学校に行こうとすると「気持ち悪い」我が家で起きたこと
朝になったり、学校に行こうとすると「気持ち悪い」と言う小学生。熱はないし、家にいると元気そう。そんな姿に、
- 本当に体調が悪いの?
- このまま休ませて大丈夫?
- 病院へ行った方がいいのかな?
と悩んだことはありませんか?
学校に行こうとすると吐き気や気持ち悪いと言うのは、甘えやわがままではありません。
特に新学期や行事の後は、環境の変化や頑張りすぎによる心の疲れが身体症状として現れることがあります。
今回は、実際に朝になると「気持ち悪い」と言うようになった息子の体験を通して、私が迷わず対応できるようになった3つの関わり方をお伝えします。
私の息子は1年生の頃、激しく行き渋っていたのですが、2年生では毎日学校へ通い、5月の運動会では昨年とは別人のような姿を見せてくれました。
私はその姿を見て、「もう大丈夫になった」と思っていたのです。
ところが6月に入り、「気持ち悪い」と言う朝が増えていきました。
- 朝起きると「気持ち悪い」
- 朝ごはんを前にすると手が止まる
- 学校へ向かう車の中でも表情が暗い
最初は「保健室へ行ってもいいよ」「今日は迎えに行くからね」と声をかけながら送り出していました。

だけど徐々に朝の動きが鈍くなり、車から降りられなくなっていったのです。
ですが、休ませると元気になる息子を見ると、
「本当に体調が悪いのかな」
「休めば元気になるなら行けたんじゃない?」
「ただ学校に行きたくないだけ?」
と思っていました。
なぜ朝だけ気持ち悪くなるのでしょうか。
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学校に行こうとすると吐き気がするのはなぜ?小学生に多い3つの原因
不安が強い子どもは心の疲れや緊張が身体症状として現れることがあります。
我が家の経験から考えると、原因は主に3つありました。
環境の変化による緊張
新学期は、
- クラス替え
- 担任の先生の変更
- 新しい友達
- レベルアップした勉強
など、大人が思う以上に環境が大きく変わります。
緊張が積み重なることで、「気持ち悪い」という身体症状につながることがあります。
学校で起きるかもしれない不安
「学校で嫌なことが起きたらどうしよう」
という予期不安を抱えている子もいます。
例えば、
- 発表で前に立てなかったらどうしよう
- 気持ち悪くなったらどうしよう
- 失敗したらどうしよう
など、まだ起きていないことへの不安をもつ事があります。
頑張りすぎによる心の疲れ
毎日学校へ行けている子ほど見落としやすいのが、心の疲れです。
周りからは元気に見えていても、「頑張らなきゃ」と無理を続けていることがあります。
その疲れが限界に近づいた時、「気持ち悪い」という症状として現れることがあるのです。
我が家も、この3つが重なっていたのだと、あとから気づきました。

学校に行こうとすると吐き気がする時の3つの対応法
私が実際に行ったことは次の3つです。
今の気持ちと行動力を観察する
無理に登校させることはやめ、「行けそうな時に教えてね」と伝えました。
以前は「2時間目から行く?」「給食までにする?」と聞いていましたが、それもプレッシャーになることがあります。
息子自身が決められるようにすると、「国語が終わったら行く」「この休み時間に行こうかな」と、自分から動き始めました。
帰宅後はしっかり休ませる
私は「まず宿題をやらなきゃ」と思って、声をかけていましたが、疲れて帰ってきた息子に必要だったのは頑張ることではなく、まずは回復することでした。
帰宅したら「おかえり。今日もお疲れさま」と迎え、一緒におやつを食べたり、好きなことをしてゆっくり過ごしてもらいました。回復の時間を先に持ってくることで、その後、息子は自分で時間を決めて、宿題に取り組んでいました。
その経験があったからこそ、今では帰宅後に「今日は疲れたから、まず休みたいわ」と自分の状態を言葉で伝えられるようになっていきました。

学校と連携して見通しを作る
息子は「学校で気持ち悪くなったらどうしよう」という不安を口にしていました。
そこで担任の先生へ状況を共有すると、
- 気持ち悪くなったら保健室へ行っていい事
- 無理に前へ出て発表しなくていい事
- 廊下に出やすい席へ移動する
という配慮を息子に伝えてくださいました。
すると息子は、「気持ち悪くなったらこうすればいい」という見通しを持てるようになり、少しずつ安心した表情を見せるようになっていったのです。
次第に、朝起きてからも気持ち悪いと言わなくなり、自分から学校の準備をして元気に登校できるようになりました。
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休ませる?行かせる?迷った私が見つけた考え方
私が今回学んだことは、「休ませるか、行かせるか」だけが問題ではないということです。
以前の私は、「今日は休ませた方がいいのかな」「少し無理をしてでも行かせた方がいいのかな」と、その答えばかりを探していました。
だけど息子の様子を見ているうちに、大切なのは今の子どもがどんな状態なのかを知ることだと気づいたのです。
- どんな気持ちなのか
- どれくらい疲れているのか
- どんな不安を抱えているのか
それを知らないまま「行こう」「頑張ろう」と声をかけても、息子の心には届きませんでした。
まずは安心して心を回復させることが先だったのです。
安心がたまることで、「行ってみようかな」と自分から動き出す気持ちが生まれます。

学校へ行こうとすると気持ち悪い。
その言葉は、わがままではなく、「頑張りすぎたよ」という心のサインだったのかもしれません。
もし今、お子さんが朝になると「気持ち悪い」と言っているなら、その言葉の奥にある気持ちにも目を向けてみてください。
回復までの期間は子どもによって違います。焦らず安心して休める環境を作ることで、子どもはまた自分の力で動き出します。
同じ事で悩むママの気持ちが、軽くなるきっかけになれると嬉しいです。
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学校に行こうとすると吐き気がする子への対応でよくある質問(Q&A)
A:仮病ではなく、不安や心の疲れが身体症状として現れている可能性があります。
学校を休むと元気になる場合は、「学校に行きたくない」のではなく、「学校に行きたいけれど動けない」状態かもしれません。まずは「どうして気持ち悪くなっているのかな?」という視点で、お子さんの気持ちを見てあげることが安心につながります。
A:休ませることがクセになるのではなく、無理を続けることで心の疲れが大きくなる場合があ ります。
大切なのは、休ませるか行かせるかではなく、今どれくらい疲れているのか、不安を抱えているのかを知ることでした。安心して休める環境があることで、子どもは少しずつ「行ってみようかな」と自分から動き出す力を取り戻していきます。
A:「頑張って」ではなく、「気持ち悪いんだね」と気持ちを受け止めることが大切です。
不安が強い時には、その言葉がプレッシャーになることもありました。まずは「気持ち悪いんだね」「今日は何が心配かな?」と気持ちを受け止めることで、子どもは安心し、自分の気持ちを少しずつ話せるようになっていきます。
<執筆者>
発達科学コミュニケーションアンバサダー
秋葉えり




