今すぐ知って!発達障害・グレーゾーンの子どもの「グズリ・癇癪」をエスカレートさせない、お母さんのシンプルな対応

  週末、せっかくの楽しい時間にグズグズ・キーキー言われると、つい「いいかげんにして!!」と怒りたくなりますね。でも発達障害・グレーゾーンの子どもには、その対応はNG。「グズリ・癇癪」をエスカレートさせないシンプルな対応をご紹介します。
 
 

 

1.どうして「グズリ・癇癪」が起きるの?

 
 
お子さんと楽しい週末を過ごしていますか?普段、幼稚園や保育園に通われているお子さんは、この時間が楽しみで毎日頑張っていることが多いです。だから楽しく過ごさせてあげたいですよね。
 
 
でもそうは言っても、お子さんとずっと一緒にいてグズグズされたり、癇癪を起こされるとこっちもイライラてしまって、最後には「いいかげんにしなさい!」と怒ってしまったり。せっかく楽しい週末にしたかったのに・・・と落ち込んでしまいますよね。
 
 
では、どうして子どもは「グズリ・癇癪」を起こすのでしょうか?
 
 
 
 
お子さんがまだ2~3歳で小さい場合、コミュニケーションの1つとして癇癪を起すことがあります。それは、「かまって欲しいとき」「自分のやりたいことを通したいとき」「嫌だと感じたりするとき」などです。
 
 
みなさん多かれ少なかれ経験したことがあると思います。でもそれが度を超えてひどいときや、なかなかおさまらないときはどうしようと困ってしまいますよね!
 
 
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2.「グズリ・癇癪」がエスカレートする理由とは?

 
 
ではなぜ、「グズリ・癇癪」がエスカレートしてしまうのでしょうか?
 
 
 
 
ひとつめはズバリ! お母さんの反応や行動がお子さんの欲しい答えになってしまっているからです。
 
 
どういうことでしょうか?
 
 
例えば、スーパーに行ってお子さんがお菓子をねだったとします。でもお母さんは「今日は買わないよ」と約束していました。それなのに大きな声で「欲しい!!欲しい!!」と大泣き。床にひっくりかえって足をバタバタ。
 
 
まわりの視線は気になるし、とにかく今この癇癪をやめさせたい!!そんな理由でお菓子を買って与えてしまいました。
 
 
そうすると子どもはどうなるでしょう?
 
 
「癇癪を起こせば自分のやりたかったことが叶ったり欲しかったものが手に入ったりする!この方法は正解なんだ!」と学習してしまいます。
 
 
違う日にスーパーに行った時、どうなるか、もう分かりますね。子どもはまたお菓子をねだって癇癪を起こすようになります。お母さんがダメと言っても、より強く・長く癇癪を起こすようになってしまいます。
 
 
ふたつめは、子どもが注目を集めたいときです。これは、癇癪だけにかかわらず、他の問題行動がみられることもあります。
 
 
妹や弟が生まれたばかりで、お母さんに甘えたいのに「おにいちゃんだから」「おねえちゃんだから」と言われてしまうと気持ちのやり場がなくなってしまいますね。
 
 
そういうときに、赤ちゃん返りしたり、ダダこねしたり、騒いだり。何か怒られるようなことをすればお母さんが「注目してくれる・反応してくれる」と学習しているので行動はますますエスカレートします。
 
 
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3.発達障害・グレーゾーンの子どもの「グズリ・癇癪」をまるっとおさめる!お母さんのシンプルな対応

 
 
では発達障害・グレーゾーンの子どもの「グズリ・癇癪」にどう対応すればいいのでしょうか?
 
 
答えはとってもシンプルです。それは「取り合わないこと(スルーすること)・褒めること」です!
 
 
 
 
ですが、ここで注意して欲しいのが「取り合わない=スルーしっぱなし」にはしないで欲しいということ。
 
 
例えば先ほどのスーパーでのお話。この場合正解は「いくら泣いても買わずに帰る」ということになります。
 
 
よくない行動は取り合わず(買わないと約束したのに買うと言って泣いている)、
 
それをやめられたとき(泣くのをやめる)や、良い行動をしたとき(買うのをガマンできた時)は思いっきり褒めてあげることが大切です!
 
 
いかがでしたか?子どもの成長のいちばんのお守りはお母さんの「褒め」です。毎日の「褒め」の積み重ねで「グズリ・癇癪」への対応はラクになっていきますよ!
 
 
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執筆者:水本しおり
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)
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