そのスルー間違っているかも⁈必要なのは発達障害グレーゾーンキッズに合わせた関わり方

発達障害のお子さんへの関わり方でよく見るスルーするという方法ですが、うまく使えていますか?ただスルーするだけでは効果は半減かも⁈実践した中で気付いたポイントをお伝えします。
 
 

1.発達障害グレーゾーンキッズの困りごとに効く関わり方は?

 
 
発達障害グレーゾーンのお子さんが困った行動をしているときの関わり方として、スルーするという関わり方をご存知ですか?
 
 
このWeb内の記事でも何度も紹介していますし、ネットやSNSを見ていてもその方法はよく紹介されているので知っているよ、という方も多いのではないかと思います。
 
 
この方法はお子さんが自分で考えて行動できるようになるためには有効な関わり方ですが、使い方や、場面に悩む…というお声もよく耳にします。
 
 
スルーしようと思ってもずっとついて来る、スルーしたら余計に癇癪がひどくなってしまった、などやってみたけれど、なんだかイマイチうまくいかなくて結局やめてしまった…という方もいらっしゃるかもしれません。
 
 
 
 
実はこのスルーするという関わり方にはちょっとしたコツがあります。
 
 

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2.スルーするのは理由がある!スルーを使うべき場面とは

 
 
まず、そもそもなぜスルーしなければいけないのかということは理解しているでしょうか?
 
 
発達障害グレーゾーンのお子さんの日常で起こる困りごとは、脳の発達が未熟なことによって起こります。
 
 
脳の発達のせいなので、お子さん本人の意思でどうにかできるものではありません。
 
 
その中でも、苦手さからうまく言葉で表せない、相手に伝えられないといったことが原因の困りごとのときにスルーする関わり方は効果が見られます。
 
 
このときの困りごとは大抵、癇癪や暴言・暴力的な態度などだと思います。
 
 
 
 
こういった場合は、お母さんが反応することが「注目してもらえる」という間違った認識のご褒美になることがあるので、スルーが有効なんです。
 
 
困りごとの内容やお子さんの状態によってはスルーは全く合わないという場合もあるので、見極めが必要です。
 
 

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3.怒って暴れる子どもたちへの関わり方に悩んだ過去

 
 
我が家には注意欠陥多動性障害(ADHD)グレーゾーンの息子と自閉スペクトラム症(ASD)グレーゾーンの娘がいます。
 
 
二人とも苦手の部分が違うので理由はそれぞれなのですが、自分の思っていることを言葉にうまくできなかったり、相手の言葉を受け入れられないときに怒り出したり癇癪を起して暴れたりしていました。
 
 
私も始めは怒ったり暴れたりすることが、自分で気持ちのコントロールができないせいだと思っていたので「そこで怒っても仕方ないでしょ」と正論で諭そうとしていました。
 
 
怒っているときの子どもたちは、こちらがどんなに正しいことを言っても絶対に聞き入れませんし、余計に怒ってしまいます。
 
 
話しても全く聞き入れない子どもたちにイライラしてきて怒鳴り合いになってしまう、なんてこともありました。
 
 
そんなときに「スルーする」という関わり方を知りました。
 
 
今ではこの関わり方をうまく取り入れて、子どもたちが怒り出してもだいぶこちらが振り回されなくなりましたが、うまく行くまでは試行錯誤だったんです。
 
 

4.スルーを成功させる2つのポイント

 
 
我が家で実践した際に気付いたポイントをお伝えします。
 
 

①お子さんとの信頼度はどのくらい?

 
 
スルーするという方法を使うためには、子どもとの信頼関係が必要です。
 
 
子どもがお母さんは自分のことを信じてくれているという気持ちを持てていなかったり、自分自身の肯定感が低いうちはこの方法は反って裏目に出てしまいます。
 
 
お母さんに拒否された!!と思ってしまうからです。
 
 
この状態でスルーしてしまうと、さらに大きな声を出したり暴れたりして注意を引こうとしてしまいます。
 
 
まだその状態だなぁというときはスルーは始める時期ではありません。
 
 

②合った方法を見つけられていますか?

 
 
スルーの方法を使ったときは、その後必ずお子さんが起こした好ましい行動について肯定したり褒めることが必要になります。
 
 
肯定することによって、この行動が良いことなんだ!と認識させたいからです。
 
 
この肯定の言葉やタイミングが、子どもによって受け取り方が違うので要注意です。
 
 
我が家の場合はタイミングがポイントでした。
 
 
ADHDグレーの息子は切り替えが早いので行動を起こしたときに声を掛けると調子が良くなりますが、ASDグレーの娘はそのタイミングだとまた怒り出してしまいます。
 
 
娘の場合は、行動が済んで自分の中で落ち着いたタイミングで声をかけるのがベストでした。
 
 
 
 
いかがでしたか?
大事なのは、まずは子どもをよく観察してできているところを認めてあげることからだと思います。
 
 
言葉もお子さんによって、受け取りやすい言葉が違ったりしますので、どの言葉だとやる気が出るのかなどを探してみてくださいね!
 
 
やってみたけどうまくいかなかった!という方の参考になれば嬉しいです。
 
 
 

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執筆者:しまざきあいか
(発達科学コミュニケーション STELLA*School アンバサダー)
 
 
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