導する)するような言葉かけは、子どもとの関係が悪化してしまいます。
だからといって、子どもの事を放任するのが良いのではありません。
ママは子どもの事をどんな時でも、そっと見守りましょう。
そしてそのママの見守りに、子どもが気付いている。
そんなママでいることが、母子分離不安っ子との関係を保つ良い手段なのです。
執筆者
発達科学コミュニケーション
トレーナー まつのえり