癇癪を起こす子どもに疲れ果てていた時間を笑顔の時間に変える!今すぐできる簡単な2つの対応

親子
気をつけていても頻繁に癇癪を起こす子どもにイライラ…「これ以上どうしたらいいの?!」と悩んでいるママはいませんか?癇癪をなくし、笑顔を増やすことに成功!ママが今すぐできる簡単な2つの対応についてお伝えします!
 
 

1.何をしてもおさまらない!頻繁に起こる子どもの癇癪をなくすための対応とは

 
 
子どもが癇癪を起こした時にどう対応すればいいのかわからない!
 
 
自分までイライラしてしまう!
 
 
子どもの癇癪に振り回される毎日にお困りではありませんか?
 
 
癇癪をなくして笑顔を増やす!
 
 
今日から始められる簡単な対応を2つご紹介します。
 
 
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2.ちょっと注意したり、指示を出すだけで大暴れ…自分も巻き込まれてイライラする日々

 
 
我が家の発達障害グレーゾーンの息子は、『切り替え』が大の苦手
 
 
今やっていることを中断するということを異常に嫌がります。
 
 
また、ストレス耐性が弱く、ちょっとしたことにも過敏に反応し、どんどんストレスを溜め込んでしまうのです。
 
 
幼稚園では
 
 
「できないことはありません!何も心配いらないですよ!」
 
 
と担任の先生にはっきり言われるほど頑張っています。
 
 
ですが、おうちでは「手を洗ってね」と優しく声をかけるだけで癇癪を起こす、なんてこともありました。
 
 
我が子の性質はわかっているけれど、食事に着替え、お風呂、トイレと、やってほしいことはたくさんあります。
 
 
睡眠時間が不十分だと朝から機嫌が悪く、対応がより大変になるということもあり、就寝時間から逆算して「◯時までには△△を終わらせなくちゃ!」と常に焦っていました。
 
 
そんな状態では、何をやっても上手くいくはずもなく、
 
 
「なんとか癇癪を回避したい」
 
 
そう思って優しく指示出しをしようと心がけたり、
 
 
「今日こそは怒らないぞ!」
 
 
と意気込んで長男と接していても、やっぱり起きてしまう癇癪…
 
 
そんな状況に毎日イライラしていました。
 
 
イライラする女性
 
 

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3.癇癪ってなに?どうして起こるの?子どもが起こす癇癪の仕組みと原因

 
 
そもそも、癇癪とはどのようなものなのでしょうか。
 
 
ここでは癇癪の仕組みと、なぜ起こってしまうのかをご説明します!
 
 
癇癪とは、感情の爆発で制御困難な行動です。
 
 
一度起きてしまうと、自分でもコントロールできなくなってしまうのが、癇癪なのです。
 
 
では、どうして癇癪が起きてしまうのでしょうか。
 
 
癇癪の原因になり得るのは、主に次のようなものです。
 
 
・自分の気持ちを上手く伝えられない怒り
・自分の欲求が満たされていないことへの怒り
・自分を理解してもらえないことへの悲しみ
・疲労や過度なストレス
 
 
子どもたちの脳は未熟なため、これらが一気に降りかかったり、自分の手に負えないような大きな感情に出会うと、上手く処理ができず、大暴走してしまうのです。
 
 
また、癇癪は子どもからの
 
 
「この不快をどうにかしてよ!」
 
 
「どうすればいいの?!ママ助けて!」
 
 
というSOSでもあると言えます。
 
 
「ママには甘えても大丈夫!嫌われる心配はない!」
 
 
と子どもが感じているからこそ、自分の中で起きている葛藤や戸惑いを目一杯表現することができるのです。
 
 
とはいうものの、癇癪が頻繁に起きると、
 
 
「私の子育ての仕方が間違っているのかもしれない。。」
 
 
不安になったり、ご自身を責めてしまうママも少なくないと思います。
 
 
しかし、ママが落ち込んでいると子どもにも伝染してしまい、余計に癇癪が酷くなることもあります。
 
 
きちんとママに甘えられている“というポジティブな面に目を向け、必要以上に落ち込まないよう心掛けてくださいね。
 
 
ポジティブとネガティブ
 
 

4.子どももママも楽になる!今日からできる癇癪をなくすための簡単な2つの対応

 
 
では、どうしたら癇癪を起こさないようになるのでしょうか。
 
 
私が実践し、効果があった2つの対応をご紹介します。
 
 

①意識してスキンシップの時間をとる

 
 
子どものストレス耐性を整えるためには、安心してリラックスできるという環境がとても大切です。
 
 
特に様々な感覚が敏感な発達障害グレーゾーンの子にとっては、会話すら刺激となってしまう場合があるので、非言語(表情や声色、雰囲気)で安心感を感じてもらうということが大切なのです。
 
 
兄弟がいたりママが忙しい時には、案外抜け落ちてしまう部分ではないかと思うので、ぜひ意識して抱っこをしたり手を繋いだりしてみてくださいね。
 
 
思春期でスキンシップを嫌がる子や、発達障害の特性として嫌がる子には無理強いせず、優しく肩をぽんぽんとしたり、ハイタッチをしたりする程度でも効果がありますよ。
 
 

②ストレスを減らす

 
 
癇癪を頻繁に起こす子どもはストレス耐性が弱い傾向があります。
 
 
思いもよらないことがストレスになっている可能性もあるので、まずはしっかりと観察し、子どものストレスとなっている要因を見極めてあげてください。
 
 
また、発達障害グレーゾーンの子は、幼稚園や学校で周囲の意見や雰囲気が「自分の考え方や感じ方とは違う」と感じていても、周りに合わせようと頑張ってしまいがちです。
 
 
自分の思いを押し殺してたくさん我慢しているからこそ、ママの前では「あの時本当は嫌だったんだ!」と気持ちを爆発させてしまうのです。
 
 
外では頑張っている分、おうちではリラックスできるよう、工夫してあげましょう
 
 
具体的には次のようなことに気をつけてみてください。
 
 
室温や湿度などの環境を快適化する
睡眠時間がしっかり取れるよう、生活サイクルを整える
・指示や指摘を控え、できていることをたくさん褒める
好きなものに触れる時間をできるだけ長くとってあげる
 
 
ポジティブな感情をたくさん感じられると、ストレスを感じる時間が減るのは大人も同じです。
 
 
あまり神経質になりすぎず、ママも一緒に楽しく、快適に過ごすことを意識してみてくださいね。
 
 
この2つの対応を実践してみると、なんと一週間ほどで効果が感じられたのです!
 
 
癇癪の頻度が減ったことはもちろん、泣いたり怒ったりした後の回復が驚くほどはやくなりました。
 
 
自分で気持ちを切り替えられるようになってきたのです。
 
 
今では、何十分も泣き続けるということはほとんどありません。
 
 
癇癪に使っていた労力や時間を好きなことに使えるので、充実した日々を送ることができています。
 
 
まずは一週間、実践してみてください!
 
 
きっと、ママにもお子さんにも嬉しい変化があるはずですよ。
 
 
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執筆者:中谷 そら
発達科学コミュニケーション トレーナー
 
 
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