今ではすっかり落ち着いた息子が教えてくれたコミュニケーションの大切さ。ADHDグレーキッズの子育てに振り回されて悩んでいるママに届けたい、コミュニケーションを変えたことで変身した息子の記録です。
1.転校をキッカケに学んだ子どもの特性と対応の仕方
我が家の息子は注意欠陥多動性障害(ADHD)グレーゾーンタイプです。
小学校2年生のときの転校がキッカケでADHDグレータイプだとわかりました。
それまではちょっとクセの強い子、ちょっとやんちゃな子で通っていたのですが、転校先の小学校で否定的な対応を受けたことが引き金になり、息子はどんどん荒れて行ってしまいました。
私もそれまで息子がADHDグレータイプだとは知らずにいたので、なんとかみんなと同じようにさせなければと、必死で叱ったり注意し続けていました。
ついには「問題児」のレッテルを貼られるまでになってしまい、どうしていいかわからないと悩んでいるときに出会ったのが発達科学コミュニケーションです。
そこで否定的な対応は息子の特性には合っていないということを学びました。
今ではすっかり落ち着いた息子ですが、まだ私が対応を学び始めたころにあった出来事をお話したいと思います。
2.私の対応一つで敏感に感じ取るADHDグレーの息子
私が発達科学コミュニケーションで息子に合った対応を学び始めたことで、息子はどんどん変わって行きました。
問題児と思われていた大きな原因の怒りっぽさがぐんと減り、勉強にも自分から意欲的に取り組めるようになりました。
そんなある日、私が体調を崩してしまい思うようにすすまない家事にイライラしてしまうことがありました。
体調が悪いことで私自身も余裕がなくて「それくらい自分でやってよ」とか「お母さんだって具合悪いんだから」と息子とのコミュニケーションがちょっとギスギスしてしまったんです。
その後、私の体調が回復してから息子にこんな様子が見えるようになりました。
弟にわざと絡む
宿題を嫌がりなかなか取り組まない
家の中でソワソワと落ち着きなく動く
宿題を嫌がりなかなか取り組まない
家の中でソワソワと落ち着きなく動く
実はこれは全部、息子が「イライラしてる」「たすけて」というサインなんです。
こりゃあしまった!と思っていたら、案の定担任の先生から授業に集中できなかったり、イライラしている様子だと連絡をいただきました。
私の体調が悪かったことが息子にしてみたら不安だったということもあると思います。
見た目は乱暴で落ち着きなく見えるときでも、心の中は本当に繊細なんだな、と改めて感じた出来事でした。
3.そんな風に感じていたの⁈衝撃の息子の本音
今では落ち着いた息子が小学校4年生のときに私に話してくれたことがあります。
「ママー、僕な。本当のこと言うと、この前ママに怒られた時、全然反省してなかってん。」
「(ママに怒られると)なんか僕も腹が立ってしまって、イライラしてしまうだけやってん」
これを聞いたときの私の驚きといったらありませんでした。
必死で私がガミガミ言っていてもただ腹が立ってしまうだけなんて、それはまったく効果がないはずだ…と息子から教えられた気がしました。
こちらとしてはできないところを叱ったり注意したりすることで、本人に気付いて反省して欲しいと思っていたのですが、子どもの本音は全然反省していないし、ただムカついてるだけだったということですね。
それでも反抗期にさしかかった小学生男子がこんなふうに自分のネガティブな気持ちを素直に親に表現してくれるなんて、これほど嬉しいことはありません。
私と息子がこんな関係になれたのは、発達科学コミュニケーションのおかげです。
4.コミュニケーションは丁寧に子どもに合わせる
話は戻りますが、私の体調不良から息子に不調の兆しが見えたことで、その日からまたコミュニケーションを丁寧に行うことに注意していきました。
学校から帰ってきてからスキンシップを多めにとる
褒めの声かけを多めにする
などを特に意識して行いました。
褒めの声かけを多めにする
などを特に意識して行いました。
1週間後、自宅でどんな変貌を遂げたかというと…
弟と仲良く遊び、お世話もしてくれるようになった
宿題を学校で終わらせてきたり、自宅でもスムーズに取り組むようになった
反抗的な態度はなくなり、「ママ大好き!!」ということが増えた
家の中でのソワソワした動きが落ち着いてきた
テストで100点を取ってきた!
宿題を学校で終わらせてきたり、自宅でもスムーズに取り組むようになった
反抗的な態度はなくなり、「ママ大好き!!」ということが増えた
家の中でのソワソワした動きが落ち着いてきた
テストで100点を取ってきた!
と驚きの変化が見られました!
先生からも「最近また頑張って授業に参加していますよ」と報告を受けました。
私自身、こうも変わるのかと驚きました。
たかがコミュニケーション、されどコミュニケーション…あなどれません!
5.親子ともに変われるコミュニケーションの大切さ
息子も今では中学生になり、毎日を楽しく過ごせています。
それでも成長に応じて問題が出てくることはもちろんあります。
そんなときも発達科学コミュニケーションで子育ての軸ができているおかげで、親子ともに乗り越えることができています。
なんといっても、息子が自分の力で考えて行動できるようになったことは大きいです。
そして私自身も自分に自信を取り戻すことができました。
もしもあのとき発達科学コミュニケーションに出会っていなかったら…今でもできていないところを指摘する子育てで子どもにも周りにも振り回されて、苦しい思いをしたままだったかもしれません。
もし今同じように悩んでいるママがいたら、ぜひ試してみてほしいです。
親子ともにワクワクできる発達科学コミュニケーションを、あなたも実践してみませんか?
執筆者:水本しおり
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)
ADHDタイプは本来優しくて思いやり溢れる子どもたちです。その良さを発揮できるかはママとのコミュニケーションにかかっているかも⁉学びたい方大歓迎です♪