自信がある様に見えるのにやる気がなくなる原因は、自己肯定感の低さのありました。ギフテッド(2E)男子の才能を伸ばすためには、自信だけでなく、自己肯定感も育ててあげることが大切です。この記事では、自信と自己肯定感の違いについてをお伝えします。
1 自己肯定感と自信の違いとは?
ギフテッド男子は、得意な分野で大きな成果を出すことが多いです。
そのため、周囲の大人は「うちの子は自信があるはず!」と思いがちですが「できることは自信があるけれど、できないことは挑戦しない」というケースが多いのです。
これが、自信と自己肯定感の違いです。
自信(Confidence)とは、「できる!」という確信
成功体験が増えると高まり、得意なことに対して持ちやすいのですが、失敗すると揺らいでしまうことがあります。
自己肯定感(Self-Esteem)とは、「できなくても自分には価値がある」という感覚です。
この自己肯定感が高いと失敗しても自分を認められたり、どんな状況でも「自分は大丈夫」と思える様になり、結果ではなく、存在そのものを肯定できる様になります。
ギフテッド男子は、知的に優れた能力を持つ一方で、非同期発達(知的発達と感情の発達のズレ)や完璧主義・脳科学的な壁によって自己肯定感が育ちにくい傾向があります。
そこに、発達の凸凹があると自己肯定感は下がりやすくなってしまうのです。
そのため、「得意なことには自信があるけれど、苦手なことや新しいことには自信が持てず挑戦を避ける」という状態になりやすいのです。
2 ギフテッド(2e)男子が挑戦する子になりました!
私の息子も、得意な分野では驚くほどの知識を持っていました。
幼稚園の頃から海の生き物に興味を持ち、同級生のお母さんたちに海の生き物についてや自然について話をし、驚かれていました。
けれども、漢字の書き取りや体育の縄跳びなど自信がないことになると、全くやろうとしない。
「どうせできないし」と言って、チャレンジしないんです!きっとやったらできるのに、「あなたならできるよ!」と励ましていましたが、彼の反応は変わらず、挑戦しようとしませんでした。
その姿を見て、モヤっとしました。挑戦したら、できた・できなかったに関わらず、成長できるはずなのに・・・。
3 何を言っても「フン!フン!」褒めても響かなかった息子が挑戦する様になりました。
自己肯定感が低いままだと、できないことに挑戦しなくなるので、どんどん苦手なことが増えるし、視野が狭くなってしまいます。
特に、ギフテッドの子どもたちは、小学校低学年の時に脳の未熟さから、整理整頓ができない・計画が立てられないなどが起き、「できない自分」に直面する機会が増えていきます。
けれども、小さな頃から、意識的に自己肯定感を育てておけば、失敗を避け続けたり、過剰なプライドを持ってしまうことにはなりません。
だからこそ、しっかりと小さな頃から、自己肯定感を育てて欲しいと思います。
4 ギフテッド男子の自己肯定感の育て方
では、ギフテッド男子の自己肯定感を育てるには、どうしたらいいのでしょう?
それは、「肯定的な注目>否定的な注目」にすることです。
