小学生の行き渋りは甘えじゃなかった。「学校へ行かせたい」私が変えた関わり方

小学生の行き渋りは甘えではなく、不安が大きくなって動けないサインかもしれません。「学校へ行かせること」がゴールだと思っていた私が、安心を育てる関わりに変えたことで、息子が自分から動き始めた実体験をお伝えします。

小学生の行き渋りは甘え?ママと離れられず仕事に遅刻した毎日

小学校入学を楽しみにしていた息子。人前で話すことが苦手なところはありましたが、ここまで苦労するとは思っていませんでした。

入学当初は近所の子と登校していましたが、次第に「歩きたくない」「行きたくない」と言うようになりました。

その後、保育園が一緒だった子と登校することになっても、集合場所で私の手を離せません。

ついには学校まで車で送り、先生に引き渡す毎日が始まりました。

日に日に行き渋りがひどくなる息子。フルタイムで働いていた私は、毎朝焦りとイライラでいっぱいでした。

「どうしたら行ける?」「何をすれば行ってくれる?」

「仕事があるんだよ!」「今日は行くって言ったじゃん!」

と、行かせる方法ばかり探し、息子には届かない言葉をかけていました。

 

この頃の私は、

・行けたら〇〇を買ってあげる

・甘えているのでは?と強く叱る

・とにかく行かせる方法を探す

そんな、その場しのぎの対応ばかりしていました。

「成長すれば、そのうち行けるようになるはず」と信じていたのに、現実はどんどん悪くなっていきました。

「こんなはずじゃなかった」そう思いながら、出口の見えないトンネルを歩いているような毎日でした。

 

 

 

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小学生の行き渋りは「行きたくない」のではなく不安で動けない

私は、息子が学校へ行きたくないのだと思っていました。ところが本当は、不安が大きすぎて、
動けなくなっていたのです。

不安が強くなると、脳は自分を守るための「守るモード」になり、考える力が働きにくくなります。つまり、「行かない」のではなく、「行きたい気持ちはあるのに動けない」そんな状態だったのです。

不安が強い子は、自分でも何が不安なのか分からないことがあります。

漠然とした不安をひとりで抱えきれなくなると、行き渋りという形になって現れるのです。

私はずっと、「どうしたら学校へ行ける?」ばかり考えていました。

だけど、本当に必要だったのは学校へ行かせる方法ではなく、不安でいっぱいになっていた息子が「大丈夫」と思える安心を積み重ねることだったのです。

 

行き渋る子を動かすのは「説得」ではなく「安心」

私は、「学校へ行かせるための声かけ」をやめました。
代わりに、「安心を届けるための声かけ」を意識するようにしました。

「ドキドキしているんだね」
「心配になったんだね」
「今、一番気になることは何かな?」と、不安に名前をつけていく関わりを始めました。

子どもは不安を言葉にできるようになると、「一人で抱えなくても大丈夫」と感じられるようになります。その安心が脳の考える力を働かせ、「やってみよう」という行動につながっていきます。

 

例えば、音楽の発表の日。以前なら「大丈夫だよ!」「みんなもやっているから頑張って!」と励ましていました。

だけど今は

「ドキドキするよね」「どこが心配かな?」「発表できるかどうかより、お友達の発表を聞くことを大事にしてもいいよね。」と、息子の気持ちやできている所に目を向けて伝えるようにしました。

すると息子は、「聞くの得意だから、それもありだね。」と自然に受け入れることができたのです。

以前のように、

・癇癪を起こす
・暴れる
・泣いて拒否する

ことは少しずつ減っていきました。

ここで私が学んだのは、子どもの行動を変えようとするより、安心を増やすことが先だったということです。

安心できると、脳の「考える力」が働き始めます。「できるかな」より、「やってみようかな」と思えるようになり、自分で行動を選べるようになっていったのです。

 

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安心を積み重ねたことで、息子は自分から動き始めた

私はずっと、「学校へ行くこと」を目的としていました。だけど、本当に大切だったのは、子どもが安心できる状態をつくることでした。

そのために必要だったのは、

・否定されない
・評価されない
・急かされない
・安全だと感じられる

そんな安心できる土台をつくることでした。

安心が積み重なると、子どもの脳は少しずつ「考えるモード」に戻っていきます。そして、「どうしよう」より、「やってみようかな」と思えるようになります。

変わったのは息子だけではなく、私自身も、「今日は学校へ行けるかな」ではなく、「今日はどんな不安があるのかな」と考えられるようになったのです。

 

さらに私も、「今日は疲れちゃったな」「今日はドキドキするんだ」と自分の気持ちを言葉にするようになりました。

すると息子は、「無理しないでいいよ。」「簡単なご飯でいいよ。」と、私の気持ちまで受け止めてくれるようになりました。

息子が変わったことも嬉しかったですが、それ以上に嬉しかったのは、私が「どうしたら学校へ行ける?」ではなく、「今日はどんな不安があるのかな?」と考えられるようになったこと。

子どもが変わるだけではなく、ママの見方が変わること。それが親子を変える一歩になると、私は実感しています。

 

 

 

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小学生の行き渋りに関するよくある質問(Q&A)

Q1. 小学1年生の行きしぶりは甘えやわがままなのでしょうか?

A.甘えやわがままではなく、不安のサインである場合があります。

不安が強い子どもは、「行きたいけれど動けない」状態になることがあります。まずは、「どうして行けないの?」ではなく、「何が不安なのかな?」という視点で見てあげることが大切です。

 

Q2.学校へ行かせることばかり考えてしまいます。どうしたらいいですか?

A. 私も毎朝「どうしたら学校へ行ける?」と考えていました。

ですが、本当に必要だったのは行かせる方法ではなく、子どもが安心できる状態を
つくることでした。
安心が積み重なることで、子どもは少しずつ自分から動き出せるようになります。

 

Q3. どうして「不安なんだね」と声をかけると変わるのですか?

A. 子どもは不安を言葉にできるようになると、「一人で抱えなくても大丈夫」と感じられるようになります。

その安心が脳の考える力を働かせ「やってみよう」という行動につながっていきます。だからこそ不安をなくそうとするより、安心を積み重ねる関わりが大切なのです。

<執筆者>
発達科学コミュニケーションアンバサダー 秋葉えり

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