ギフテッド男子の思考・学習スタイルわかると通りやすい指示の出し方がわかります。今回は、どんな思考・学習スタイルの子がいるのかをお伝えします。
1 ギフテッド男子の思考・学習スタイル
ギフテッド男子には、大きく分けて、2タイプの子がいます。
それは、
聴いて理解することが得意な子(聴覚継次型)=聴くギフトを持って生まれた子と
見て理解することが得意な子(視覚空間型)=見るギフトを持って生まれた子
です。
なんのこっちゃ?
ですよね?
私も最初、書籍で読んで、なんのこっちゃ?でした(笑)
そこで、この聴くギフトを持った子の特徴と見るギフトを持った子の特徴についてを我が家の子どもたちを例にして、楽しくわかりやすくお伝えしたいと思います。
すごく簡単に言うと、
聴くギフトを持った子は、聴いた情報をブロックのように一つずつ積み上げていって、全体像を把握して、慎重に行動するタイプの子です。
見るギフトを持った子は、ぱっと見で全体像を理解し、確かめずに行動するタイプ
まだまだ、なんのこっちゃですよね(笑)
さらに、簡単に言うと
①聴くギフトを持っている子は、こだわり派♡
聴くギフトを持っている子は、細部まで情報を理解してから、動きます。
耳(聴覚)から入ってくる情報が大好きで耳からの情報を優先的に処理します。
情報を時系列に沿って処理をするので、順序立てた説明が必要です。
説明書があるものは、説明書を読んでから、作り始めるのが彼らの常識です。
唯一の正解がある問題が好きでなんとなくは嫌いです(笑)
このタイプは、行動の理由がしっかりとないと動きません。
②見るギフトを持っている子は、うっかりさん♡
目(視覚)から入ってくる情報が大好きで、目からの情報を優先的に処理するので、ぱっと見て、理解したと思い、ざっくりとしたイメージでやってみるけど…細部まで理解できていないから、ミスしてしまう…
説明書がついていても、完成図を見ただけで作り始めます。
けど、独自の考え方で即興でどうにかしてしまう。
遊び心をもって、問題にアプローチするので、まるで、偶然うまくいっているかのように見えるけど、実は、しっかりと推論をたてていたりする。
なんとなく、イメージがつかめてきましたか?
では、ここからは、我が家の息子たちを例に具体的にどんな子なのかをお伝えしていこうと思います。
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2 聴くギフトを持っている子は、こんな子です。
我が家の長男は、聴くギフトを持っています。
息子は、赤ちゃんの頃から、寝ない子で小さな物音でも起きてしまう敏感な子でした。
抱っこしていないと寝ない。
ベビーカーに乗ることも大嫌い。
背中にスイッチがついている子でした…
幼稚園になると、先生の指示を聞いていないように見えるけど、しっかりと先生がやりたいことを理解して、動いている^^
お友だちとトラブルになることも多いけど、お友だちが大好き!お外大好きな子でした。
しかし、小学校に入ると書けないことを先生に指摘され…登校班でも、生意気だといじめられました。
聴くギフトを持っている子は、お友だちや先生の論理的な矛盾点に気が付いてしまいます。
それを悪気がなく、正してしまうので、生意気だと言われてしまったり、トラブルになることがあります。
小学校低学年での先生の指示の出し方では、全体像を把握できずに動けないこともあります。
これは、子どもの理解力がないのではなく、指示の出し方がその子に会っていないことが原因です。
しかし、指示通りに動けないことで、できない子の烙印を押されてしまったり、発達障害と診断されることがあるので、要注意です。
息子は、小学校3年生くらいになると、周りの子からの指摘が増え、自分の気持ちを表に出せないようになりました。
詳しくは、こちらをお読みください。
耳からの情報を頼りに動いているため、周りの子からの指摘を人一倍たくさん受け取ってしまったのですね。。。
聴く力が強いから、ちょっとした会話やニュースの中から情報を得て、知識を広げていける反面、周りからの指摘を人一倍感じて傷ついてしまうのが聴くギフトを持っている子です。
そして、情報を一つ一つ理解しているからこそ、正しいと思える道が見えている。
だから、正しいと思える道から、それることが嫌なのですね。
こだわっている理由には、訳があるんですね。
だから、聴くギフトを持っている子のこだわりは、否定せずに尊重してあげて欲しいなと思います。
3 見るギフトを持っている子はこんな子です。
ココからは、見るギフトを持っている子って、どんな子なのかをお伝えするために次男の紹介をさせてもらいますね♪
次男が赤ちゃんの頃は、長男が大変だった分、ベビーカーにも乗るし、背中にスイッチもついていないし、とても穏やかな子だと感じていました。
幼稚園で劇をやっても、主役をこなし、小学校の1年生だけの運動会でも司会をこなし、先生がやりたいことを先回りして、準備する。
なんて、優秀な!と思っていたんですけどねぇ。
次男が小学校2年生、8歳の壁にぶつかって、危うく不登校になるところでした。
ぶつかった壁については、こちらを読んでくださいね♪
見るギフトを持っている子は、目で見て理解できます。
しかし、情報を細部まで理解していないので、理解が不足していることがあります。
けど、優等生でいたいので、素直にわからないが伝えられません。
だから、わからないことをわからないと素直に言えるようになる子になってほしいと思います。
4 あなたのお子さんは聴く派?見る派?
あなたのお子さんは、どちらのタイプですか?
聴くギフトを持っている子には、聴いて動ける指示の出し方でお母さんの指示が理解しやすくなり、動きやすくなります。
見るギフトを持っている子には、見て動ける指示の出し方でお母さんの指示が理解しやすくなり、動きやすくなります。
まずは、お子さんがどっちのギフトを持って生まれてきているのかを知って、子どもの特性にあった声かけでお子さんを行動させ、脳の発達を加速させてあげて欲しいと思います。
行動するから、脳が育つ!
執筆者 発達科学コミュニケーショントレーナー 神山彰子
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