朝時間がないと焦って「早くしなさい!」と毎朝怒っても動けないのは、やる気や性格の問題ではなく脳の準備不足かもしれません。この記事では、自分で朝起きて動き出せる子になる「朝型脳」の整え方と、朝時間がラクになる関わり方をお伝えします。
1.早くして!を毎朝言い続けても何も変わらなかった過去
「朝時間がない!」と焦りながら、ママだけがずっと動き続けていませんか?
本当は怒りたくない、もっと穏やかに朝を過ごしたいのに時間がないと余裕もなくなってしまいますよね。
この記事では、「朝時間がない!」を卒業するために必要なお子さんが自分で動けるようになるママの関わり方についてお伝えします。
朝何度起こしてもなかなか起きてこない。起きたと思ったらダラダラして準備が進まない。
「早くして!」「あと何分かわかってる?」「遅れるよ!」と何度も声をかけても動かない我が子についイライラしてしまう。
「うちの子ってマイペースすぎる…」「時間を守れないのは性格なのかな?」と何度言っても動かない我が子にどう対応していいのか悩んでいました。

そんな時に出会った発達科学コミュニケーションを学んで気づいたことは、朝起きても動けないのはやる気や性格の問題だけではなく、脳がまだしっかり目覚めていない状態だということでした。
怒ったり急かしたりするだけでは、その場では行動できたとしても自分で動ける力は育ちにくいのです。
2.朝自分で動けないのは性格ではなく脳の準備不足
お子さんが朝自分で動けないのは、性格よりも“脳の状態”が大きく関係しています。
時間を意識して動くためには、
・優先順位を考える
・順番を整理する
・次の行動を考える
・気持ちを切り替える
・時計を見ながら行動する
など、たくさんの力が必要になります。
子どもは脳の発達途中なので、「今何をするべきか」「あとどれくらい時間があるか」を整理しながら動くことが苦手です。
私たち大人が無意識にやっていることでも、子どもにとってはたくさんの脳の働きを必要とするため簡単なことではありません。
特に朝は、体は起きているけれど脳がまだ眠っている状態になっているお子さんがいます。
脳がしっかり起きていないと、「朝時間がないから急がなきゃ!」と分かっていても、行動が追いついてこないのです。
朝動けない子に多く見られるのが
着替え途中でぼーっとする
↓
別のことに気を取られる
↓
何をしていたか忘れる
↓
行動が止まる
といった流れです。
これは、やる気がないわけではなく脳がまだスムーズに働ける状態になっていないからなのです。
さらに、朝から何度も怒られると、子どもの脳はストレス状態になります。
すると、ストレス状態の脳は「考えて動く」という脳のネットワークの働きが止まってしまい、余計に行動に移すことができなくなってしまうのです。

だからこそ必要なのは、“急がせること”ではなく、“朝に脳をしっかり起こすこと”なんです。
この“朝に脳が働きやすい状態”を私は「朝型脳」と呼んでいます。
3.「朝型脳」になると自分から動き出せる子になる
朝型脳とは、朝に脳がしっかり活動モードへ切り替わり考える・判断する・行動する力が働いている状態のこと。
朝型脳になると
・自分で起きやすくなる
・朝の準備がスムーズになる
・時計を見て動けるようになる
・次にやることを考えられるようになる
など、“自分から動く力”が育っていきます。
朝の時間は大人になっても1日を整える大事なスタートの時間です。
だから自分で気づいて動けるようになることが大切なんです。

朝に脳が動きやすい状態を作ったことで、実際に我が家の子ども達も朝自分で起きてくるようになりました。
さらに、「今は◯時だから着替える」「そろそろ家を出る時間」など自分で考えて行動ができるようになりました!
私の「時間がない!」という焦りやイライラも激減して笑顔で朝時間を過ごせています。
今どうしても朝が起きられない、行動に移せないお子さんは、ママが無理やり動かすことよりも先に朝に脳を起こす関わりから始めるのをおすすめします。
では、どうしたら「朝型脳」を育てられるのか。それは「ママの関わり方」がカギになります。
4.朝時間がない!を卒業できるママの関わり方
朝型脳を育てるのに大切なのは、朝に脳が目覚めやすい環境を作ることです。
例えば、「朝起きたらカーテンを開ける」「朝日を浴びる」「朝ごはんを食べる」など、こうした関わりだけでも脳の働きは変わっていきます。
しかし、ここでぶつかるのは「朝日を浴びた方がいいのは分かっているけど、そもそも起きない…」という悩みです。
実は、朝型脳を育てるために大切なのは、朝日を浴びせようとするよりも先に子どもの脳を目覚めさせる関わり方なんです。
脳がまだ起きていない状態で「早くして!」「なんでまだやってないの!」と指示や注意ばかりされると、子どもの脳はさらに混乱し、自分で動き出しにくくなります。
だからこそ大切なのは、脳がスムーズに活動モードへ切り替わるような声かけです。
例えば、
「おはよう♪起きたんだね!」
「朝ごはんは大好物の〇〇だよ〜」
「着替えの次は何をするんだっけ?」
「時計の長い針はどこかな?」
など、お子さんがポジティブに受け取れるような声かけと、自分から考えて動き出せるような声かけを意識してみましょう。
こうした関わりを続けることで、子どもの脳は少しずつ目覚めやすくなり、自分から動き出せるようになります。

毎朝の「時間がない!」を卒業するために必要なのは、無理やり急かすことではありません。
まずは子どもの脳が動き出しやすい環境を整えてあげること。
その積み重ねが、自分で起きて、自分で準備をする、時間を意識して行動できる力につながっていきます。
ぜひ今日から、朝の声かけを少し変えるところから始めてみてくださいね。
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執筆者:ありむらけいこ
(Nicotto Project 発達科学コミュニケーショントレーナー)
朝起きても動かない子にイライラして怒ると余計に不機嫌になって進まない…それは子どものやる気やママの気合いの問題ではなく、大切なのは「朝どう関わるか」なんです。もっと具体的な方法を知りたい!と思った方は私の電子書籍を読んでみてくださいね。




