理想が高く上手くいかないと人のせい! こんな子をどんなに褒めても変わらない理由

自閉症スペクトラム・アスペルガー


こだわりの強い
お子さんの中に

 

理想が高い!
負けたくない!


なのに、
うまくいかないと
人のせい!

 

こんなふうに
荒れる子がいます。

 

例えば、
ママが学校で
できたことを褒めても、
「〇〇くんの方ができてた!」
と人と比べる。

 

テストで90点を取っても、
「100点じゃないから意味ない」
と納得できない。

 

失敗すると
「ママのせいでこうなった!」
と怒り出す。

 

だからママは、
「そんなことないよ!」
「十分できてるよ!」
「こんなにできてるじゃん!」
と一生懸命褒めるんだけど

 

褒めれば褒めるほど
否定されて受け取ってくれない
ことがあります。

 

「どうしたらこの子に
自信をつけて
あげられるんだろう?」

って悩んでしまうんだけど、、、

 

実は、このタイプの子は、
自分のことを
客観的に見ることが苦手です。

 

できたことより、
できなかったところばかりが
気になってしまう。

 

人と比べて
「自分はダメ」
と思ったり、

 

「やるなら最高じゃないと
意味がない」

と考えたりするんですよね。

 

だから、
ママがいくら
「できてるよ!」
と褒めても、

 

本人が見ている自分と
ママの言葉にズレがあるから
なかなか入っていかないんです。

 

じゃあ、
どうしたらいいのか?

 

褒める前に、
子どもが今、
そう感じていることを
一度受け止めるんです。

 

ここから始める必要があって。

 

だけどさ、、、
そうは言っても正直

 

「人のせいにしているのに
受け止めていいの?」

 

「間違っていることだから
ちゃんとダメって教えなきゃ!」

 

って思いますよね。

 

ここは、
勘違いしてほしくないところなので
しっかりお話しすると

 

受け止める=
その考えに賛成する

 

ではないんです。

 

「ママのせい!」
と言われたときに、


「そうだね、ママが悪かったね」
と言う必要はなくて、

 

まずは、
「そっか。そう思ったんだね」
と、子どもが今見ている世界を
一度受け止めるだけなんです。

 

正しいことを教えるのは
感情が落ち着いた

そのあとでいいんです。

 

 

実際に、相談に来られた
Sさんのお子さん
(小5男の子)も
最初は、

 

見通しを立てて動くことが苦手で
時間通りに物事を進められないことが
多々ありました。

 

だけど、
自分はなんでもできる!
という思いが強いタイプで
ママの意見を聞き入れない。

 

そして、
うまくいかないと
なんでもママのせいに。

 

そんなお子さんにママは
「人のせいにしないの!
時間通りにやっていれば
こんなことにならないでしょ!」

 

と注意しても
反発されてばかりで
うまくいきませんでした。

 

そこでSさんが始めたのが、
注意するより先に、
一度受け止めること。

 

すると3ヶ月後には、
うまくいかないことがあっても、
「しょうがないな」


と気持ちを切り替えられることが
できるようになって
ママのせいにして
怒ることもなくなりました。

 

そしてSさん自身も、
「どんなことを褒めればいいのか
わからない」
と迷って悩むことが減り、
無駄に怒らなくなったそうです。

 

 

ここで大事なのは、
「しょうがないな」と
言えるようになったのは

 

ただ怒らなくなった
だけではない、
ということです。

 

「自分の考えだけが正解」から


「違う見方もあるかもしれない」へ、


思考がやわらぎ
始めたということです。

 

だからといって、
こだわりを全部
なくす必要はなくて、

 

「もっと上手になりたい」
「ここまでやりたい」
そんなこだわりは、
その子の強みとして残しながらも

 

やわらげたいのは、
こだわりそのものではなく

 

「これしかダメ!」
「この考えしかない!」

自分まで
苦しくなってしまうところです。

 

そのためには
いろいろな見方があることに
子ども自身が
気づいていくことが
大事なんです。

 

これを
おウチで
ママとの会話で
できるようになります。

 

 

例えば、
「今日の発表、全然できなかった!」
と言われたらすぐに、
「そんなことないよ!」
と言うのではなく、

 

まず、
「そっか。自分では
そう思ったんだね」
と受け止める。

 

そのあとに、
「ママは、最後まで発表したところ
いいなって思ったよ」

 

と、ママから見えた景色を
ひとつだけ伝えてみることで

 

「そんな見方もあるんだ」
と気づく経験を
少しずつ増やしていくんです。

 

受け止めるって、
難しく考えなくて大丈夫。

 

まずは今日、
子どもがネガティブなことを言ったら、
反対意見を言う前に、

 

「そっか、そう思ったんだね」
と一度だけ
受け止めてみてくださいね。

 

アドバイスや注意を少し
封印してみることにチャレンジすると
ママも見える景色が変わってきますよ。

 

 

 

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