発達障害グレーキッズのこだわりが強いところを武器にする!子どもの可能性の広げ方

子どものこだわりが強いことが原因でトラブルになってしまうことに困っていませんか?発達障害グレーキッズは特性によってこだわりが強いことがあります。だけどそれは子どもの素敵な才能です!
 
 

1.みんなとのギャップからトラブルになりやすかった昆虫博士の息子

 
 
我が家の注意欠陥多動性障害(ADHD)グレーゾーンの長男は昆虫が大好きです。
 
 
小さいころから虫への関心は並々ならぬものがあり、みんなから「昆虫博士」と呼ばれるほどでした。
 
 
虫への探求心が強く、歩く百科事典かと思うくらい虫のことなら良く知っていてなんでも答えられる!というレベル。
 
 
また、かわいがり方も独特で、虫に頬ずりしたりするなど虫へのスキンシップが過ぎるのでは…と感じられることもありました。
 
 
この虫への関心はただ好きなだけなら良かったのですが、虫好きが災いしたトラブルが山ほどあり、困りごとの一つになっていました。
 
 
なぜかと言うと、お友達が虫を気持ち悪がったりすると、「気持ち悪くない!!」と怒り相手が「かわいい」と言うまで絡んでしまったり、虫についての知識を興味のない人に向かって延々と話し続けてしまったりするからです。
 
 
お友達にとってみればどうでもいいことでも、長男にとっては一大事!
 
 
そのため、お友達が「これくらいいいだろう」と思って言ったこと・やったことが、長男の逆鱗に触れてしまいケンカになったり言い合いになってしまっていました。
 
 
 
 
ちなみに、私は虫が大の苦手です!
 
 
世間でよくお母さんが虫を嫌がっていると子どもも虫嫌いになるという話を耳にしますが、あれは我が家では全く通じませんでした…。
 
 
ただでさえ虫が苦手なのに、子どものトラブルにまで虫が関係してくるなんて、本当に恐ろしい!!と思ったものです。
 
 

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2.発達障害グレーゾーンの子どものこだわりが強いのは特性によるもの

 
 
長男のように一つのことへの興味関心が強くそれについてならこだわりを持っていくらでも覚える、というのは発達障害やグレーゾーンの特性によるものです。
 
 
最近、映画のモデルにもなったさかなクンのお話をご存知の方も多いのではないかと思いますが、発達凸凹キッズは苦手でできないところがある一方で興味のあることならどんどん吸収していけたりします。
 
 
ほかにもよく聞くものに電車、数字、形(フォルム)へのこだわりなどがありますよね。
 
 
発達障害かどうかに関わらず、誰にでもこだわりはあるものだと思います。
 
 
ところが、発達に凸凹があると長男のようにそのこだわりが強すぎたり、衝動性の強さからトラブルにつながってしまうことが少なくありません。
 
 
こだわりが強いことによるトラブルはなかなか理解してもらえないことも多いです。
 
 
 
 
長男も急に激怒するのでみんながキョトンとしてしまうことがよくありました。
 
 
そのため「あんなささいなことで怒ってる」とか、「何もやってないのに急に怒られた」と言われてしまっていました。
 
 

では、トラブルを回避するためにはこだわりを弱めるようにしていけばいいということでしょうか?

 
 

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3.こだわりが強いことは困りごとじゃない!子どもの可能性の広げ方

 
 
多かれ少なかれ、発達に凸凹があるお子さんは普段の生活の中で自分の「大好き」「得意」など、それらに関する「思いの強さ」理解してもらえない経験をしています。
 
 
それは、学校などの家庭の外では仕方のないことなのかもしれません。
 
 
だけど、お子さんの一番近くにいるお父さんお母さんが「大好き」「得意」「思いの強さ」を理解しようとしてくれるだけで、お子さんは安心します。
 
 
もしこだわりに関わるトラブルが起きてしまったとしても、そのことに注目して叱るのではなく、まず「どうしたの?」「いま、どんな気持ち?」お子さんの思いを聞いてあげることから始めてあげてください。
 
 
そうすると、本人がなぜトラブルを起こしてしまうことになったのか、意外な理由がわかることもあります。
 
 
我が家の長男の「昆虫のことだったら誰よりも熱い気持ちを持って夢中になることができという、この素敵な才能は誰にでも授けられているわけではありません。
 
 
親バカだと思われるかもしれませんが、私は長男のことを現代の「ファーブル先生」だと思って応援しています。
 
 
 
 
そして、このこだわりを武器にして将来は自分に自信を持って活躍して欲しいと願っています。
 
 
日本では「うちの子なんて〜」と謙遜することが美徳とされていますが、親が子どもを自慢に思うことはなにも悪くないと思います。全力で親バカで良いと思うのです。
 
 
こだわりを困ったものと決めつけないで、きらきら輝く可能性を発掘してあげたいですね!
 
 
 
 

お子さんの近くにいるママが二次障害を理解すれば悪化を防げる

 
 
執筆者:水本しおり
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)
 
 
こだわりの強さだけでなく、発達障害・ADHDグレーキッズたちにはたくさんのいいところがあります。叱るしつけで抑えつけるのではなく、その良さを引き出す子どもに合った関わり方を知りたいと思ったら一度ご相談くださいね。
 
 
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