集団行動が苦手な子が登園しぶりをする理由と育てたい力とは?

集団行動が苦手で1人でいる姿をみると不安になりませんか?私の娘も1人、園で先生の横にいました。この記事では先生の横が定位置だった子が、友達と遊ぶことが楽しみになり登園しぶりも解消できたママの関わり方をお伝えします。

 

集団行動が苦手!園で先生にべったりな子が心配になりませんか? 

 

お子さんが入園して数ヶ月たち、慣れてきたはずなのに、ママと離れることを嫌がり、離れられず、別れ際に泣いてしまう姿をみていると心配になりませんか?

 

我が家の娘は不安が強く、新しい環境に慣れるまで時間がかかる子でした。

 

当時、私は娘が集団生活に馴染めず、園では先生にべったりで、友達と上手く遊べず心配していたのですが、中に入れば次第に慣れていき、友達ともコミュニケーションがとれるようになるだろうと思っていました。

 

ですが、上手く馴染めず、そのことが原因で行きしぶりにも繋がっていきました。

 

悩んでいたところ、その原因が娘の脳の特性が関係していると知ったのです。

 

こちらの記事では脳の特性を理解し、娘にあった関わり方で、次第に園で友達と遊ぶことができるようになり登園しぶりを解消していった様子をご紹介させていただきます。

 

 

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「自由時間」が嫌で登園しぶり

 

入園当初は泣いていた子たちも、園生活に慣れ始めると元気に登園し初め、気づけば泣いているのは娘だけでした。

ある日、先生から

〇〇ちゃんは、朝と帰る前の「自由時間」になると先生の横を離れず、

「ママに会いたい・・・」

「お家に帰りたい」と泣き出します。

それ以外の時間はママを思い出す様子もなく、楽しく参加できているのですが、と言われたのです。

 

娘は入園前から、公園でも、児童ホームに行っても私の傍で、一人おままごとをしたり、友達が楽しくみんなで遊んでいても入ろうとはしませんでした。

 

「一緒に遊ぼう」と友達に誘われても、何も言わず、逃げるかのように私のところへ来る姿をみては、友達に申し訳ないな、楽しく遊べてる友達を羨ましくも思っていました。

 

そして、私が遊ぶ機会を作ってあげれば、そのうちコミュニケーションがとれるようになると思い、良かれと思って、「みんなと一緒に遊んだら?」「楽しいよ!」と声をかけて、友達と遊ぶことを強要していました。 

 

しかし、私のそのような対応が集団生活に慣れるどころか幼稚園にも次第に行きしぶるようになってしまったのです。

 

 

「自由が不自由」な子がいる!その理由は脳の特性

​​​

不安が強い子の脳は、「周りの空気を読みすぎてしまう」「気持ちを言葉にすることが苦手」という特性があります。

 

娘の場合は、園での「自由な時間」が苦手でした。

 

なんでもやっていいよ〜と言われたら、嬉しくてテンションがあがる子は沢山いますよね。

 

ですが、娘は、

何をして遊べばいいんだろう」と悩んだり、お友達の表情を見て相手に合わせすぎてしまったりどんなふうに話しかければいいか分からなかったりして、友達の輪の中にうまく入ることができませんでした。

 

また、自由な時間のザワザワした話し声が気になり、不快に感じていたのです。

 

​​このように、他の人には気にならないことでも本人はとても気になり、刺激がたくさんある集団生活やお友達との関わりは負担が大きく、娘は次第に気疲れをしてしまい、自由な時間が辛くなっていきました。

 

そこで、私は娘が集団生活でお友達と関われるようになるためにできることを学び、実践したところ、少しづつ娘に自信がつき変化していきました。

 

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集団行動が苦手な子へママができる3つの大切なこと

 

①できていることを肯定する


例えば

「おはようが言えたね」

「朝ごはん綺麗に食べてるね」

「着替えはじめたんだね」

 

どんなに小さなことや当たり前なことでも、実況中継でほめるようにすることで、子どもは達成感や自信を持ち、自分はできる」「がんばってみようかなと次の行動を起こしやすくなります。

実際に娘は、毎日このような声かけを続けていくうちにひとりでもスムーズに行動できるようになっていきました。

 

②ママとのコミュニケーションを磨く

社会性の発達は1対1のコミュニケーションから始まります。

まずは、いきなりお友達との関係を築くのではなく、一番安心できるママと1対1のコミュニケーションの土台を作ります。

子供が、

「わかってもらえた」

「ママの話がわかった!」

「こうやったら会話が続いた」のように

お家の中のコミュニケーションで、1人より一緒に遊ぶ方が楽しいという成功体験を作っていきましょう。成功体験を積んで、初めて、外で人と関わることができるようになっていきます。

 

1対1に慣れ、1対2、1対3と子供の人間関係が広がっていくので、焦らずその子のペースに合わせてあげましょう。

 

私は、娘が得意な折り紙を、毎日のように一緒に折っていました。

「ここはどうやっておるの?」と質問を繰り返し、教えてもらう度に 「なるほど〜綺麗に折れるんだね」「すご〜い!」と伝えたり、やり取りの中で、わかりにくい話し方をしていても否定はせず、「こういうことなんだね」と一言返してあげていました。

注意したり指摘したりして自信を失わせるのではなく、「こうやればいいよ」を親子のやり取りの中で学ばせてあげましょう。

   

③園の先生と連携をとる

集団が苦手な子は、大人が集団の中に一緒に入ってサポートが必要です。

「自由が不自由」ということは、自由ではない方が安心するので、遊びをあえて決めてあげると良いです。

 私は、園の先生に娘が得意なことは「折り紙」と伝えていました。そして、無理に友達の中ではなく、先生の横で遊ばせてもらうようにお願いをしました。

 

 

得意な「折り紙」がきっかけで楽しい!に変わった「自由時間」

 

毎日、娘と折り紙で、お家では私と、園では先生と自由時間を過ごしていたところ、園で

「可愛いね。一緒にやりたい」

「すご〜い」

「教えて〜」

と、興味を示したお友達がたくさん寄ってきてくれたそうです。


 ある日、娘が「今日は〇〇ちゃんと朝折り紙やるの!」とニコニコしながら教えてくれました。
「折り紙」という得意な分野で周囲から褒められることが増え、自信につながっていったのです。

 

 

このように、コミュニケーション力を伸ばしてあげることができれば、集団でのストレスも軽くなっていきます

好きなことや得意なことを通して集団の中で友達と話をすることや、一緒にやることは楽しい!という経験を増やしていくことで、少しづつお友達と関わることができるようになっていきました。


自由時間に先生の隣だった娘が、友達の真ん中で楽しそうに折り紙を教えてあげていますと報告もあり、そのころから行きしぶりもなくなりました。


是非、お子さんのペースを大事にしながら、まずは親子のコミュニケーションでしっかり自信をつけてあげてくださいね。

 

 

 

 

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<執筆者>

発達科学コミュニケーション アンバサダー

白倉ひより




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