指摘すると「僕のこと嫌いなんだ」とかんしゃくを起こして頭を叩いていた子が本来の姿を取り戻し、お料理男子になりました!
1 繊細で優しいけれど、お友だちと遊べない…
私の息子は、食べ歩き、貧乏ゆすり、思い立ったら行動せずにいられない、
お友達と遊ぶのも好きですが、1人で遊ぶor私と遊ぶことが多い子でした。
パッと見てわかった気になって行動することや、やらなければいけないことを後回しにしてやらないこと、自分の話したいことを一方的に話すこと、
完璧主義なので、できない自分はダメと捉えてしまって、癇癪を起こしてしまうところに困っていました。
日常生活のお風呂や歯磨き、1つ出したら1つしまって遊ぶ、帰ってきたら最初に片付けなど、昔は出来ていたことが出来なくなっていきました。
外では自分の気持ちをうまく出せないからか、学校へ行って疲れがたまると、家での暴れぶりが激しいことにも困っていました。
また、お友達トラブルになったことは今まで1度もないのですが、若干の被害妄想なところもありました。
そして、お友達が怒られているのを見るのがツラい、私が泣いていると一緒に泣く、というような少し繊細な面も持っています。
基本的には、
・命にかかわること
・人やモノを傷つけること
・誰がどう見ても不快に思うこと以外は叱らないようにはしていました。
2 息子を心の底から信じ、応援できる母になりたい!
次男が0歳6ヶ月を過ぎ、だんだん目が離せなくなってきたあたりから、ママコールがすごくなり、ついイライラして、小言を言ったり、正しさを押し付けた対応をとってしまいました。テレビを見続けているときにも注意していました。
6月から、少しずつ学校に行けなくなっていて、毎朝「今日は◯時に学校に行く!」と言うのに、行く寸前になると「疲れた。」と言って立ち上がれなくなっていました。
頑張って学校へ行っていた頃も、帰宅すると、ちょっとしたことで大爆発。
暴言、ものに当たる…。
息子の心のSOSとは分かりつつも、保育園の時の息子とは別人かのような態度に、どう対応するのが良いのか分からず、苦しい毎日を送っていました。
学校は心が壊れてまで行くところではない、とは思いつつも、学校だからこそ体験できることもたくさんあるので、行って色々な体験をしてほしいと思っています。
それに、私自身、自分の時間がとれないことにもつらさを覚えました。
無理に行かせたくはないけれど、でも、このままでいいのかな?とざわざわする心もあり…。
そんななか、神山さんのメルマガを読ませていただき、私の対応の仕方で今の状況が変わるかもしれないと個別相談に申し込みました。
そして、息子との距離が近くなっているので、つい小言を言ってしまうことを見直したい、指示をしなくても動けるようになってほしい。
そして、なによりも息子を心の底から信じ、応援できる母になりたい!
と受講を決意しました。
3 肯定をすることで、可愛い行動も増え、愛しい気持ちが復活
負の注目はいけないことは分かりつつも、うまく距離が取れず、巻き込まれることが多かったですが、受講するとできないことはスルーして、できたときに褒めることが出来るようになりました。
改めて、知ってる、分かる、出来るは違うなぁと改めて感じました。
受講を開始すると3週間で
顔を自分から、洗うようになりました、
着替えができるようになりました
宿題も丁寧に書きとっていることがありました。
穏やかに食事ができるようになりました。
息子が不登校になり、孤独を感じ、楽しかった子育てへの自信喪失で、受講することで、できないことが目についていた、ということに気が付き、いい所に目が行くようになり、出きていることがいっぱいあることに気が付きました。
愛情を確認できるようになり、子育てが楽しくなっていきました。
6週間後には、
基本的には穏やかですが、宿題をやっている時などは荒れやすい。
以前のようにぽかぽかモンスター(指摘されたと感じると頭を叩く)が出てくるようになってしまいました。
受講開始、3か月後には、
以前は、当たり前のように出来ていた顔を洗う、頭を洗うなどを自分からまたやるようになりました。
今も、「僕のこと嫌いなんだ」と言ったり暴言があったりはしますが、頭を叩くことがほぼなくなりました。
お料理男子だったのに、めっきりやらなくなっていましたが、一緒にプリンを作ったり、オムレツを作ったりしました。
私は負の感情に巻き込まれてしまうので、息子の自傷行為や暴言にイライラしたり、自分を責めたりしていました。
ちょうど第2子出産と重なっていたので、特に余裕がなく、不登校になった長男を可愛く思えない時期が続きました。
ですが、肯定をすることで、可愛い行動も増え、愛しい気持ちが復活。
まだまだ巻き込まれることもありますし、罰の与え方、YouTubeとのつきあい方がうまく行かない日もありますが、以前よりも心が軽くなりました。
食事中のマナー(立ち歩く、左手を出さない)に関して、負の注目が多かったかなと思うので、今ならスルーして、出来たときには褒める、にします。
5 自己受容できる心の強さ、しなやかさや、コミュニケーションスキルを成長させたい
これからは、1つのことに熱中する研究者タイプなので、良いところは、さらに伸ばしていきたいですし、自己受容できる心の強さ、しなやかさや、コミュニケーションスキルを成長させたいです^^
RくんママのKさんにインタビューして記事にしました。
この記事でのポイント!
子どもの心を壊してまで、やることは何もない!
できていないところに注目せずに、
できたことに注目する。
執筆者:神山彰子