集団が苦手で学校には行かない!と宣言していたギフテッド(2E)男子がママと本音で話だし、ママのために頑張る子になったお話です。
1 私はただ言うことを聞いているだけという状態でした。
言葉の吸収がとても早く、使う場面などもすぐに理解する。
言葉が表す感情も正確に捉える。その上で、「好き嫌い」をはっきり表現するので、相手に対して、私がどうフォローするか困っていました。
「言われたら傷つくよ」という話をしても、自分の気持ちに嘘をつけないので撤回やもちろん謝ることもできまんでした。
そして、初体験・慣れないことを恐れる気持ちが大きく、失敗はしたくない!という気持ちも大きいく、赤ちゃんの頃から、公園などに他の子どもたちがいると絶対入ろうとしませんでした。
誰もいない公園なら遊べる…という感じです。
幼稚園に慣れるまでもすごく時間がかかりました。
最初に入園した幼稚園は私のリサーチ不足もあって馴染めずに半年で辞め、2つ目の幼稚園は園の方針や先生の対応は息子に合っていたのですが、完全に安心して通えたのは年長の一年間だけでした。
学校は慣れない、というよりも初めてのことばかり(体操着への着替え、給食など)で、受け入れるのに時間がかかると思うし、周りの子がどんどんやっていたりしたら焦ってしまうだろうな…と思っていました。
一度「できない」「ボクはやりたくない」と感じるとその気持ちをなかなか上書きできないので、「最初はできなくても大丈夫」というのをどう伝えていけばよいかわからずに困っていました。
4月から小学生ですが、「小学校には行かない」とずっと言っています。
息子は「自分の生きたいように生きる」という強い意思をもって生きています
なので、私や夫の言うことは簡単には聞きません。
イヤなことは断固拒否です。
息子の意思表示をできる限り尊重してきて、これからもそうしたいと思っているけど、どこまで尊重すれぱいいのかな…という迷いが常にあります。
その迷いを息子に見抜かれているのも分かります…建前みたいな理由は通用しません…
まさに肚をわって話している言葉じゃないと心を開いてもらえないんだと思います。
意思表示を尊重していると言うと聞こえは良いですが、息子の心に届く話ができなくて、私はただ言うことを聞いているだけという状態、の方が正しいです 息子の本音も聞きたいし自分の本音も言いたい。
息子と人間同志という対等な立場で、肚をわって本音で話せるようになりたいです。
息子がありのままの自分を好きになって、のびのびと生きていくことが私の願いです そのために自分も学んで変わりたいので、個別相談に申し込みました。
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2 失敗にめげずチャレンジしていく我が子の姿を思い浮かべて頑張りたいと思いました
まず、個別相談を受けてよかったです。
私の話を否定することなく聞いてくださった神山先生が唯一否定されたことは、私の「私が子どもをワガママに育てただけではないのか」「もう今から何かやっても遅いのではないか」という弱々なつぶやきです。
ただの励ましではなく、根拠をもって否定してくださいました。
我が子には「親がしつけをして、できなければダメ出しして、時にはおだててできるようにする」という日本のスタイルが合っていないだけ、毎日の私の声かけを否定的なものから、肯定的なものにすることで脳の発達を加速し、自分の気持ちを話したり自立したりにつながっていく。
8歳9歳でまだ周りの子よりも脳が未発達という事実がある。
そこで壁に必ずぶつかるけれども、声かけを学び変えておくことでその壁にも右往左往せずに対応していける。
それを学べるのが発達科学コミュニケーション(発コミュ)だということがわかりました。
そして、「わかってもらえるんだ」と自分に自信がもてたら、自分以外の家族や周りの人のことも考えて行動できるようになっていく。
コミュニケーションは精神論でするものではなく技術が必要なので、学んで身につけることが大切。
個別相談でたくさんのことを教えていただき希望がもてました。
自分に自信をもって、失敗にめげずチャレンジしていく我が子の姿を思い浮かべて頑張りたいと思いました。
神山彰子先生は、笑顔いっぱいでとても魅力的な方です。
エネルギッシュな反面、ぐいぐいくるのでは無く、相談者の気持ちや言葉を引き出したり整理したりできるように話をしてくださります。
そして、苦労して試行錯誤された経験と確かな知識、それをわかりやすく伝える技術をお持ちの信頼できる方です。
zoom越しでも、温かくリラックスできる雰囲気を作ってくださる方です。
なので、神山先生のブログが琴線に響いた方!
「どうしてこんな些細なお願いも伝わらず、交渉さえできないんだろう?我が子なのに…高圧的でもない『はず』なのに…」と悩んでいる方
夫(妻)を含めた周りの方にもなかなか自分の困り感が伝わらず、孤独を感じている方は個別相談会に参加されることをお勧めします。
3 学ぶことでイライラを抑えられるようになりました。
決意を固めて、受講を開始したのは、いいのですが・・・。
褒めることがうまくできずにつまずきました。
一度は、やめてしまいたいと思ったこともあります。
けれども、神山先生のメルマガを読み、『他の誰でもない母である私』が『ギフテッド男子を仲間と共に夢を叶える幸せな天才にする!』というどんな時でもブレない軸に心を動かされて目が覚めました。
この世に魔法みたいなテクニックなんてない!失敗したってやり直せばいい。私がやると決めて、私が変わると決めて、そしたら息子も私も必ず幸せになれるんだ!と気付き、もう一度初めから、受講することに決めました。
受講して、3週間も経つと一人で遊ぶことができなかった息子が家事をしている時に待っていてくれるようになりました。
この3週間の間に息子は、『実況中継』がうけいれやすいということがわかり、それを続けられるように心がけました。
すると、今まで途中で飽きていたのが、最後までできたり、好きなものが車だけだったのが、他のことにも興味を持ちだし、関心がなかったことにも前向きに取り組むようになりました。
さらに、3週間後には、自分の不安になっていることをこまめに教えてくれるようになりました。
心配なことを具体的に言ってくれるようになったので、息子と作戦会議のようにやることをできるようにしていきました。
3ヶ月後には、完璧主義で自分の理想のゴールに行けなそうな時は取り組まずに不機嫌になっていたのが、間髪入れず「ヤダ」と言ったり、「うーうー」と泣くことが減りました。
片付け、お風呂などルーティン的なことが面倒くさくて回避する傾向があったのが、やることを分解して、その中もスモールステップにし、見える化することで、取り組めるようになりました。
また、やることの順番やタイミングを自分で決めることで主体的に動けるようになりました。
どうしても見たいテレビがあるとかで早めにお風呂に入るとかができず、就寝時刻が遅くなっていたのに、自分から「今日はお父さんが早く帰ってくるから、それまでにお風呂と宿題を終わらせるからお願い」などと言うようになりました。
4 イライラのスパイラルがニコニコのスパイラルに変わりました^^
言葉では否定していなくても、否定的な目で子どもを見ていたことが客観視できたのはすごく大きかったです。
「できたこと・終わったことを褒める」を徹底してやっていたら褒めることはたくさんあって私は楽しいし子どもは嬉しそうだし、イライラのスパイラルがニコニコのスパイラルに変わりました。
学ぶことで、今の状況にはどの指示パターンか合うか落ち着いて考えることができるようになり、時間が迫っていてもイライラを抑えられるようになりました。
子どもの「キライ」発言に即座に反応してケンカになり、「キライ」の中身について二人で話せるようになったので、喧嘩することが減りました。
学校に行くのが全てではないと思っていましたが小学生になり、学校に行った時は、正直ホッとした気持ちと、私が「学校に行って欲しいオーラ」を出して、無理やりかせているのではないか、という気持ちで常に不安でした。
実際に登校を渋ったり「あれもこれも難しい。嫌だ。」という言葉も多かったので「私がどうにかしなければ」という焦りもありました。
でも、息子の様子を見ていると「学校でなんとか楽しみを見出そうとしている様子」「学校で友だちと関わろうとしている様子」「最初はイヤだと言っていたこともしばらく経つと取り組んでいる様子」がありました。
「嫌だ」の奥にある「やれるかもしれない」「やってみたい」「できるようになりたい」という気持ちを感じることができました。
だから今は、その奥にある部分を信じて応援しています。
もちろん心身のバランスを取るために学校を休んだり早退することもありますが、徒に不安になることは無くなりました。
もし、発コミュに出会っていなかったら、私自身が挑戦しないまま、常識を変えられないままだったと思います。
そして、相変わらず「子どもが魔法のように変わる子育てのテクニック」を夜な夜な探し続けていたと思います。変わらない自分のままを想像すると怖いです。
一度は、「あまりの上手くいかなさ」に挫折してしまいました。
でも、それは「私自身が変わる」という覚悟が足りなかったからだと気づきました。
発コミュは「世間」を一切見ていません。我が子だけを見ています。
私も挫折の後、それが少しずつできるようになりました。
今まで怒っていたのは「世間が許さない」場面でした。
世間は関係ないので怒ることは必要なくなりました。
褒める場面はただ見ていたら少ししか見つかりません。
でも「否定を0にする」「褒める場面を戦略的につくる」という視点を加えたら、自分から出てくる言葉が変わりました。
褒める状況を作るのが楽しくなってきました。楽に待つことができるようになりました。絶対無理だと思っていた「指示トレ」ができ、親子で成長できました。
発コミュを受講する前は、息子の「ヤダ!」で全てがシャットダウンだと思って、その言葉が本当に怖くてキライで私も反応して怒りまくっていました。
でも今は「ヤダ!」と言われても怖くないし、私が否定的な顔も声もすることは無くなりました(0ではないけど、反射的に怒ることはないという意味です)。
「ヤダ!」はシャットダウンではなくスタートの言葉。
そこからいくらでも気持ちも状況も変えられるようになったのは発コミュのおかげ様です。
特に3S、ブロークンレコード、見て見ぬふりは本当に力になりました。
でも、これらはテクニックではありません。私自身が「変わる」と覚悟して世間を見るのを止めたから効果を感じられるのだと思います。
5 好きなことや興味のあることを分かち合える仲間と出会ってほしい
息子は想像力が豊かなので、ものづくりや絵を描くことが好きです。
もっと複雑なものを作ってみたい、描いてみたい気持ちがあるので、それを実現してほしい。
好きなことや興味のあることを分かち合える仲間と出会ってほしい。
そのために、色々なことに挑戦したり、色々な人に出会える場所に出かけてほしい。
そのために私は全力で手助けしていきます!
YくんママのMさんにインタビューして記事にしました。
執筆者:神山彰子
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