=========
わが子のための「先回り」
が息子の考える力を
奪っていました。
=========
子どもの宿題が、
いつの間にか
ママの不安を解消する時間に
なっていませんか?
子どもが考える前に、
ママが段取りを組み、
ママが答えを急ぎ、
ママが失敗を防ごうとしている。
これは、
ママが悪いという話では
ありません。
むしろ、
子どものことを大切に
思っているからこそ、
先に動いてしまうのだと思います。
小さい頃は、
それでうまくいった場面も
たくさんあったはずです。
隣で声をかけたらできた。
先に説明してあげたら安心した。
困らないように整えたら、
親子でぶつからずに済んだ。
だから、ママの中で
「先に助けてあげること」が、
この子に必要なかかわりに
なっていたのかもしれません。
私もそうでした。
お喋りが止まらず、
椅子に座っていても
体がそわそわ動いて、
単純な計算問題の反復練習になると、
すぐに集中が切れてしまう息子。
先生に怒られないように。
ルールを守れるように。
嫌なことにも向き合えるように。
「やればできる!」と
自信がつくように。
私は、
子どものためだと信じて、
先に声をかけ、
先に手伝って、
先に失敗を防ごうとしていました。
そして、
それがうまくいっていると
本気で思っていました。
けれど今なら、わかります。
子どもの成長に合わせて、
そのかかわりは
アップデートしなければ
ならなかったのです。
小さい頃に必要だった
「先に助けるかかわり」を、
子どもの成長に合わせて、
「自分で考える余白
を与えるかかわり」
へ変えていく必要がありました。
けれど私は、
そのアップデートをしないまま、
「先回り」のかかわりを続けました。
その結果、息子は
「どうせママが言うから」
「どうせ怒られるから」と、
自分の脳を使って、
自分で考えることを
あきらめていったのだと思います。
子どものタイプによっては、
それが反抗的な態度として
出ることもあります。
「うるさい!」
「わかってる!」
「もうやらない!」
そんな言葉になって
返ってくることもあります。
けれど、それは
単なる反抗ではなく、
子どもが自分で考える余白を
守ろうとしているサイン
かもしれません。
宿題は、
ただ終わらせるためだけの時間
ではありません。
子どもが、
自分で考える。
自分で選ぶ。
少し失敗しても立て直す。
もう一回やってみる。
そんなふうに、
自分の脳を使う練習の時間
でもあります。
もちろん、その宿題が
今の子どもに合っているか。
負荷が大きすぎないか。
そこを見てあげることは
大前提です。
けれど、
ママが全部先に考えてしまうと、
子どもが自分の脳を使う場面は
どんどん減ってしまいます。
だから私は、
「先回り」の意味を
変える必要があると思っています。
先回りとは、
先に助けてあげること
ではありません。
きっと、
ここでつまずくだろうな。
きっと、
ここで動けなくなるだろうな。
きっと、
これは一人でクリアできそうだな。
そんなふうに予測を立てながら、
その時、
どうかかわるかを準備して、
子どもが動くのを待つこと。
これが、
子どもの脳を育てる先回り
です。
もし今日、
宿題の時間に口を出したくなったら、
すぐに直す前に。
すぐに怒る前に。
一度だけ止まってみてください。
そして、こう見てみてください。
これは、
私が教える場面かな。
それとも、
この子が考える練習の場面かな。
それだけで大丈夫です。
今日すぐに、
宿題バトルがゼロになるわけでは
ないかもしれません。
けれど、
ママが一度止まることができたら、
子どもには、
自分で考える余白が少し生まれます。
その余白が、
子どもの学ぶ力を育てる
最初の一歩になります。


